"the Akasakan diary"    ~リトル君の赤坂日記

カテゴリ:ニュース( 53 )

●真実はどこに? (その2)

③ですが、実はそれ以前に考えなければならない点があるのですよ。それがこの争いの根深さを理解するうえで重要なのです。それは、そもそもNHKが放送しようとしていた番組の内容についてです。実はこれがひじょーに政治的にプンプン臭ってくるシロモノだったんですね。
 
 この番組、市民団体などが主催した、第二次大戦中の従軍慰安婦についての天皇と日本軍の刑事責任を追及するという、私的裁判(らしきもの)を、ありのままに伝える、というのが制作者の本来の意図であったらしいのです。しかし、産経新聞が報じている通り、この裁判らしきものは、すでに東京裁判で裁かれたことを蒸し返すものであり、被告(昭和天皇や日本軍)はおろか、弁護人もいない中、検事と称する人たちが一方的に被告の罪状をあげつらい、断罪するという、到底公正であるとは考えられないものであったのです。おまけにご丁寧にも、傍聴者には「主催者の趣旨に同意する」旨の誓約書を予め書かせるという徹底振り。主催者の顔ぶれを見れば、初めに結論(有罪)ありきというシロモノであったわけです。

 果たして、このようなイベントを「ありのまま」放送することは「公平で公正な」報道であるのでしょうか。ここは重要な点だと思います。公正性を疑う要因はまだあります。この番組はNHKが子会社に制作を委託し、さらにそこから民間会社に孫受けされていたのですが、あろうことか、子会社のプロデューサーが当イベントの主催者の一人であったというのです。これはどうみても公正さの担保に疑問が付きます。もしも自分がNHKの編集者であったなら、まちがいなくこの番組をそのまま流すことは「偏向報道」になると判断したでしょう。

④さらにさらにです。今回4年前の話が突然降って沸いたのには、ふかーいワケがあるという反撃を、安倍氏が開始したのだ!どういうことかというと、平たく言えば、「北朝鮮が裏で糸を引いている」というのです。これは爆弾発言!!しかし、これを荒唐無稽と笑えないのがコワイ。根拠があるのです。
 というのも、この私的裁判に登場した検事役の人物の中の2名が、実は北朝鮮の工作員であると日本政府が認定した人物であったという!現在彼らはビザの発給を認められておらず、日本に入国することは出来ない状態にあるというのでひと安心(ほっ)。

 ではなぜ今か?安倍氏いわく、まずこの問題で国会審議をさせることで、北朝鮮に対する経済制裁について審議する時間を奪う、また、拉致問題で劣勢にある世論を逆転させるために、反北朝鮮の急先鋒である、安倍、中川両氏をスキャンダルで追い落とそうとしたのだ、というわけ。ね?生臭いでしょ?これが事実かどうかはそれこそ闇の中なのですが、状況証拠ならあるんです。記事を書いた朝日の記者です。彼は以前から北朝鮮と深い繋がりがあり、問題の工作員(?)ともつながっていたのです。そして、社会部記者として安倍氏の周辺を取材していたというのです。さらに、今回涙の記者会見をしたNHKのプロデューサーの横にいた弁護士は朝日新聞の顧問弁護士だということがわかっているわけです。想像をたくましくすれば、北朝鮮→朝日新聞→NHKプロデューサー、という流れが感じられるというわけです。あくまで憶測の域ではあるわけですが(なお、朝日新聞には記事捏造の前科があるのですが、ここでは長くなるので触れません)。
 なお、NHKが海老沢会長の進退問題を抱えているという時期も好都合であったと考えられるのです。安倍氏はさらに、今年が教科書採択の年であることも北朝鮮側の焦りを呼んだのではと、もう、かなり大胆発言のオンパレード!いいのかね、そこまで言っちゃっても?他人事ながら心配になったりするのですが・・・。(続く)
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by redhills | 2005-01-18 08:20 | ニュース

●真実はどこに? (その1)

