"the Akasakan diary"    ~リトル君の赤坂日記

●ある在日本中国人留学生の意見

 あるメルマガに載っていた在日本中国人留学生のコメントです。いろいろと考えさせられるところがあるので少々長いですが、引用させてもらいました。


 『日本人は「反日」中国人という言葉を使うが正しくは「恨日」である。中共は中国近代史をほぼ80%以上(実質的には中共の視点から書いたと考えれば、現在の中国の近代史はすくなくとも99%)を歪曲し、異常というほど過剰に「屈辱感」を歴史教科書に投影させた。それにより、中国の若い世代は「屈辱感」に燃え、さらに過剰なコンプレックスにより、アメリカに留学してアメリカを批判し、日本に留学して日本を嫌う。
 人間と人間との付き合い、さらには国と国との付き合いはお互いに認め合い、お互いに尊重し合うのが基本だが、今の中国人はなかなか日本・日本人を認める勇気もなけらば、度量もない。
 
 日中の付き合いは単純に考えても2000年間の交流史だとも考えられる、これは日米の付き合いより10倍以上長い。長い歴史の付き合いの間、中国が日本を直視し、客観的に認識したのは、日清戦争後と日露戦争後だといえる。

 日本の古典を学ぶ者として個人的な狭い見識から言えば、古代の中国の歴史書が「野蛮人」的な扱いで日本人を紹介しているところから、中国人の対日観の歪みが始まる。この点について、日本の研究者は単に「中華思想」だという認識で批判しがちだが、もう少し冷静に考える必要があると思われる。日本の古典に興味をもつ中国人である私が、一つの提案として考えるのは、「例えば物の考え方として、日本人が漢詩を中国から学んだだけにとどまらず、難しい漢詩を中国人に負けずに日本人が作ったところに古代日本人の智慧とセンスを再発見し、古代日本人が優秀であったと認める必要があり、それが中国人の対日観の出発点になったら、中国にもっと「知日派」が増えると思われる。」ということである。

 「中国人と日本人は天敵ではない。日中とは「水と油」の関係だ」と称し、永遠に仲良くなれないと説いている学者もいるが、それは中国人と日本人の智慧に対する侮辱である。近代にフランスとドイツが悲惨な戦争を沢山したにもかかわらず、和解への道を歩んだ。多くのややこしい問題は中共の対日外交戦略にある。日中が仲良くなるには、「中共」の問題を解決し、最初に中国人民に本当の「悪魔」はアメリカでも日本でもなく8000万以上の中国人を殺した中共であることを先に認識してもらう必要がある。

 何年か前に在日の中国人留学生の生活を追ったドキュメンタリー「我々の留学生活」が中国のCCTVで放映されたとき、30%以上の視聴率だった。中国で大きな反響を呼び、多くの大学で討論会がおこなわれ、町中で議論になった。討論が盛んになったテーマの一つは、ドキュメンタリーに映っている日本人は皆やさしかったからである。
 多くの中国人は自分たちが今まで認識した日本人とドキュメンタリーに映っている日本人とのギャップに驚いた。中国人は生まれながら、日本人を嫌うことはありえなく、日本人を嫌うように教育を受けただけである。』


 国家によるイメージ操作というのは、20世紀に入り情報化が進むなかで起こってきた重大な問題です。インターネットが反権力、分散型メディアとしてその突破口になるという希望もありますが、現実はまだまだです。特に、中国などの非民主国家では国民が誤ったイメージを国家から与えられる傾向が顕著です。
 また、民主国家であるはずの韓国も実質的には親日的な発言が出来ない状況であり、さらに今度は親日的過去や発言を立法措置によって取り締まる動きが出てきています。言論の自由のない社会は民主国家とはいえないでしょう。イデオロギーの呪縛が去ったと思ったら、民族主義の呪縛が東アジアを覆ってきています。憂慮すべきことだと思います。

 いつの世も、被害者となるのは一人ひとりの国民なのです。
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by redhills | 2005-03-28 16:10
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赤坂日記・・・赤坂在住の"Akasakan" リトルが、東京のへそで日々の思いを綴る。
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