"the Akasakan diary"    ~リトル君の赤坂日記

●ハン・ソッキュとソル・ギヒョン

 ちょっと遅くなったけれども、韓国映画特集の感想を。

 21日の金曜日、「グリーンフィッシュ」と「ペパーミントキャンディ」を見た。前者は1997年、後者は1999年の作品で監督はどちらもイ・チャンドン。
 両作品とも良い映画なのだが現在の韓国映画ほど洗練されておらず、過渡期の韓国映画の持つ、一昔前のテイストが味わえた。印象としては、香港映画のノリに豊かな自然がミックスされた感じ。
 香港映画のノリというのは、都市の中での場面。やたらと雑然としていて全体に湿度が感じられるところ。ただ、どちらもそうだが(特に後者)登場人物の極端な感情表現は少し異質に感じる。とにかく主人公がやたらと大声で叫ぶ、やたらに殴りあったり蹴り合ったり、暴力シーンが多い。こんなところは韓国独特のものを感じさせる。
 それと、どちらも鉄道が出てくるのだが、そのシーンがとても美しい。電化されていないためにレールが深い山並みや田園の中にスーッと伸びていて、思わず吸い込まれそうになった。直接訪れて見たいと思う景色がいくつも出てきた。やはり列車の旅はいいなぁ。
 あと、80年代~90年代の韓国の風俗(古い町並みや庶民の生活)がとても良く描かれていると思った。ここ4、5年の韓国映画でも同じ時代の描写は出てくるが、どんなに金をかけて作っていても、この両作品に勝るものはなかった。それくらい、質感があって人々の顔つきもまさに、少し前の人たちといった風情で素晴らしかった。おそらく、こういったロケ地はもうないのだろう。韓国も90年代以降、町並みなどが急速に変わりつつあるのだろうと感じた。
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by redhills | 2005-01-24 17:02 | 映画
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赤坂日記・・・赤坂在住の"Akasakan" リトルが、東京のへそで日々の思いを綴る。
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