"the Akasakan diary"    ~リトル君の赤坂日記

2007年 02月 01日 ( 3 )

●分からん。いや、ほんとに…

某大臣による「女性は子供を産む機械」という発言が問題になっている。

安倍政権の年の瀬を襲った政治資金問題(大臣1人辞任)を、参議院副議長スキャンダルで打ち消してヤレヤレと思った矢先の、この騒動。野党はこれを奇貨として、同盟国を批判しまくる愉快な防衛大臣とセットに、開会したばかりの通常国会で攻勢に出る構えだ。

まあ、与野党の攻防は毎度のことなんで余り興味はわかないけど、この「産む機械」発言はなかなか隅に置けないものがあると思う。

なにせ、発言したのが少子化問題を所管している「厚生労働大臣」。
しかも、公的な会合で、少子化問題をどうするか話している中での発言だというのだから恐れ入る。

少子高齢化とか、出生率とか、人口減少とか、そういった問題を数字のみで考えているとこうなるのだろうか。

もちろん、一国の活力の源泉としての人口動態の変化は、長期的政策の根幹となる重要指標であることは言うまでも無い。
でも…一人一人の国民は、女性は、単なる数字じゃない。

そんなこと、分かってるはずなんだけど。
どうも、分かってないらしいんだよね、こういう発言聞くと。
何が分からんって、それが一番分からんところ。

ちなみに嫌味半分に言っておくと、このお方、東大卒の元大蔵官僚です。
わが国のエリートよ、しっかりしてくださいね。
[PR]
by redhills | 2007-02-01 16:51

●こちらの復活は期待薄?

レアル・マドリーのロナウドが今月からACミランに移籍する。

ご存知の通り、年俸60億の5年契約(どこからそんな大金が出てくるのだろう)と言うベッカムの7月からのMLSへの移籍も決定しており、これにより「El Galacutico(銀河系)」は名実共に消滅した。ま、フィーゴ、ジダンが去った時点で銀河系は実質的に崩壊しており、残っていた彼らはもはやスターダストでしかなかったのだが。

ロナウドはしばしばフェラーリに例えられる。つまり、とてつもない高性能だが扱いが難しく、なかなかスペック通りの性能を発揮しないのだ。だがそれにもかかわらず、彼をコレクションしたがる金持ちが引きも切らないのも、またロナウドらしい。

今回は、アブラモビッチにシェフチェンコを取られて得点力が激減し、どうにもならなくなったベルルスコーニがオーナーになった。果たしてロナウドは再生するのだろうか。ロナウドがまだ若く(といっても彼は今でも30歳なのだが)、バルサで得点王を取った頃のプレーは本当にすごい。だからバルセロニスタにとって、彼の移籍はちょっと複雑な思いなのだ。
[PR]
by redhills | 2007-02-01 16:27 | サッカー

●期待してもいいのかな?

昨年の国内の映画興行収入で、21年ぶりに邦画が洋画を上回ったらしい(記事はこちら)。

21年振りといったら大ニュースだと思うが、これはそれほど驚くような結果ではない。それどころか充分予想できたことだ。

赤坂日記でも2年前に書いた様に数年前から日本映画に復活の兆しはあった。その要因としてはまずシネコンが挙げられるだろう。

1ヶ所に大小複数のスクリーンを持つシスコンの登場により、状況によって上映する映画を入れ替えたり、上映時間をずらしたりなどといった、きめ細かな興業を展開することが可能になった。例えば、公開当初は一番大きなスクリーンを使い、時間の経過と共に徐々に小さいスクリーンへ動かしていくといったことができるようになり、興業が効率的になった。

また、観に来る客も、いつ行っても待たされること無く映画が見れる(人気の作品は同時に2つのスクリーンで上映時間をずらすなどにより)ということで、映画館に客足が戻ってきた。

それと、映画を作る際のコストが下がり、映画製作のハードルが低くなったのも要因だろう。これは大作映画についてではなく、特に若手監督が自主製作する場合などにおいて効果が大きいのだが、例えばデジタル技術の進展により、以前はありえなかったデジタルビデオでの撮影、編集、上映が可能となった。人件費が余り必要でない自主制作にとって最大のコスト要因は、高いフィルムの購入費と現像費、そして撮影機材や編集機材、スタジオのレンタル費であった。

それがデジタル化の結果、フィルムは不要となり、いくらでも撮り直しができるようになり(フィルムは失敗したらすべて無駄になる)、映像チェックもその場ですぐ出来るようになり、編集もスタジオを使わずに自宅のパソコンで手軽にできる様になった。もちろん、品質で同等とは行かないが、若手の監督やスタッフにとって、はるかに気軽に映画を撮れる環境が提供されたことは見逃せない。

そして、映画畑以外の分野からの資本・人材の流入が活性化をもたらした。特にテレビ局や大手商社が仕掛けた、メディアミックスによる映画事業が軌道に乗ったのが大きい。映画化とテレビドラマ化、それとDVD化によって、1粒で2度ならず、3度4度とオイシイビジネスモデルが出現した。いわば身内であり、製作側の意向も熟知したテレビ界やCM界のディレクターを起用することで手堅い映画製作を指向した事も良かったのかもしれない。

まあ、それら様々な要因が重なり合って邦画が盛り返したわけだ。

映画からの逆流現象も起き始めた。2年前に名前を挙げた中でも、沢尻エリカや蒼井優は人気急上昇だし、その他にも上野樹里や宮崎あおいらも、ほんの1、2年前までは映画が活動の中心であったのに、今や月9や大河の主役を務めるまでの人気だ。日本映画の元気を象徴した現象であると言え、映画好きとしてはまことに嬉しい事態と言って良いと思う。

ただ苦言もある。肝心の中身だ。邦画興収1位の「ゲド戦記」、2位の「LIMIT OF LOVE 海猿」ともに酷評を受けた。ゲドは作者のル・グエン氏が(宮崎アニメのファンであったにもかかわらず)その出来の悪さに激怒したらしいし、海猿は海猿で、映画の山場、生きるか死ぬかの場面で、主人公が生存者の救難に向かった沈没船の中、岸辺でそれを見守る恋人と携帯電話で愛してるだの何だのとアツイ会話を交わすという、ヤバイ映画である。

とはいえ、今や状況は整いつつある。近いうちに、映画史上に残る名作が日本で誕生することを期待しよう。
[PR]
by redhills | 2007-02-01 12:25 | 映画



赤坂日記・・・赤坂在住の"Akasakan" リトルが、東京のへそで日々の思いを綴る。
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28