"the Akasakan diary"    ~リトル君の赤坂日記

●メッセージ

 ワールドカップも準決勝前のブレイクだし、ジーコ・ジャパンについて書こうかな(あと、オシム・ジャパンについても)…と思っていたところに飛び込んできた、中田現役引退のニュース。代表引退はあるかもしれないな、とは思っていたけれど、プレーを辞めてしまうとは思わなかった。

 彼のメッセージを読んだ。

 気恥ずかしいくらい率直に、彼のサッカーへの愛情、日本のサポーターに対する感謝、そして、それが故の苦悩が綴られていた。

 僕は、今回のワールドカップでの日本の戦いぶりから、その最大の問題はメンタルだと思うようになったけれども、戦う心構えがまるで出来ていないチームの中にあって、中田だけは、まるで孤峰のように、世界で伍してゆくのだ、という強いメンタルを持って試合に臨んでいるように見えた(強いてあげればあとは川口くらいか)。

 メッセージからは、中田自身が、いかにそれ(メンタル)の重要性を身に沁みて感じ、それを他のメンバーに伝えようと苦心し、でも結局うまくいかなかったことへの失意の思いが伝わってきた。思いを伝えられず悩むくだりに親近感を覚えた。クールさを装う奥底にサッカーへの思いを秘めていたという告白に、ハッとした。そして、最後に、その守り通してきた思いがこらえきれずに溢れてきたという言葉に感動した。

 彼は孤立無援で戦ってきた。 

 本当にもどかしかったろう。
 無念だったろう。
 だがそれでも彼は、誰も付いてこないなか、最後までピッチの上でそれを自らの行動で示し続けた。

 本当にがんばった。
 引退は残念でたまらないけれど、お疲れさん、と一声掛けてあげたい気持ちで一杯だ。

 でもおそらく、どんなねぎらいの言葉もいらないのだ。

 彼の残したものを無駄にしないこと。
 それこそが、彼の貢献と無念の思いに応える唯一の術なのだ。
 そう思わなければ、やってられないじゃないか。

 改めて何かがこみ上げてきた。
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by redhills | 2006-07-03 23:32 | サッカー
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赤坂日記・・・赤坂在住の"Akasakan" リトルが、東京のへそで日々の思いを綴る。
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