"the Akasakan diary"    ~リトル君の赤坂日記

2006年 10月 10日 ( 2 )

●「IKEA」探訪記 その2

右も左も分からぬままに、彼女について店内を歩く。

とにかく広い。特に天井が高い。前は何だったのかわからないが、店内は非常にゆったりしている。

それと、人が多い。平日の5時前だというのにかなりの混雑振りである。家具屋ということで当然といえば当然かもしれないが、若い人が多い。子供連れも目立つ。しかし、店内の広さのためか、圧迫感はなく、勢いというか、ニギニギ感のようなものを感じる。

どこをどう歩いたのかさっぱり分からないが、階段を降りて1階へ。どうやら台所用品は1階にあるらしい。乳母車のお化けみたいなキャリーカーに黄色いこれまたバカでかい袋を引っ掛けて、買うものをどんどん放り込んでいくというのがここでのスタイルらしい。

至るところに商品が山積みになっている。コップやらボウルやらがダンボールのまま、デーンと並んでいる。それが1個50円とか90円とかで売られている。一見百円ショップのようにも見えるが、違う。ここの商品は全て、IKEAが自ら製造しているもので、どんなに安い商品にもIKEAの4文字と個別の名前がついている。そこに品質への自負がある。

何も知らずに来てしまった自分も間抜けなのだが、IKEAというのは家具屋さんなのだ。北欧家具というと、子供の頃、イノベーターとかのカタログを見てそのデザインに憧れたものだが、IKEAはまたちょっと違う。家具作りのノウハウはそのままに、小売だけでなく、設計、開発から製造、輸送まで一貫して行い、徹底的なコストダウンで量販店並みの安さを実現している(らしい)。

さて、Hさんはテキパキと欲しいものを選んでいく。早めに来て目星をつけていたらしく、鍋やら皿やらどんどん進む。さすがは段取り屋さんだ。ただ、彼女は鍋も皿もセット商品にしたらと言うので、個別に選んだほうが良いのでは、と少し意見も述べてみる。

その結果、やたらに重くて頑丈そうなソースパンと中くらいの大きさの深鍋を選ぶ。食器の方は、皿もスプーン類もコーディネーターの意見を聞くのが良いだろう、ということになった。それまでの間、包丁やまな板、ランチョンマットなどといった、小物を選ぶ。

そうこうしているうちに、ほどなくYさん登場。実は彼女こそが今回のコーディネートの先生である。彼女は本職のコーディネーターであり、IKEAのカタログにあるセットもコーディネートしているのだ。実は我が家のインテリアコーディネートもお願いしたりしている。

ブラウン系の秋らしいいでたちで現れたYさんは、いつものごとくにこやかに微笑んでいる。「先生!」と声をかけるとちょっと照れくさそうに笑うが、動じたところが無いのが頼もしい。さっそく、悩んでいた皿などについてご意見をうかがう。

すでに彼女には我が家をくまなく見てもらっているので、我が家のキッチンに合う食器もバッチリイメージが出来ている。「これは少しトラディショナルだから、こっちの方が合うんじゃないかな」などと、一々おっしゃることに説得力がある。Hさんも私も「なるほどー」とうなるばかりである。

というわけで、スイスイと買い物は進む。じゃあお会計するか、ということで、鍋やらで膨らんだ黄色い袋を押してゆく。が、ここで枕カバーとシーツが買いたかったのを思い出した。予定外のお願いをすると、Y先生は動じることなくにっこりオッケーしてくれる。

こちらも先生の指示でたちまち決定。ついでに布団カバーも購入。「必要でしょ」と言われたら答えは決まっている。そうそう、欲しかったんですよ、これ。

寄り道もさして時間がかからずにレジへと向かう。だがこれがなかなか着かない。ゴールは遠く、天井は高い。天高く買い物袋肥ゆる秋。ゆるりゆるりと進んでゆく。家具倉庫のような場所を通る。どうやら、欲しい家具をチェックしておいて、ここで製品を探し出してレジへ持っていく、というシステムらしい。ここは1、2階吹き抜けでまた一段と天井が高い。ゆるりと一行は進んでいく。

ようやくレジに到着する。とにかく広い。何十というレジが並んでいる。家具屋さんらしく、購入する商品を客がベルトコンベアーに乗せ、それをレジの店員が会計して行く。会計の最後にYさんの社員証がキラリ。先生、ありがとう。

さて、商品の数が多いので持ち帰るのも一苦労。青い大きな袋を70円で購入するものの入りきらない。しかしそこは段取り上手なHさん。自前のキャリーバッグを持ってきている。さすがだ。割れ物などは紙などでくるんで慎重にしまう。なんとか収まりほっとする。

というわけで外に出ると、もうすでに暗くなっている。Yさんはお洒落にも今夜は西麻布でディナーということで、途中まで一緒に帰ってくれることに。一つ荷物を持ってもらう。

電車が混んでいたらどうしようと思ったが、渋谷行きは空いている。程なく座れる。心地よい達成感と満足感で話も弾む。YさんからIKEAについて話を聞く。ここのところ、開店準備で大忙しだったらしい。