 さて、久しぶりに(?)生臭い話題が面白そうなので、長くなるけれどもコメントしてみようと思う。そう、例の朝日新聞が火をつけた、安倍、中川両氏によるNHKへの番組内容の改変圧力があったのかという話である。これが初めの報道からして生臭く、その後の経緯もなかなかドラマチックで非常に興味深く、またその背景なども奥が深いのだ。

 まずは朝日の記事。「NHK番組に中川昭・安倍氏「内容偏り」幹部呼び指摘

 そしてそれに対する各紙の社説。大雑把に言えば、朝日と毎日は肯定的で、読売と産経は否定的。ま、予想通りですな。

 朝日社説
 毎日社説
 読売社説
 産経社説


 さて、簡単な経緯から。ご存知のように、朝日報道の後、まずは事実関係が問題になり、ただちに安倍、中川両氏が反論、NHKも事実に反するという声明を出す。すると今度は、記事では匿名であった、当事者であるNHKのプロデューサーが涙の記者会見で真実を訴えたからさあ、大変!本来は表に出てくることの無い人が堂々とカメラの前で訴えたものだから、一気に論争はヒートアップ!週末のテレビでは、これまた新聞と同様、テレビ朝日とTBSは政治家のメディアへの圧力を糾弾する論調、フジテレビと日テレは朝日新聞と告発者の主張の怪しさを突く、といった具合にガチンコ状態に突入!そして今度は逆にNHK、そして安倍氏が朝日新聞と告発者に謝罪を求めるという事態に発展!どっちが勝つのか?どっちが本当のことを言っているのか?それに加えて、なぜ4年前のことが今急に出てきたのか、という疑問から様々な疑惑(?)が噴出してきた!あー、おもしろい(不謹慎)。

 ポイントをまとめてみよう。

①まず、最大のポイントは、事実関係がどうであったか、という点ですね。果たして朝日の報道にあるとおり、安倍、中川両氏は「放送前に」NHK関係者を「呼びつけ」、「番組内容を変えろ(あるいは放送を中止せよ)と迫った」のでしょうか。
 この点について、安倍氏は、自分が会ったのは「放送の前日」であり、しかも自分が呼びつけたのではなく、「NHKの方から予算の説明に来た」のであり、番組についても、向こうのほうから聞いてきたので「公平公正に報道してくれといっただけ」であると主張しています。中川氏に至っては、会ったのは放送後の2月2日であると主張。そしてNHKは、番組内容の改変は番組制作者として当然有する編集権の行使であり、また、改変の動きは1月半ばから始まっており、政治的圧力では決して無く、自主的なものであったと主張しています。
 これは、近いうちに明らかになるのではないかと思われます。当然のことながら、事実と異なった主張をしたほうが非を認め、謝罪するべきでしょう。

②しかし問題はそんなに単純ではないのである!報道と政治との関係は過去幾多の争いを生んできた。「ペンは剣より強し」という言葉は伊達ではない。そこにはジャーナリズムの真髄が凝縮されている(はず)。またもちろん、憲法の基本的人権でも最も重要であるとされる、「表現の自由」「思想・良心の自由」に直結する問題でもあり、事実に基づく報道が政治の介入によって曲げられるようなことは、決してあってはならないのだ。もし、安倍、中川両氏の政治介入が現実にあったとすれば、彼らは世論につるし上げられることでしょう。
 ですが逆に、現代社会において、マスコミは第4の権力として大きな力を持っており、数多くの過ちを犯してきたこともまた認めなければならないのです(松本サリン事件を想起してください)。不用意な、時には悪意ある報道は、本来守るべきものである人権を傷つけることにもなる両刃の剣です。当然ながら、権利と義務は表裏一体。報道の自由という特権を持つメディアは報道の責務も負っているのです。事実に基づかない報道はもはや報道ではなく暴力であり、厳しく問われるべきです。部数急減や視聴率急落、ことによると、放送免許が取り消される事態だってありえるのです。現にアメリカでは、去年のアメリカ大統領選でブッシュの軍歴を捏造放送したCBSの花形キャスター、ダン・ラザーは責任を取って解雇されています。
 
