日経・7月3日
今日の記事は
・ベンチャー投資、低リスク志向に~昨年度25%増 (3面) ・薬の副作用情報を網羅~ケアネットが医師向けサイト (17面) の2本です。 日経が実施した国内のベンチャーキャピタルを対象にした調査によると、昨年度の投資総額は4131億円と25%増え、ネットバブル期の00年度の実績(約4200億円)に迫る高水準となりました。海外からの投資マネーの流入などで出資者の裾野が広がった結果です。しかしその内容を見ると、ネット・ITなどは約5%と伸び悩み、小売・外食分野(241億円・80%増)など、高い成長性は見込みにくいものの、個人消費を背景に安定した収益に結び付けやすい業種に資金が投入される傾向が出ています。また、今回の調査では、設立から5~10年の企業への投資が7割近く伸びたのに対し、5年未満の創業間もない企業向けが13%減少しました。これら安定志向の投資傾向は出資者の意向によるものですが、リスクマネーを高リスクの成長分野へと循環させるという、ベンチャーキャピタルの役割も再考する必要がありそうです。 ケアネットが医師向けのキラーコンテンツをアップしたようです。アメリカ系の医薬品情報コンサルティング会社、IMSジャパンと業務提携し、約2万種の医薬品の副作用など安全情報をデータベースにしました。医薬品の副作用情報は、厚労省の独立行政法人、医薬品医療機器総合機構がホームページで発症例や件数を掲載しており、他にも医薬品の添付文書や製薬企業のサイトからも情報は手に入れることは可能ですが、そういった情報を一括して検索できるサービスはありませんでした。ケアネットのサイトで具体的な症状と医薬品名を同時に入力すると、どの医薬品が関連しているかを一度に調べることが出来ます。また、体の部位や器官名からそこに現れる副作用症状を特定し、処方している薬剤との関連性を検索することも可能です。IMSは全世界での医薬品売上高などの情報を調査提供する唯一の企業グループで、幅広い情報を持っています。ケアネットはこのサービスでサイトの魅力を高め、現在約7万名の医師会員を増やす狙いです。
by redhills
| 2007-07-10 14:52
| ニュース
|
フォロー中のブログ
カテゴリ
以前の記事
2008年 02月
2008年 01月 2007年 10月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 01月 2005年 08月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 2005年 01月 2004年 12月 2004年 11月 2004年 10月 最新のトラックバック
ライフログ
検索
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
|||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ファン申請 |
||