"the Akasakan diary"    ~リトル君の赤坂日記

●プラハの夜は暖かく (12月4日)

 夜、偶然テレビをつけたら某公共放送がチェコのプラハから生中継をしていた。時差は8時間ほどだろうか。ちょうど昼前の町を流れるブルタバ川(モルダウ川)に明るい日差しが映えている。

 突然、卒業旅行で行った時のことがよみがえった。ちょうど湾岸戦争の真っ只中。そのあおりで飛行機が危ないという噂が広まり、友達と二人で行くつもりが一人になってしまったのだが、ヨーロッパは日本人が少なくてとても快適?な旅になった。モスクワからウィーンにはいり、そこでユーレイルパスを買い、東ヨーロッパ(当時はそう呼ばれていた、ていうか今もそうかな)に入った。
 
 真冬の2月。最高気温も氷点下が普通だった。寒いのが大の嫌いな僕だったのだが、不思議なことにそれはそれで旅情をかきたてるというものなのか、あまり気にはならなかった。プラハの町はウィーンやブダペストに比べるとこじんまりとしていて、古びた印象が強く歴史を感じさせた。古くからある町の広場のからくり時計は14世紀だかのもので、かなり古いものだったと思う。時報の時間になると広場は観光客で賑やかになった。

 テレビ画面には王宮やカレル橋が映っている。正直王宮の印象は余りないのだが、カレル橋は良く覚えている。確かヨーロッパ最古の橋だったと思う。橋の両側には見事な彫刻が並んでいてかなりかっこいい。テレビでもやっていたが、橋はとても長くて、昼間は絵描きや歌手やら大道芸やらがたくさん出て人通りもとても多い。露店が並ぶわけではないけど、イメージ的にはアメ横みたいな感じかな。放送では小船でカレル橋を下から見上げている。これは見たことのない景色で自分も乗ってみたいなと思う。川から眺めるプラハの町並みは、やはり美しい。

 でもプラハで一番良かったのは夜のカレル橋だった。残念ながらテレビでは生放送なのでやってなかったけど、ライトアップされてこれがまたいいのだ。とにかく日が落ちると急に寒くなるのだけど、そういう時に橋のたもとの屋台でやるホットワインが実にうまい。吐く息とグラスから立ち上る湯気がまざりあう。ワインを温めるということは考えたこともなかったが、旅のなせる業なのか、甘いけれどもおいしい。橋の上はたくさんの人が行きかい、適度なざわめきが気持ちよい。なんとなく、年の瀬の商店街のような、じわじわとあったまってくるような、そんな光景だった。
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by redhills | 2004-12-04 22:59 | 日記
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赤坂日記・・・赤坂在住の"Akasakan" リトルが、東京のへそで日々の思いを綴る。
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