 つまりこの問題は当事者たちにとって、謝れば済むというものではないのです。政治生命やメディアの信頼性を賭けた争いにならざるを得ない。引くに引けないのです。(続く)
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by redhills | 2005-01-18 08:12 | ニュース

●どうでもいいんだけど (12月21日)

 ネットを泳いでたらちょっとおもしろいニュースがあった。

 『“ドラマ界のドン”橋田寿賀子(79)の目にはもう看過できない事態に映っているようだ。
 韓流ブームとペ・ヨンジュン騒動についてである。発売中の「週刊ポスト」のインタビューに応じてケチョンケチョンだ。

 タイトルは「韓国ドラマは反則技ばかり」。その中でこう怒っている。
 まず韓流ドラマについて。〈「こんなことやるかっ!」の現実と遊離した世界。ありえない死や事故、すれ違いなどを使わないで、いかに日常をドラマチックに描いて、かつリアリティーをもたせるか、それが作家の仕事〉とドラマのウソくささをバッサリ切り捨てた。

 ペについてはさらに手厳しく、〈ヨン様? 嫌い……それにしてもヨン様の追っかけの人たちね。よっぽど他にすることがないのねェ……哀れみを感じます〉とギャフンといわせる。

 橋田センセイが言っていることはまさに正解。そもそも、にやけた眼鏡男に狂喜乱舞しているオバハン連中の頭が変なのだ。

 「ペの騒動は日本の中年女性のレベルの低さを象徴している。橋田さんもペのバカ騒ぎによほど腹が立ったんだろうね。この騒ぎに女性のコメンテーターまで“私もヨン様大好き”なんて悪乗りしているから、この辺でピシッと言っておこうと思ったのでしょう」(民放プロデューサー)』

 ついに! という感じでなかなか気持ちいい

 僕は韓国ドラマなるものをまじめに見たことが無いので、何らこの件について意見を言えた義理ではないんだけど、「冬ソナ」ってかなりクサいメロドラマでしょ。そういったものは昔は日本にもあったんだけど、バブル以降日本の放送局が作らなくなった。「もっとおしゃれなドラマが見たい」という、F1世代(25~35才の女性。仕事をしていて未婚あるいはDINKSで割と時間も金もある)に照準を合われたドラマばかりを作っていた。
 そう、オバサマ方は大いに不満だったのだ。そこに大メロドラマを大真面目に真正面からやってしまっている「冬ソナ」が彼女たちのハートを鷲づかみ、という感じだろうか。いわば現代版『君の名は』だ。昔の大映ドラマなんか(山口百恵の『赤シリーズ』とか)で育った世代もいるだろうし、懐かしさと、ヨン様の微笑みに疲れた現実からの癒しを感じて、時間も金もあるオバサマパワーが一気に爆発した、と。

 確かに以前のオバサマには時間も金も無かったのだが、実はそれがあったのだ。くたびれたダンナは家に置いといて自分はさっさと成田へ、六本木へ、ソウルへ財布持って行っちゃう。韓流ブームとは、オバサマがより自由になったという証でもあるのだ。

 オバサマ方の好みのレベルが高いか低いかはともかく、日本の放送関係者はその怠慢を責められてしかるべきだろう。自前で作れないから、2匹目のドジョウを狙ってドラマを買い漁っている様子はどこかで見た風景だ。

 まぁ、ここまではどうでもいい話なのだけど、最後に、非常に由々しき大問題について簡単に。それは、ではなぜペ・ヨンジュンが日本から生まれないのか、である。僕の見るところ、これは一点に尽きる。それはジャ○ーズの存在だ。ジャ○ーズ事務所は僕の家のすぐ近くにあるが(それこそどうでもいいことだ)、ここが日本のショービジネス界をグローバルスタンダードからかけ離れた異質なマーケットにしてしまっている。このままでは、日本からは三船敏郎のような世界的俳優、世界的男性スターは生まれないだろう。
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by redhills | 2004-12-21 19:24 | ニュース



赤坂日記・・・赤坂在住の"Akasakan" リトルが、東京のへそで日々の思いを綴る。
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