"the Akasakan diary"    ~リトル君の赤坂日記

カテゴリ:映画( 35 )

●パッチギ! その3-井筒監督トークショー②(引き続きネタバレ注意!)

 康介はなぜ答えられないのか

 だってそれは、若いから。そして何も知らないから。ただかわいいから、きれいだから、好きになった女の子に付き合ってくれと言っただけの康介にとって(もちろんそのことは康介にとっては一大事だったのだが)、朝鮮人だとか日本人だとかなんてまったく考慮の外なんだから、そんなこと急に言われたって答えられるわけが無い。確かに朝鮮学校と彼のいる東高は仲が悪いが、彼自身はケンカには縁遠く、朝鮮人に特定の感情を抱いているわけでもない。女の子とヤレるという理由でマッシュルームカットにするようなカルいノリの軟弱高校生だ。そんな彼にとって、「朝鮮人になる」なんてことはまるで想像の範囲外だったろう。

 逆にキョンジャにとっては、それ、つまり「朝鮮人である」ということは生きていくうえで常に「強制的に」意識させられてきたことであり、彼女にとっては、「生きていく」ことと「朝鮮人である」こととは同義なのだ。彼女から「朝鮮」を取ったら、それは死と同じであり、「朝鮮」なくして彼女は存在し得ない。そんな彼女からしたら、付き合う人は朝鮮人以外には想像も出来なかっただろうし、朝鮮人と結婚して朝鮮人としての人生を生きていくという生き方しか彼女の頭の中にはなかっただろう。だから、日本人である康介に結婚したら朝鮮人になってくれるのか、と聞かずにいられなかったのだ。もちろん、そう訊ねたのは康介を避けたいがためではなく、好意を持っていたからこそ、康介の思いに真剣に向き合うべきだと思ったからこそ自然に出た言葉なのだが、康介は答えられない。

 ここに象徴される、両者(康介とキョンジャ、そして日本人と在日朝鮮人)の間に横たわる河は深い。このシーンが川でのシーンであることはもちろん、監督の意思である。監督は、この映画のテーマソングである「イムジン河」に、南北朝鮮分断の悲しみだけでなく、日本人と在日朝鮮人との意識の間にある埋めがたいズレをもダブらせている。
 
 キョンジャとのやり取りでは何のリアクションも取れなかった康介だが、やがてその感情を爆発させるときが来る。親友となり、ギターを教えてくれよと言っていた、同い年のチェドキが事故で死ぬ。日本人として唯一人葬儀に参列しようとした康介だったが、チェドキの親族からきっぱりと拒絶される。「あんた、在日について何を知っているんだ?何も知らんだろう!出て行け!!・・・出て行ってくれ」。
 何も知らない。それはどうしようもない真実だった。康介は一言も反論することが出来ずにチェドキの粗末なバラックを出る。激しいジレンマの中で声をかけることもできず、ただ目に涙をためて康介を見つめることしかできないキョンジャ。そして、帰り道の途中、康介は、一度は「イムジン河」を歌うことで在日の人たちと自分を結びつけた大切なギターを、泣き叫びながら叩き壊し、川に投げ捨てる。この場面が先ほどと同じ川でのシーンであることで、しっかりと前後がつながる。悔しかったろう。悲しかったろう。自分の無力、無知を知ったろう。それを僕ら観客は知らなければならない

 結局、彼には歌うことしかできない。だから彼はラジオで「イムジン河」を歌う(葬儀の当日にディレクターから出演を依頼されていたのであった)。ラジオから流れてきたその歌声を聴き、泣きながらラジオを手に、悲しみに沈むチェドキのバラックへと走るキョンジャ。康介の歌う「イムジン河」が狭いバラックを満たす。その歌声は彼らの魂を慰め、康介の思いはチェドキと在日の人々へと届いた。
 ここに僕らは希望を見出す。溝は深い。悲しみ、憎しみ、怒りは深い。でもそれを乗り越えることは出来るはずだ。監督はそういいたいのだ。そう、それこそが「パッチギ=乗り越える、突き破る」なのだ。ここにこの映画のテーマがある。

 もう1人の主人公といえる在日朝鮮人のアリソンも、乗り越えよう、突き破ろうともがく。弟分であるチェドキの死を乗り越えるため、親友であるバンホーとともに、彼が死ぬきっかけを作った東高空手部との弔い合戦へと向かう。彼にはそれしかチェドキに応えるすべが無い。朝鮮と日本、両者はまたしても川を挟んで向き合い、やがて決戦へと突入する。しかし意外なところに救いはあった。看護婦となったガンジャが、彼の別れた元の恋人である桃子の出産が近いことを告げる。ケンカを抜け出して病院へと走るアリソン。新しい命の誕生。彼もまた希望を得、何かを乗り越えていく。

