●真実はどこに? (その2)
③ですが、実はそれ以前に考えなければならない点があるのですよ。それがこの争いの根深さを理解するうえで重要なのです。それは、そもそもNHKが放送しようとしていた番組の内容についてです。実はこれがひじょーに政治的にプンプン臭ってくるシロモノだったんですね。
この番組、市民団体などが主催した、第二次大戦中の従軍慰安婦についての天皇と日本軍の刑事責任を追及するという、私的裁判(らしきもの)を、ありのままに伝える、というのが制作者の本来の意図であったらしいのです。しかし、産経新聞が報じている通り、この裁判らしきものは、すでに東京裁判で裁かれたことを蒸し返すものであり、被告(昭和天皇や日本軍)はおろか、弁護人もいない中、検事と称する人たちが一方的に被告の罪状をあげつらい、断罪するという、到底公正であるとは考えられないものであったのです。おまけにご丁寧にも、傍聴者には「主催者の趣旨に同意する」旨の誓約書を予め書かせるという徹底振り。主催者の顔ぶれを見れば、初めに結論(有罪)ありきというシロモノであったわけです。 果たして、このようなイベントを「ありのまま」放送することは「公平で公正な」報道であるのでしょうか。ここは重要な点だと思います。公正性を疑う要因はまだあります。この番組はNHKが子会社に制作を委託し、さらにそこから民間会社に孫受けされていたのですが、あろうことか、子会社のプロデューサーが当イベントの主催者の一人であったというのです。これはどうみても公正さの担保に疑問が付きます。もしも自分がNHKの編集者であったなら、まちがいなくこの番組をそのまま流すことは「偏向報道」になると判断したでしょう。 ④さらにさらにです。今回4年前の話が突然降って沸いたのには、ふかーいワケがあるという反撃を、安倍氏が開始したのだ!どういうことかというと、平たく言えば、「北朝鮮が裏で糸を引いている」というのです。これは爆弾発言!!しかし、これを荒唐無稽と笑えないのがコワイ。根拠があるのです。 というのも、この私的裁判に登場した検事役の人物の中の2名が、実は北朝鮮の工作員であると日本政府が認定した人物であったという!現在彼らはビザの発給を認められておらず、日本に入国することは出来ない状態にあるというのでひと安心(ほっ)。 ではなぜ今か?安倍氏いわく、まずこの問題で国会審議をさせることで、北朝鮮に対する経済制裁について審議する時間を奪う、また、拉致問題で劣勢にある世論を逆転させるために、反北朝鮮の急先鋒である、安倍、中川両氏をスキャンダルで追い落とそうとしたのだ、というわけ。ね?生臭いでしょ?これが事実かどうかはそれこそ闇の中なのですが、状況証拠ならあるんです。記事を書いた朝日の記者です。彼は以前から北朝鮮と深い繋がりがあり、問題の工作員(?)ともつながっていたのです。そして、社会部記者として安倍氏の周辺を取材していたというのです。さらに、今回涙の記者会見をしたNHKのプロデューサーの横にいた弁護士は朝日新聞の顧問弁護士だということがわかっているわけです。想像をたくましくすれば、北朝鮮→朝日新聞→NHKプロデューサー、という流れが感じられるというわけです。あくまで憶測の域ではあるわけですが(なお、朝日新聞には記事捏造の前科があるのですが、ここでは長くなるので触れません)。 なお、NHKが海老沢会長の進退問題を抱えているという時期も好都合であったと考えられるのです。安倍氏はさらに、今年が教科書採択の年であることも北朝鮮側の焦りを呼んだのではと、もう、かなり大胆発言のオンパレード!いいのかね、そこまで言っちゃっても?他人事ながら心配になったりするのですが・・・。(続く)
by redhills
| 2005-01-18 08:20
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