日経・8月8日 容認
今日の記事は
・ブルドック買収~防衛策、最高裁も容認~スティールの抗告棄却 (1面) ・「株主の判断」重視、明確に~「濫用的」踏み込まず~守る側も問われる規律 (3面) ・「ブルドック買収」終焉~TOB継続か取下げか、スティール、判断へ (11面) の3本です。 買収防衛策について、最高裁が初めて判断を示しました。 スティール・パートナーズがブルドックソースの買収防衛策の差し止めを求めていた仮処分申請で、最高裁第二小法廷は、差し止めを認めなかった東京高裁決定を支持、スティールの抗告を棄却する決定をしました。 高裁決定で最も注目された「濫用的買収者」の判断は避けたものの、買収で株主共同の利益が害されるかどうかについて最高裁は、「会社の利益の貴族主体である株主自身により判断されるべきもの」と指摘し、多くの株主の賛同の下で導入、発動されたブルドックの防衛策を認めました。これは司法が株主重視の姿勢を示したと言え、今後の買収防衛策をめぐっては、買収側、経営側ともに株主への説明責任が重要となりそうです。ただ、買収防衛策に対する経営側の過度の期待は、日本からの資本逃避に繋がりかねない面もあります。それを防ぐためにも、経営者の姿勢はより一層問われます。 いずれにせよ、ブルドックは最高裁まで至った法廷闘争に勝利したことになります。同社は予定通りに新株予約権の無償割り当てを進めていくとコメントを出しました。一方スティールはこれにより、保有株式割合が約3%に低下することになり、実施中のTOBについての方針決定を迫られることとなります。
by redhills
| 2007-08-16 11:12
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