渋谷でYさんと別れ、地下鉄へと乗り換えて我が家へと向かう。Hさんは昨晩、夜を徹して自分のホームページに載せる料理を作っていたということで、さすがにグロッキー気味。IKEAに来る前も都内で撮影をしていたらしい。この子の元気は一体どこから出てくるのだろうかと内心ビックリする。

赤坂で晩御飯。Hさんのチョイスでトンカツにする。ご飯とキャベツがお代わり自由なので3杯も食べる。何でトンカツ屋さんはご飯とキャベツがお変わり自由なんだろうかとHさんに尋ねるも、彼女も分からないという。

そんな時、ひょんなことから事件はおきた。それはたまたま、Hさんが自分の分として買っていた商品の値段がいくらだったか、という話になり、私がレシートを取り出して見ていた時に起きた。

(つづく)
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by redhills | 2006-10-10 20:41 | 日記

●「IKEA」探訪記 その1

先日、IKEAに行ってきた。

原因は我が家のキッチンにある。装備の豪華さに比して食器や道具類が著しく貧弱なため、安くて良いものが買えると大人気のIKEAに買出しに行くことになったのだ。

当然のことだがこれは私のアイデアではない。友人であり料理研究家でもあるHさんの発案である。

Hさんが言い出すには理由がある。彼女は我が家で度々行われているホームパーティー(といっても特別な出し物とかはないのだ。友達が友達を連れてきてワイワイやるのである)において、毎回大変な量の料理を作っては来訪者に振舞っており、仲間内では「料理長」で通っている。その彼女が「IKEAで買出ししよう」と言い出したのである。

無理もない。口にこそ出さないものの、「あれがあったら」「これが足りない」と思っていたことだろう。それにせっかくのカッコいいキッチンも使われてナンボである。これは行かねばなるまい。

理由はそれだけではない。私の友人の中に、何とIKEAに勤めている方がいたのである。この前遊びに来てくれたYさんは、先月オープンしたばかりの横浜にある港北店で何ヶ月も前から開店に備えてきたという。その彼女が「是非に」と言う。「私がいれば社員割引もあるのよ」とまでおっしゃる。これはやはり行かねばなるまい。

というわけで、ニートの気楽さも手伝って、平日は木曜の午後遅めの時間にHさんと現地で待ち合わせをした。Yさんは仕事が早めに上がるので、そのあと付き合ってくれるという。

渋谷から東横線に乗り大倉山で降りる。店の案内では新横浜などの市営地下鉄の駅からバスというアクセスになっているが、私の場合はこれが良いとのことなのでおとなしくそれに従う。改札を出たらいきなり目の前にバスが止まっていてバス停に並んでいた人たちがゾロゾロ乗り込んでいる。「いいタイミングだなあ!」と思って乗ろうとしたら逆方向だと運転手さんに言われる。慌ててはいけない。

バスに乗って15分くらいだろうか、新開橋というところで下車する。目の前を大きな道路が走っている。第3京浜である。港北インターチェンジがすぐ近くにあり、周りには運送会社の配送センターなどがいくつかある。郊外型の店舗の立地しやすい場所だ。

歩き始めて数分は気づかなかったが、交差点に来ると目の前にIKEA港北店はそびえていた。濃いブルーに黄色で「IKEA」の文字。う~ん、スウェーディッシュカラーだ。ちょうど待ち合わせ時間である。入り口へと歩きながらHさんへ電話を入れる。

彼女はすでに店に来ていた。話を聞いたがどうも要領を得ない。1階にいるらしいのだが、1階で会うにはいろいろ大変らしい。2階に上がって欲しいと言われ、よくわからず2階を目指すことに。ところが店がとにかく大きくてなにやらよく分からない。

入り口から入ると、すぐ左手にどデカいレジエリアがある。大量の人が吐き出されて警備員のおじさんが声を張り上げて誘導している。Hさんの言うとおり、どうもこちらは通り抜け出来ないようなので右手に向かう。するとすぐにエスカレーター発見。2階へ向かう。

しかしここで妙なことに。2階に行ったのに店に入れないのである!なのに目の前に広がるガラス越しには、食堂で上手いものを飲み食いしている人たちの姿が。はて、これはどういうことか…?

もう一度電話する。話しながらもう一度上り下りを繰り返した結果、どうも自分は駐車場へ行くエスカレーターに乗ってしまったらしいことが判明する。そういえば周りは手荷物を持った人たちばかり。

なるほど。しかし、まぎらわしい。入店してからのルートは誰でも分かるようにして欲しいものだ、と店のせいにしてみる(いきなりエスカレーターを上る客はそういないだろう)。

さて、気を取り直してもう一度1階に下りて更に右手奥へと進む。するとさっと視界が開けた。吹き抜けとなっている。いかにも店の入り口らしい感じだ。エスカレーターもある。ホッとして2階へ上がるとHさんが待っていた。

(つづく)
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by redhills | 2006-10-10 06:18 | 日記



赤坂日記・・・赤坂在住の"Akasakan" リトルが、東京のへそで日々の思いを綴る。
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