"the Akasakan diary"    ~リトル君の赤坂日記

●「デビルマン」体験記(3)-冴えわたる台本と演出-

 さて「デーモン特捜隊」登場なんですが、これマジヤバイ。ヤバスギル。白づくめの車に白づくめの男たち。あれ? これってスカラー波の人たち? って笑えるのもわずかの間。問題は車にデカデカと書かれたマーク。ユダヤの象徴であるダビデの六芒星の真ん中に何と十字架が!!

 うわー、こんなマークよく使ったな。シラネーよ、おらシラネーよ、誰に何言われてもシラネーよ。しかも奴ら、デーモンが出た家にそのマークをベタベタ貼っていく。・・・おい、那須&カミサンよ、もうちっと歴史をお勉強した方がいいぜ(ちなみに那須は東大経済学部卒)。こんなシーン、ヨーロッパじゃ絶対上映できないだろ。ちょっと前にあった映画で「戦場のピアニスト」ってあったろ。カンヌ映画祭でパルムドールとった映画。そん中に似たようなシーンがあったろ。え? 観てなかった? じゃぁ、すぐ観ろ。でももう手遅れだがな。

 デーモンマークで一杯のミーコの家。案の定、絵に描いたようなボロ家だ。ミーコは貧しい育ちなのでした。ミーコの家に不動と美樹がやってきたところに、車が一台やってくる。ほんとはどうでもいいシーンなんだが「小林幸子」が登場するので書いておく。いや、中身は無い。登場したので、みなさんにご報告。
 続いて何故か教会へ向かう二人。ここで牧師役の永井豪先生登場!(もちろんご報告)。二人は教会で結婚だの子供だのしゃべってるが、小学生のたわ言にしか聞こえないので省略。

 シーンは変わって、デーモン特捜隊がデーモンのアジトを急襲する場面。しかしマスコミにはばれていて実況中継なんかしてる。なぜか飛鳥は不動を連れてその様子をうかがっている。ある建物を包囲する特捜隊。と、真ん中のドアから人が1人ずつ出てくる。どう見ても人にしか見えないんだが、たちまちのうちに蜂の巣になって倒れていく。??こんな無抵抗な人たちを虐殺していいの? それにこの人たちほんとにデーモンなの? デーモンなら何で変身して戦わないの? いや、そもそも何で表玄関から1人ずつ「こんちわ~」って出てくんの? ここでカメオ出演5人目、KONISHIKI登場! やっぱり正面玄関から登場。そんで撃たれながら「デーモンバンザイ」と2回叫び両手を挙げて倒れました。おつかれ~。

 その後、不動の声で世界で戦争が起こったとナレーション。お~、そりゃぁ大変だ。なのに人類を守るはずのデビルマンこと不動は美樹の父と仲良く稲刈りなんかしてる。ここでまたもや衝撃が!! 美樹父、不動の腕に奇妙なウロコのようなものを発見。もしやデーモン!? その瞬間、不動、空を見上げ「ほわ~~~~ん」と「鳴いた」!? 美樹父、立ち上がり、「俺は変わらんよ」 不動「おとうさん」 美樹父、だまってうなずく。

 ほわ~~~~ん? 俺は変わらんよ?? おとうさん???

 もはやこれは、演出である効果を出そうとしているとしか思えない。つまり爆笑効果だ。那須&カミサンよ、さすがだよ。俺、そこまでわからんかったよ。つまり、これは壮大なギャグなんだな? 10億円かけて、日本マンガ史上に残る名作を使って観ている俺たちを笑わそうとしてるんだよな? そうだよな? 恋人の父親(しかも同居しているくらい仲が良い)に自分が人間ではないということがバレテしまった! どうしよう!? そのときどうするか? そう、ほわ~~~~んと空に向かって唸るのだ! いやぁ、新解釈だよ。そして娘の恋人の驚愕の事実を知ってしまった父親が、俺は変わらんよって・・・いーのかよ! 変わらなくて! 娘がバケモンと付き合ってんだぞ! 少なくとも悩めよ!! そんでもって、その娘の恋人のバケモンがいきなり「おとうさん」だと!! いいのか、おとうさんで? こいつはお前の息子なのか? 黙ってうなずいちゃっていいのか? すばらしい、素晴らし過ぎる台本&演出だ。もう何も言うことはない。

 またまたショッピングモールで銃撃戦。そしてお約束のボブニュース。世界から日本へミサイルが打ち込まれたそうだ。そんな時に不動は家に帰って美樹といちゃつく。ミサイルが飛び交う中ラブラブな二人。いい根性だ。

 ミーコとススムが逃げ出してなぜか牧村家に身を寄せることに。さっそくおままごと開始。その中で必死にまともな演技をしているミーコとススムが空しい。でもどうでもいいので略。翌日、特捜隊が嗅ぎ付けてきて、土砂降りの中2人は逃げ出す。残った牧村家の3人と不動は拘束され庭で尋問を受ける。あれ? 雨やんでらぁ。ヘンなの。ま、いっか。えっと、どこまで行ったっけ? あ、その後ね、不動が1人だけデーモンだということで捕まって連れてかれちゃうんですね。美樹との涙の別れらしい場面があったな、ウン。

 その夜。牧村家に暴徒の群れが。あ、もうそこですか。いよいよですね。迫る暴徒を前に、牧村夫妻、美樹を2階へ行かせた後、最後の会話を交わす。これから殺されるかもしれない夫婦が戦いを前に何を語るのか、興味深いシチュエーションです。心して読んでください。

 妻 「1つだけ聞かせて。あなた、浮気したことある?
 夫 「無いよ、ずっとお前一筋だったよ
 妻 「ウソでも嬉しい

 これが那須&カミサンの考えた夫婦の最後の会話である。すごいよ、もうあんたらにはお手上げだよ。ま、その後あっさり二人ともやられちゃうんだけどね。宇崎&阿木夫妻、お疲れさんでした。たくさん笑わせてもらいました。
(続く)
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by redhills | 2005-05-23 17:54 | 映画
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赤坂日記・・・赤坂在住の"Akasakan" リトルが、東京のへそで日々の思いを綴る。
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