"the Akasakan diary"    ~リトル君の赤坂日記

●関西弁とじゃこおろしの味

 土曜日。仕事が意外と早く5時前に終わる。そこで、まだ間に合うので「新文芸座」へ。「ジョゼと虎と魚たち」「珈琲時光」。実はこの2本は見たことがあるのだが、もう一度見ようと思った。「ジョゼ」は妻夫木&池脇千鶴なのだが、もう一度見たいシーンがあった。「珈琲時光」は小津生誕100周年のワールドプレミアで見たのだが、ホウ監督の編集がその数十分前までかかった末の上映で、公開までにはさらに手が加えられるだろうということであったのでもう一度見たかった。

 「ジョゼ」はやはり良かった。関西弁が好きな御仁は池脇の演じるジョゼに惚れてしまうだろう。僕の聞きたかったセリフ、「『帰れ』言われて帰るような奴は早よ帰れ・・・うそや・・・おって・・・帰らんといて・・・このままずっとおって・・・」。くぅ~~、いいねぇ、男ならこんなこと一度は言われてみたいねぇ! そして、切ないねぇ。ジョゼの気持ちが。
 まぁ、性的表現が過剰な気がする点と、主人公の男が福岡出身なのになんで標準語なのかという疑問を除けば、ちょっと女たらしだけどワルでもない大学生を演じた妻夫木クンもフツーっぽかったし、ラストの二人のそれぞれのシーンも良かったし、ギャグも適度に散りばめられていて、気持ちよいです。ただこれを障害者の映画として見るのはやや違うと思う。その視点が入るともっと悲惨で重いものにならざるを得なかっただろうし、それだったら、「オアシス」にはちょっとかなわない。

 「珈琲時光」はまず編集の結果、萩原聖人の出番が余りにも減ってしまったのに同情の念を禁じ得ない。あれじゃ友情出演のチョイ役だって。あちこちに散りばめられた小津へのオマージュは小津ファンならばニコリとするわけだが、知らない人にはもちろん分からない。何事も起きないというストーリーもその内に含まれるのだろうが、それにしても、印象的な場面やエピソードも無いためにのっぺりとした印象となってしまった。
 小津との共通性という視点で語られることも多いホウ監督の小津との違いなどはとても面白いテーマではあるのだけど、それを書いたら大変なのでまた機会があればということにしたい。でもこの作品に出てくる御茶ノ水駅の前を流れる川の流れのようにゆったりとしたこの映画のペースが心地よい人には良いだろうが、それ以外の人にはしんどいと思った。

 10時を回って映画館を出ると急に腹が減ってきた。直前にカレーライスを食べたのだが、どうしても食べたくなる。どこにしようかな。定食が食べたいので「大戸屋」にする。前の席の女の子3人組が偶然にも関西弁なのが心地いい。「珈琲時光」で母親役の余貴美子が作る煮物がうまそうだったので煮物にしたのだが、メニューにあった「じゃこおろし」見た途端に、無性にじゃこおろしが食べたくなって追加注文。醤油をたっぷりかけてご飯と一緒に食べる。うん、美味い! じゃこおろしだけでご飯をほとんど食べてしまう。なぜかメインディッシュが残ってしまったのだが、煮物は煮物でパクパク食べた。しかし、じゃこおろしご飯の美味かったこと! まさに、小津の「お茶漬けの味」だ。

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by redhills | 2005-03-06 23:28 | 映画
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赤坂日記・・・赤坂在住の"Akasakan" リトルが、東京のへそで日々の思いを綴る。
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