"the Akasakan diary"    ~リトル君の赤坂日記

●バルサの冒険・その1 「雪辱」~vsチェルシー(4)

<第2戦へ>
 アウェーでの第1戦、バルサは逆転で勝利を収めた。昨年とスコアは同じでも、今年は昨年と逆で初戦がアウェーであり、そこで2ゴール挙げたのだから我がバルサは圧倒的に優位に立った(2戦の合計スコアが同じ場合、アウェーゴールの多いほうを勝者とするため)。
 で、やはりというか、モリーニョ、いろいろと難癖つけてきた。問題となったデルオルノ退場について「メッシは演技が上手い」「(11人で)プレーをさせてくれ」などと文句をたれている。まずデルオルノのプレーについて反省しろよ。ま、揺さぶりだろうし、こちらとしちゃ相手にしないのが得策だけどね。

 2週間後の3月7日、第2戦。舞台はカンプ・ノウ。ラポルタ会長就任後最多となる98436人の大観衆が詰め掛けた大一番。バルセロニスタの胸に昨年の悔しさが蘇る。何故かフジが放送しないのでケーブルのバルサTVで見る。実況倉敷、ゲスト解説金子のおなじみの二人。サッカー専業でやってるしバルサ贔屓でやってくれるので心地よい。

<ゲームの目的は何か>
 先発メンバー。チェルシーは左サイドバックにギャラスが復帰し、中盤はグジョンセンではなく、ダフが入って左サイドのアタッカーに、その代わりにロッベンが真ん中、そして1トップはドログバできた。バルサは前回と変更なし。自信あり、てか。
 まずバルサはにとっては優位に立っているから無理に攻め立ててカウンターを食らうことが一番怖い。チェルシーにとっては、勝ち抜くためには2点取らないといけない。おかしな気もするけど、バルサに1点取られてもその状況に変わりは無いわけだ。

 というわけで、カウンターサッカーのチェルシーが攻めねばならず、バルサは敢えて勝ちに行く必要は無いということで、両者の立場はかなり異なっている。バルサはそれを十分に分かっており、ボールを支配しつつもカウンターに備えて両サイドバックの攻め上がりを控え、慎重な立ち上がりを見せる。
 アフリカ最優秀選手を2票差でエトオに取られたドログバのライバル心はすごいのだが、不発。23分にメッシが負傷退場するというアクシデントがあったが、代って入ったラーションがすかさずシュートを放つなど、ゲームの大勢に影響は及ぼさない。それよりも、第1戦で大いにバルサを苦しめたロッベンの左サイドからの攻撃が無いのでとても守りやすい。モリーニョの企みが見えない。何を考えているのか。やや膠着状態のゲームなのだが、ロナウジーニョの楽しいプレーが試合を飽きさせない。

<後半>
 ようやく後半になってモリーニョが動く。ドログバをクレスポに、ダフをグジョンセン
に代え、ロッベンを左サイドに。しかし、バルサはボールを支配し続けてチェルシーの攻撃のチャンスを与えない。数少ないその芽も、ロッベンのカウンターにはオレゲルだけでなく、デコやエジミウソンがフォローに入ることで、ランパードやグジョンセンからのクレスポへのパスもデコやモッタの早いチェックとプジョルやマルケスの体を張ってのプレーで潰してゆく。スコアレスのまま時間だけが過ぎてゆく。

 試合が動いたのは77分。エトオとのパス交換からロナウジーニョがフリーでドリブルを開始。あっという間に加速し、最後には、なんとテリーを吹き飛ばしてGoooooooal!!!すごい!ロナウジーニョがそのドリブラー、ストライカーとしての能力を爆発させた、圧巻のゴールだった。強さと上手さ、美しさが一体となったプレーだった。
 モリーニョはフートを投入してハイボールでの勝負を挑むが効果が無い。最後に妙な判定からチェルシーがPKを決めたが、その直後に笛が鳴る。こうして合計スコア3-2でバルサは雪辱を果たした。とても安心して見ていられた、非常に満足の行くゲームだった。

<何が違っていたのか>
 さて、昨年と比べて今年は何が違っていたのか。いろいろあるけれど、最大の違いはディフェンスだと思う。とにかくディフェンス力がグン、と上がった。最終ラインの安定感はまだまだだけど(特に右サイドとかハイボールへの対応とか)、前線から中盤の守備への意識が高く、チーム全体での組織的なチェックが機能し、それが試合終了まで途切れなかった。フォワードのエトオやメッシ、ラーションも労を惜しまずにボールを追い、デコやモッタ、エジミウソンもランパードやマケレレらボールの出所を押さえ込んだ。特に素晴らしいのはボールを奪われた直後の守備への切り替え。たちまち2、3人で相手を囲みこんでボールを奪ってしまう。日本がお手本にしたいプレスだった。

 試合後のコメント
 ライカールト 「非常に戦術的な試合だった」
 ランパード 「バルサに優勝してほしい。どこよりも魅力的なサッカーをしている。歴史に名を刻んでいる最中だろうね」
 デコ 「これまでで一番満足できる試合だった。僕らは成熟したチームであるということを示せた」

 そのとおり、バルサが成長したことをはっきりと示した一戦だった。
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by redhills | 2006-06-01 14:37 | サッカー
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赤坂日記・・・赤坂在住の"Akasakan" リトルが、東京のへそで日々の思いを綴る。
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