 ・・・あれ、いつの間にかトークショーが吹っ飛んじゃいましたが、まぁ、井筒監督の言いたいことと、そう違いはないと思っております。

 未来に何の希望も見出せない在日朝鮮人の若者と、未来に不安も無い代わりに願望もない日本人の若者。同じ土地に生きながらまったく違う世界で生きる両者が、それぞれに立ちはだかる何かを「パッチギ」、成長してゆく。いつの日か彼らが河を渡れる日が来ることを祈ろう、そんな気にさせる作品だ。

 トークショー後、受付付近で監督がサインに応じていたので、ミーハーな僕はすかさずパンフを買い求め、サインをもらった。サインをしながら「みんなに薦めてくださいよ」と監督。「はい、もちろん!」と調子のいい僕。だからというわけじゃないけれど、いい映画ですからみなさん、見ましょう!

 監督、宣伝しましたよぉ! これでいいですか? (って、見てるわけねーじゃん)
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by redhills | 2005-02-27 02:37 | 映画

●パッチギ! その2-井筒監督トークショー(ネタバレ注意!)

 2時間の上映が終わると共に会場からは拍手が起こる。当て推量だけど、2~3割くらいが在日の人なんじゃないだろうか。感動のオーラが会場を包んでいい感じ。

 すぐにスクリーンの前に椅子が用意される。期待と緊張が高まる。やがて井筒監督の名が呼ばれる。拍手の中、僕らと同じ後ろの入り口からトットットッとステップを降りて登場。見た感じは、ま、テレビなんかのまんまだ。

 始めに監督からちょっとしたお話。この作品を作るきっかけが前作『ゲロッパ!』の台本で悩んでいるときにプロデューサーから紹介された本(「少年Mのイムジン河」松山猛著)だったことなど。しゃべっている様子はテレビと違って、ちょぼちょぼと語る。「それでですね、僕はですね・・・」テレビだと怒鳴り口調で、なんかケンカ売ってるみたいだけど、今回は若い人が多いということもあるのだろう、わかりやすく語りかけるような感じ。

 質疑応答に入る。最前列の在日少女軍団がすごいアピール! で、当然のごとくその中の一人が指名される。と、マイクが向けられる前に「撮っていて一番苦労したのはどのシーンですか!」と大声で聞く。元気があってよろしい。監督が「それはですね・・・」と答え始めたところで司会役の劇場の方が「なんていうダイレクトトークだ! 今の質問は『一番苦労したのはどのシーンですか』という質問でした」と、あわてて割って入る。それくらいにスムースな、熱い雰囲気があったわけです。
 肝心の監督の答えは、最後のクライマックスである、鴨川での大乱闘シーンだったとのこと。朝鮮側30人、日本側70人(こちらには大阪からの援軍が来ている状況)、計100人の高校生が両岸から川に飛び込み、中州で激突するというシーン。監督だけでは演出の手が足りるわけが無く、8人の助監督と手分けをしてチーム単位で演技をつけていったが、なかなか決まらず、テストだけで2日を要したとのこと。複数のカメラを同時に回しいっぺんに撮るので1人の失敗でも撮り直しとなってしまうため、簡単に本番とはいかないのだ。夜のシーンだが合計1000キロワットという強力なライトを使って昼間のように明るくした上でカメラの露出を絞って暗く撮影した。ただでさえ観光客の多いところなのに、夜中にこうこうと明るくしているので大変な人だかりだったそうだ。渋る京都府警を説得して、3日目にやっとオーケーが出たそうな。

 他には、やはり在日朝鮮人の問題についての質問が出た。(以下ネタバレします!)主人公の康介は川向こうでフルートの練習をしているキョンジャを見つけ、いてもたってもいられずに川に飛び込んで向こう岸まで渡っていく。「つきおうてくれへんか?」と告白する康介に、キョンジャは問う。「もしも結婚することになったら、朝鮮人になれる?
 康介は答えない。正確にはどう答えようかというところで場面が変わってしまう。質問した人は雑誌の編集者で、「これはその答えを観客の想像に任せたということでしょうか」と言っていたが、監督は答えなかった。しかし、それは監督が答えるのを拒否したのではない。すでに監督は明確に答えている。それはイエスでもノーでもない。康介には答えられないのだ。つまり、映像そのままが答えなのだ

