"the Akasakan diary"    ~リトル君の赤坂日記

2005年 03月 06日 ( 3 )

●関西弁とじゃこおろしの味

 土曜日。仕事が意外と早く5時前に終わる。そこで、まだ間に合うので「新文芸座」へ。「ジョゼと虎と魚たち」「珈琲時光」。実はこの2本は見たことがあるのだが、もう一度見ようと思った。「ジョゼ」は妻夫木&池脇千鶴なのだが、もう一度見たいシーンがあった。「珈琲時光」は小津生誕100周年のワールドプレミアで見たのだが、ホウ監督の編集がその数十分前までかかった末の上映で、公開までにはさらに手が加えられるだろうということであったのでもう一度見たかった。

 「ジョゼ」はやはり良かった。関西弁が好きな御仁は池脇の演じるジョゼに惚れてしまうだろう。僕の聞きたかったセリフ、「『帰れ』言われて帰るような奴は早よ帰れ・・・うそや・・・おって・・・帰らんといて・・・このままずっとおって・・・」。くぅ~~、いいねぇ、男ならこんなこと一度は言われてみたいねぇ! そして、切ないねぇ。ジョゼの気持ちが。
 まぁ、性的表現が過剰な気がする点と、主人公の男が福岡出身なのになんで標準語なのかという疑問を除けば、ちょっと女たらしだけどワルでもない大学生を演じた妻夫木クンもフツーっぽかったし、ラストの二人のそれぞれのシーンも良かったし、ギャグも適度に散りばめられていて、気持ちよいです。ただこれを障害者の映画として見るのはやや違うと思う。その視点が入るともっと悲惨で重いものにならざるを得なかっただろうし、それだったら、「オアシス」にはちょっとかなわない。

 「珈琲時光」はまず編集の結果、萩原聖人の出番が余りにも減ってしまったのに同情の念を禁じ得ない。あれじゃ友情出演のチョイ役だって。あちこちに散りばめられた小津へのオマージュは小津ファンならばニコリとするわけだが、知らない人にはもちろん分からない。何事も起きないというストーリーもその内に含まれるのだろうが、それにしても、印象的な場面やエピソードも無いためにのっぺりとした印象となってしまった。
 小津との共通性という視点で語られることも多いホウ監督の小津との違いなどはとても面白いテーマではあるのだけど、それを書いたら大変なのでまた機会があればということにしたい。でもこの作品に出てくる御茶ノ水駅の前を流れる川の流れのようにゆったりとしたこの映画のペースが心地よい人には良いだろうが、それ以外の人にはしんどいと思った。

 10時を回って映画館を出ると急に腹が減ってきた。直前にカレーライスを食べたのだが、どうしても食べたくなる。どこにしようかな。定食が食べたいので「大戸屋」にする。前の席の女の子3人組が偶然にも関西弁なのが心地いい。「珈琲時光」で母親役の余貴美子が作る煮物がうまそうだったので煮物にしたのだが、メニューにあった「じゃこおろし」見た途端に、無性にじゃこおろしが食べたくなって追加注文。醤油をたっぷりかけてご飯と一緒に食べる。うん、美味い! じゃこおろしだけでご飯をほとんど食べてしまう。なぜかメインディッシュが残ってしまったのだが、煮物は煮物でパクパク食べた。しかし、じゃこおろしご飯の美味かったこと! まさに、小津の「お茶漬けの味」だ。

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by redhills | 2005-03-06 23:28 | 映画

●感謝感激・僕は監事

 どうも。リトルです。まず、ひとことお礼を。

 ここ数日、非公開という形で初めての方から何通かのコメントをいただきました。ありがたいことにどれも励ましや好意的なご意見などでした。非公開というこということもあり個別にお礼をいうことはできませんので、この場を借りて感謝申し上げます。ブログに書き込んでいても読んでいる方々の反応はコメントでしか知ることが出来ませんので、「見てますよ」「面白いです」「また来ます」といった言葉はとても嬉しいです。やりがいといっても良いです。改めてこれからもがんばっていこうと思います。ブログランキングの方の応援もよろしくです。

