"the Akasakan diary"    ~リトル君の赤坂日記

●勝ち上がるために(前編)

 大会も半分を消化し、グループリーグは各国も残すところあと1試合というところで、今後の展望をしてみよう。今回は前編ということで、グループAからDまで。

 まず大前提として、ワールドカップに出場した32カ国のうち、優勝する力があると考えられ、またそれを実現可能な目標としている国と、それ以外の国とではグループリーグでの戦い方は全く異なるわけで、ここでは、主に前者について、置かれている現状と、今何を考えているのか、に焦点を当てて考えてみたい。

 その前に、一般論としての彼らのグループリーグへの臨み方なのだが、グループリーグ突破は最低限のミッションであり当たり前として、それに加えて、トーナメントでの戦いに備えるため、①できれば1位で通過すること、②けが人を出さないこと、③トーナメント1回戦での出場停止者を出さないこと、④最初からトップコンディションに持っていかないこと、を同時にクリアしようと考える。あと、あの国以外はもう1つ、⑤できるだけブラジルと当らないようにすること、を考える。では各グループごとに見ていこう。

グループA---開催国の意地

 ここは、ドイツとエクアドルが突破を決めており、直接対決を残している。ここで勝って1位となるか負けて2位となるかの違いは大きい。それは、⑤のせいである。ぜひとも勝って1位となり、決勝までブラジルと当らないようにしたい。

 勝ち点は6で同じだが、得失点差でエクアドルが上回る。開催国のプライドもあり、ドイツは引き分けを狙わずに勝ちにくるだろう。もちろん、開催国は有利だろうが、今大会でのエクアドルの試合巧者ぶりは際立っている。ドイツ最終ラインのあの不安定振りでは、8、10、11番の速攻に失点する可能性は大きい。それを防ぐためには、左サイドバック、ラームの攻撃参加と、ボランチのフリングスの働きが重要になるだろう。ポーランド戦をもつれさせた主犯であるクローゼとポドルスキは、チャンスを確実にものにしなければならない。バラック、オドンコル、メツェルダーの3人は警告を犯さないように注意しなくてはならない。

グループB---勝たないほうが良い?

 イングランド(勝ち点6)が勝ち抜け、残りの椅子をスウェーデン(同4)とトリニダード・トバゴ(同1)が争うという構図だが、初出場でW杯未勝利のトリニダード・トバゴがパラグアイに勝つ可能性は低く、直接対決するイングランドとスウェーデンによる、1位抜けをかけた激突となると思われる。

 引き分けでも1位になれるイングランドの優位は動かないが、2試合の戦い振りはとても褒められたものではない。しかもイングランドは38年間スウェーデンに勝てていない。これからのことを考えても、先発出場が濃厚なルーニーの爆発が必要だ。一方、スウェーデンもエース、イブラヒモビッチが怪我で欠くなど、評判の攻撃が影を潜めている。お互いにプレースタイルの似た者同士の、面子を賭けた戦いになると思われるが、⑤の条件からすると、実は2位抜けの方が都合がいい。さらに、もしグループAでドイツが2位になったなら、ドイツと当らないように、是非とも2位になるべきだろう。特にスウェーデンからすれば、引き分ければグループリーグ突破&2位抜けを決められるわけで、ゲームの流れによって戦い方は変わってくるだろう。ジェラード、ランパード、クラウチ、ラーションらは警告に注意。

グループC---真剣勝負はご法度?

 こちらはアルゼンチンとオランダが死の組を生き残った。⑤の条件からすると、最後の直接対決で1位になりたいところ。得失点差ではアルゼンチンがリードしているので、オランダは勝たねばならない

 今大会もっとも優れたサッカーを展開しているアルゼンチンは、警告1のクレスポやサヴィオラ、エインセなどの主力を温存する意向を示している。メッシ、テベスら、控えの充実具合からして戦力ダウンにはならないだろう。一方、ようやく自慢の攻撃力にエンジンがかかってきたオランダも、ロッベンやファン・ボメルなど、警告を受けている主力を使うのかどうか。厳しい2試合を戦った後だ。それに頂点までの道のりはまだまだ長い。大人な両国のこと、お互いに怪我などに注意を払う、慎重な試合になるのでは。

グループD---勝敗よりも…

 ポルトガル(勝ち点6)が突破を確定。残りをメキシコ(同4)とアンゴラ(同1)が争う。しかし構図はグループBと全く同じで、初出場のアンゴラが強豪イランに勝つのは難しく、ポルトガルとメキシコの、1位抜けをかけた直接対決が焦点となると思われる。また、⑤の条件もBと同じで、2位になった方がブラジルと最後まで当らなくてすむ。前回大会でそのブラジルを率いて世界一になったポルトガルのスコラリ監督がどう指示を出すか。

 点取り屋ボルヘッティを怪我で失ってしまったメキシコに対し、デコが復帰し、さっそくスーパーゴールを決めたポルトガルの優位は動かないか。

 バルセロニスタとしては、デコ、フィーゴとマルケスの戦いがとっても興味深いところだけれど、デコ、イエローもらってるから出ないかも。あと、クリスティアーノ・ロナウドとパウレタも警告1だし。ひょっとして、あんまり面白くない試合になっちゃう?

(グループE~Hに続く)
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by redhills | 2006-06-20 21:57 | サッカー
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赤坂日記・・・赤坂在住の"Akasakan" リトルが、東京のへそで日々の思いを綴る。
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