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"the Akasakan diary"    ~リトル君の赤坂日記

日経・7月7日 少子化 親子 新たな試み

今日の記事は

・医療保険、初めて減少 (1面)
・ジャスダック、子会社上場審査強化へ (14面)
・学びと暮らし、世代をつなぐ~大学連携型シニア住宅の建設進む (夕刊13面)

の3本です。

 少子高齢化の影響で保険市場の縮小化が鮮明になってきました。01年度に国内生保にも解禁された医療保険の06年度の新契約件数が対前年比1割減となり初のマイナスとなりました。また主力商品である死亡保険もピーク時の3割減と大幅に減っています。高齢化に適した保険として幅広く受け容れられてきた医療保険ですが必要なそうにほぼ行き渡ったと思われます。生保各社や保険外交員も新たな収益源の確保が課題となってきています。

 ジャスダック証券取引所は10月から子会社上場の審査基準を強化します。親会社グループ出身者以外の社外取締役・社外監査役の選任などの具体策などについて、上場申請時に提出する「コーポレート・ガバナンス報告書」に明記を求めます。親会社の利益を優先し少数株主に不利益をもたらすことのないよう、その利益保護に配慮する狙いです。子会社が調達した資金を親会社が乱用することのないよう、子会社の資金需要を確認し、上場後も資金の使い方を継続的に監視します。親子上場問題をめぐっては、東証も6月末に「子会社上場は必ずしも望ましい資本政策と言い切れない」として、上場企業に配慮を求める文書を公表しました。ジャスダックは東証に先行する形で新規上場時の審査方針などを固め、証券各社に通知しました。

 大学と高齢者向け住宅メーカーなどが連携して、入居予定のシニア層の介護予防や生涯学習を支援する事業が進行中です。関西大学を舞台にした「カレッジリンク型シニア住宅」と呼ばれる国内初のプロジェクトです。神戸市灘区に建設中のシニア住宅「クラブ・アンクラージュ御影(約280世帯)」と、大阪吹田市の関西大学千里山キャンパスとをシャトルバスを結び、毎日大学キャンパスに入居者に来てもらって文学や美術など人文系の6テーマを希望に応じて無料で受講してもらうプランで、実施主体は有料老人ホームなど高齢者介護施設の建設などを手掛ける企業、アンクラージュ(尼崎市)と、財団法人社会開発研究センター(港区)、それと関西大学文学部です。カレッジリンク方シニア住宅のプロジェクトはアメリカではすでに20近くの例があリますが、今回の最大の狙いは世代間交流にあるとのことです。現役学生と一緒に学び、食事などをともにして交流してもらったり、また、教授が受講生から逆に教えられるといった効果も期待できるようです。少子高齢化の進む中での、新たな大学の使命でもあると、今プロジェクトの旗振り役でもある関西大学の奥文学部長は述べています。
by redhills | 2007-07-14 20:14 | ニュース
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赤坂日記・・・赤坂在住の"Akasakan" リトルが、東京のへそで日々の思いを綴る。

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