 さて、では今日のお話(といっても昨日のことです)。
 昨日は午後から仕事だったんだけどその前に出かけるところがあった。それはマンション管理組合の創立総会。歩いて12分ほどのところにある区民センターへの急な坂をエッチラオッチラ登る。細い道なんだけど豪邸だらけ。やたらにおベンツが多い。

 部屋では総会前に管理代行会社の人が管理契約の説明をしていた。自分は一度聞いていたので、説明が終わる頃を狙って少し遅れていったというわけ。参加者は20人くらい。空いていた席に掛ける。でもなんで事前に説明をうけていたか? それは僕が管理組合の監事だから。

 話はマンションの契約をしたときにさかのぼる。その日は平日で僕は仕事を抜け出していたために、とっとと契約を済ませてしまいたかった。しかし、いきなり最初の手続きが不可能となり、結局もう一度来なくてはならなくなった。折角だから今出来ることをやっておきましょうということで話を聞いていたときに、管理組合の役員になってもらえませんか、と言われた。
 実際のところ面倒ごとはいやだったけど、任期は1年だし管理会社の人がサポートしてくれるという。それにマンションの経費のやりくりがどうなっているのかも少し興味を感じたので、軽い気持ちで「いいっすよ」と言っちゃった。その後役員候補が集まって理事長などを決めたんだけど、家計簿もつけたことのない自分が会見責任者である監事になっちゃったというわけ。大丈夫かなぁ。

 今日の議題は役員の承認。というわけで、役員候補は創立総会が始まる前に部屋の前の席に移動する。あれ? 来てるのって理事長と俺だけじゃん。ちっくしょ! 他のみんなはどうしたんだよー、と思うがもう遅い。理事長の隣で澄ました顔で座る。余裕ありげにちょっと腕を組んだりしてみるが、まあ実際のところ、自分の出番は1つだけ。役員の自己紹介で部屋番号と名前を言うだけなので、ビビルことはないんだけど。一方の理事長は議長役なので大変。管理会社の人にいろいろと振付けてもらってる。あー、理事長にならんで良かった!

 さて、いよいよ総会開会。理事長から参加者や委任状を出した人の合計などが報告される。僕は横で軽くうなづきながら聞いている。(監事らしく見えるように!)理事会からの説明が終わり質疑応答に入る。誰も手を挙げないでさっさと終わりますように・・・と、あらら、前の方に座っていたおっさんが手を挙げた。
 あーあー、いるんだよねぇ、こういう人。一体なんだってのよ、と思ったんだけども、聞いてみると管理委託費の内訳についてのナカナカ鋭いご指摘。なるほど、言われてみればそうだわな。監事はぜんっぜんそんなところ見てませんでした(笑)。この人は投資目的でマンションを買っていて他にもいくつか持っているという。どーりで言うことが素人離れしているわけだ。ここで我らが理事長が語る。実は自分も建設関係に勤めているからおっしゃることはよく分かると。おお、理事長、そうなんですか! それは心強い!! もう全部あなたにお任せしたい! そう心の中で叫びつつ、監事はうなづく。

 結局、そのほかにもいくつか疑問や苦情が出た。自転車の放置など問題はいろいろとあるもんだ。そういったことは理事会で管理会社から話を聞き、後日文書でお知らせするということで無事採決となり、満場一致でリトル君はめでたく監事となったわけであります。

 というわけで、久しぶりの引っ越しネタでした。

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by redhills | 2005-03-06 19:47 | 引越し

●声探し

 ちょうど先週の土曜日のこと。僕は声を探しに行った。
 声を探しに行く? そう、自分の「本当の」声を探しに。

 内田隆幸氏の「声の体験セミナー」。友人のSさんに教えてもらった。指定場所である世田谷の松本記念館へ。二子玉川から15分ほど歩く。最後の急な上り坂は予想外だったが何とか指定時間に間に合う。受付で名前を書いて2階へ。僕を入れて7名。ほどなく先生(内田氏)が登場。温厚そうな紳士。冷たいお茶を飲みながら雑談している間に更に2名増えて合計9名に。自分以外はすべて女性。内田氏によれば、これは珍しいとのこと。全員揃ったところで簡単な説明を受けた後、いよいよホールへ。

