"the Akasakan diary"    ~リトル君の赤坂日記

2006年 07月 05日 ( 1 )

●ジンクス対決(W杯22日目)

ドイツ 0-2 イタリア

 優勝候補の一角、アルゼンチンを撃破して優勝へ向けてまたまた加速したドイツがイタリアの青い波に呑み込まれた。

 不幸な事件によって守備の要であるフリンクスを失ったドイツだったが、イタリア戦を行うドルトムントは、代表戦で過去一度も負けたことの無い縁起のいいところ一度もワールドカップで勝った事のない天敵、イタリアを討ち取るにはこれ以上の舞台はない、はずだった。しかし結果はイタリアの鮮やかな勝利。またしてもイタリアに勝つことはできなかった。

 120分の激闘の末、終盤の連続失点によって敗れてしまったドイツだったが、試合運びは思惑通りだったように思う。なぜなら、攻めに出ずにイタリアにボールを持たせたから。

 サッカー強国の中でも並外れたマゾ体質(!?)のアズーリは、攻められて押し込まれて、見ている者をハラハラさせておいて勝つのが本来の姿。リッピが作り上げた攻撃的な布陣も、注意深いドイツのディフェンダーにトニが抑えられると打つ手がなく、ボールだけを持たされて、カウンターも出せず妙な試合運びをしてしまった。

 とはいえドイツもドイツで、苦手意識のためか試合運びが余りに消極的。グループリーグのころの勇ましさがすっかり影を潜めてしまい、ほとんどゴールの予感がしない。想像通り、クローゼとポドルスキはがっちりマークされてしまうし、バラックは守備意識が高すぎて攻撃参加が少なすぎる。一度だけポドルスキがドフリーでヘディングする場面があったが、ドイツの本当のチャンスはあの一度だけ。途中投入したシュバインシュタイガーとオドンコルのサイド攻撃も効き目がなく、なんか両チームとも攻めがいまいちで、後半からはやや退屈な試合になってしまった。

 しかし延長に入ると、リッピは守備が安定しているのを確信したうえで、イアキンタとデルピエロを投入してサイド攻撃を活性化させる。これが効いて、ジラルディーノも加えたパワープレイが最後に実を結んだ。グロッソのあのシュートは誰にも止められない。あの場面であそこに蹴れる選手がサイドバックにいることが勝敗を分けた。2点目はいかにもイタリアらしいゴール。1点入れたことで十八番のカウンターを出す出番が来た。チェコ戦でのインザーギの役は、今度はデルピエロにまわってきた。策がズバリ当って、リッピにとってはさぞ監督冥利に尽きる試合だったろう。

 決勝戦。ここまできたら、フランスでもポルトガルでも同じだろう。守備が破綻しない限りイタリアはいい勝負をするだろう。
[PR]
by redhills | 2006-07-05 23:33 | サッカー



赤坂日記・・・赤坂在住の"Akasakan" リトルが、東京のへそで日々の思いを綴る。
S M T W T F S
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31