"the Akasakan diary"    ~リトル君の赤坂日記

2004年 10月 30日 ( 2 )

●現代押し売り事情 (10月30日)

 朝からどんよりと曇っている。これから雨が降るらしい。今日は一日歩き回るつもりでいたのだが、寒いし気が乗らず、家にいる。
 新築マンションではいろいろなことが起きる。セキュリティーは万全ですと不動産屋はいうが、もちろんそんなことはない。テレビカメラ付きオートロックとくれば、会いたくない訪問者に会うことはないと、普通は考える。でもそれは違う。こんなことがあった。

 ピンポンと鳴ったので出ようとしたらおかしい。何がおかしいって、マンションのエントランスからの呼び鈴じゃないのである。つまり、いきなり玄関ドアの前にその人は立っていることになる。ヘンだな、と思いつつインターホンで話を聞くと、給湯器のメンテナンスの説明にきた、とのこと。見たところ制服を着ている兄ちゃんである。ドアを開けると身分証のようなものを見せながら名乗った。外出のタイミングをはずしていたところでもあり、話を聞くことにする。兄ちゃん、給湯器のメンテは1ヶ月に一度、ベランダにある室外機を開けていろいろやる必要があると図をみせながら丁寧な説明ぶり。その後玄関前の配水管について、個人負担でクリーニングをやらないと管が水垢で詰まってきてよくないですよ、これを自腹でクリーニングするにはこれだけかかりますよ、と言う。金かかるなぁと思ったところで、その奇妙に慇懃な兄ちゃんが「いいものがあるんですよ」と言い出した。なんだなんだと思って聞くと、配水管に外からなにやら不思議な装置をつけると、イオンの働きで水垢を寄せつけず、ズーッときれいなままですよ、という。しかも今なら本当は一括で買うと34万円以上するものが、5年リースで月々たったの4500円、5年経てばこれはもうあなたのもので、以後いっさい金はかかりません、ときた。

 そこまで話を聞いたところで、まずあなたの名刺を下さい、それからその装置についてもっと知りたいのでパンフレットを下さい、とリクエストすると、兄ちゃんはなぜか、名刺はない、自分は施工担当なもので、と言う。それにパンフもないと言う。そりゃおかしい、だってあんた、バリバリ営業してるじゃん、と思ったがそれは言わずに、こんな高いもの買うのにパンフもないのはおかしいじゃないか、と言うと、しどろもどろになる。言いながら、世の中の人たちはこんな話で本当にこんな装置を買ってしまうのだろうか、と考える。
 さらに次のツッコミを入れる。5年リース、つまり60回払いしても、総額で30万しないけど、これはヘンじゃないの。兄ちゃん、ますますろれつが回らなくなってしまう。おいおい、手が震えてるよ、大丈夫かい。そこでやっと兄ちゃん、白状した。実は最初に20万円以上払わなくてはならない契約だった。当たり前だよ。ここまで付き合ったけどもう限界。ものを売るのに、身分も明かさない、商品の資料も渡さない、おまけに全部でいくらかかるのか、こちらが言うまで言わずにいて、月々これだけですよ、なんてトークで釣ろうッテンダカラ虫のいい話だ。兄ちゃん、あえなく退散となった。

 一つ残った疑問は、兄ちゃんはどうやってマンションに入り込んだのかだが、おそらく、興味本位で話を聞こうと中に入れてしまった住人がいたのだろう。これではセキュリティも怪しいもんである。
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by redhills | 2004-10-30 18:22 | 引越し

●足りないものは (10月29日)

 いちおう持ち込んだものを整理してみると足りないものがわかってくる。

 今日は事務所を早々に出て丸の内線に乗る。
 東京で降り、長い連絡通路を通って八重洲方面へ出る。確かここにユニクロがあるはずだが。しばらく地下街をうろつく。前と変わっていて少し混乱。日本の首都の駅前がこんなことでいいのかと少しいらだつ。やっとインフォメーションにたどり着いて聞くと、何と店は駅の中。そんな! 迷ったが入場券で改札を通る。今日発売のフリースを買う。ちょうど部屋着をどうしようかと思っていたのでいいタイミング。これなら外にも着ていけるし便利。

 次に向かったのは丸ビルにある「コンランショップ」。別に自慢するわけじゃなく、コンランショップは新宿に店を出した時から知っていた。「BRUTUS」で特集されて非常に興味を持った。10年位前だったか、オペラシティができた時にオープンしたはずだが、行ってみてとてもセンスのよい品揃えに強烈な印象を受け、石鹸受けとコップを買った。コップは割れてしまったが、石鹸受けはまだ現役。今回改めて新居の食器などを物色しようということで、本当に久しぶりに行ってみることにした次第。
 実は恥ずかしながら、丸ビルが新しくなって以来、中をじっくり見るのは初めてだったが、なんか銀座みたいな雰囲気。おしゃれになった。まわりもブランドショップがずらりと並んで、様変わり。それだけじゃなくて、高層ビルもどんどん建っていて、数年後には駅舎も3階建てに復元され、丸の内界隈は一新される。少しづつ東京も新しくなっている。
 コンランショップは昔とだいぶ品揃えは変わっていたが、その精神は変わっていない。見ていると楽しくてあっという間に時間が経ってしまう。とりあえず閉店までに一巡りする。以前より価格帯が上がっているような気がする。日本の雑貨屋さんが頑張っている証拠かも。明日改めてじっくり見ることにする。
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by redhills | 2004-10-30 11:34 | 引越し



赤坂日記・・・赤坂在住の"Akasakan" リトルが、東京のへそで日々の思いを綴る。
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