 床も壁も天井もすべて木で出来た20畳ほどのホール。前にピアノ。中ほどに椅子が20ほど。後ろには小さいがパイプオルガン。これから休憩をはさんで一人ずつ個人レッスンを受けることになる。

 始めに先生の話。人は誰でもいい声を持っています。音痴だったり、声が出なかったりというのは、きちんと発声を教わる機会がなかったから。皆さんはきっと、ここを出て帰るときにはまったく別の声になっていますよ。安心してください。・・・先生の声が響き渡る。皆緊張しているのか、聞き漏らすまいと思っているのか、静か。

 そのあと一人ずつ前に出てきてピアノの横に立って個人レッスンを受けてゆく。トップバッターの女性はまったく歌は初心者。ダンスをやっていたという。ここで先生から発声の3原則を教わる。「1に姿勢、2に呼吸、そして3が気合」だという。
 姿勢は腹を引いて胸を張り、あごを引いて(というか下げて)やや前のめりに。先生いわく、「体操選手が演技を始める前のような姿勢」とのこと。呼吸は腹式呼吸。肩が上下しないように。丹田に力をこめて。気合は声を押し出す意思のようなものか。前に立つ女性は先生の指示を受け、何とか3原則にトライする。いっぺんにやろうとしてもなかなかうまくいかない。

 先生の説明は続く。何故日本人は発声が苦手なのか、それは理由がある。狩猟民族であった西洋人は狩りの際に大声で合図を出し合う必要があったが、日本は農耕民族であり生活上大声を出す必要がなかったからだという。また、日本語は五十音すべてが母音と子音、あるいは母音のみのため、最初から母音を発声するが、西洋では子音のみの音があるため、子音から母音へと発声する。だから柔らかく、まろやかな発声となる。これはすなわち、声帯を締め付けずに声を出すということで、広がりのある声になる。人は実は自分の声がわからない。それは自分の声は空気中の音波でなく、骨伝導といって、骨の振動が鼓膜に伝わって聞こえているから。・・・ピアノの音にあわせて声を出す女性に先生の指示が次々に飛ぶ。

 嘘ではない。だんだんと女性の声が良くなっていく。声の圧力が高まってくるのがよくわかる。最後には朗々とした声が響いた。その間15分ほど。とても不思議だ。

 その後、レッスンは5人まで進んだところで休憩。もとの部屋で紅茶とチョコレートでブレイク。そこでなぜか後半のトップバッターに指名される。

 というわけで自分の番になる。兼ねてから自分の声の通りが悪いような気がしていたので参加したと話す。ピアノの前に立つとほかの8人の視線が集中するわけだが、特に気にはならない。声を出してみる。「そうそう」先生のおだて?に乗って息を吸い込み、出来るだけまろやかな、包み込むような声を出そうとだけ意識する。大声を出そうとすると声帯に頼ってしまい、返って広がりのない声になってしまうのだ。この声帯の感覚は以前にカラオケを歌いすぎてのどがかすれたりしたときに感じていたので、何となくわかる。声帯を広げて、お腹から声を出し、それを口から押し出すようなイメージで声を出す。はじめは3原則を意識していたが、やがて目をつぶって声帯の感覚のみに集中する。体が温まり汗が出てくるのがわかる。

 確かに先生の言うとおりだった。ちっとも自分の声が変わったのかどうかわからないのだ。ただ、ピアノの音にあわせて発声しているだけ。頼りは先生の「そうそう」とか「包み込むように」とかいった指示のみ。10分ほどだっただろうか。あっという間に終わってしまった。

 正直言って声の変化はわからなかった。でも発声上のポイントはわかったのと、最低1回はフォローのレッスンを受けられるということなので、いずれもう一度レッスンを受けてみようと思う。

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by redhills | 2005-03-06 04:04 | 日記



赤坂日記・・・赤坂在住の"Akasakan" リトルが、東京のへそで日々の思いを綴る。
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