 ではなぜ康介は答えられないのか。

 ここは映画全体ともつながるとても重要なシーンなのでもう少し掘り下げてみようと思う。 (続く)
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by redhills | 2005-02-27 01:44 | 映画

●パッチギ! その1

 映画『パッチギ!』を見た。日本映画の封切りものを見に行くことはほとんど無いんだけど、今回は終映後に井筒監督のトークショーがあるってんで行ってみようって気になったというわけ。盛んに他人の作品の批判をしている監督の話を聞いてみたいというのとミーハー気分と半々といった感じ。

 場所は渋谷のアミューズCQN。新しい映画館だ。駅から5分ほど歩いて到着。ビルも新しい。なぜだかよくわからんが、1階にエレベーターがない。エスカレーターで3階までいって、そこからエレベーターに乗る。最近少しずつだが新しい映画館が誕生している。映画ビジネスが上向きな兆しかもしれない。

 きっと混むだろうと思って45分前に行くと整理番号は68番。やっぱりけっこう入っている。上映15分前に入場。人だかりでごったがえしている。隣の人の整理番号をのぞくと98番。半分以上は埋まりそうだ。アミューズCQNはシアター1から3までの3つのスクリーンを持つシネコンだが、どれも小さくてミニシアターが3つ集まったようなイメージ。新しいので人は入りやすいと思う。こういった、ミニシアター系の映画を中心に上映する新しい映画館は応援したくなる。

 10人単位で番号順に入る。スクリーンが小さいので前から4列目をゲット。最前列は予想通り、紺のチョゴリを着た女子高生たちがにぎやかに陣取る。かなりにぎやか。前の席の高校生の兄ちゃんがデカくて頭がスクリーンから20センチくらい飛び出している。字幕が見れなくなる不安があったので一言お願いする。

 さて、映画自体については、出来はよかったです! 監督に言われたからじゃないですけどおすすめです!ので、ネタばれしない程度に紹介します。

 舞台は1968年の京都。70年安保に向けて学生運動が盛んであり、音楽ではグループサウンズが絶頂期を過ぎ、フォークが黎明期を迎えていた頃の、日本人と在日朝鮮人の高校生たちの青春を元気一杯に描いた作品。

 映画を見るうえで知っておくといいことは2つくらい。1つは「イムジン河」という歌の話。イムジン河とは南北朝鮮を流れる河で、この歌は、その流れに託していつの日か祖国が一つになる日がくることを願ったもの。もとは朝鮮語の歌だったのをフォーククルセダーズが日本語の歌詞をつけ発表しようとしたところ、当局により中止に追い込まれた。しかしライブでは歌い継がれた、幻の名曲。2つめは、「パッチギ」という言葉。朝鮮語で「突き破る、乗り越える」という意味。または「頭突き」のこと。朝鮮人のケンカでの定番。

 ま、小難しいことはさておき、見てみるのがいい。

 まず高校生役の演技がよい(特にアンソン役を演じた高岡蒼佑は注目)。朝鮮側も日本側もとても自然に演じられていると思う。クサさ、ぎこちなさ、わざとらしさが感じられなかった。これが実はとても難しい。撮影は2ヶ月ほど合宿状態で行ったそうだ。かなり絞られたと見る。その成果は出ている。

 そして、ケンカがいい。確かに日本人と朝鮮人のケンカの連続なんだけども、それが暗く陰湿でなくて、豪快で、カラリとしていて明るく、すがすがしさすら感じさせる。ギャグも満載で、鈴木清順の『けんかえれじい』(高橋英樹主演)を思い出した。井筒監督はやはり若者のケンカを描いた作品(「ガキ帝国」「岸和田少年愚連隊」)で評価された。さすがに生き生きと描かれている。

 そしてそして、どうしても出てくる、在日の問題。監督はこれも重くならないように気を使いながら、でもキモのところではガツンと楔を打ち込んでいる。引きずらず、でも考えさせるように作っている。これも好感が持てる。

 全体として、青春映画の王道を迷いなく堂々と進み、たくさんの若い役者たちのエネルギーを確かな演出力でまとめあげた、質の高い作品です。こういう作品が好きな人はもちろん、そうでない人でも楽しめると思います。 (続く)
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by redhills | 2005-02-25 17:45 | 映画

●若尾文子

若尾文子がいい。
新・文芸座で増村保造特集を見る。「清作の妻」「赤い天使」。どちらも若尾が主演。
しかし昔の女優さんてやはり演技うまいよ。若尾の低い声は暗く湿っていてセクシー。それに強さも感じさせる。結局増村特集ではあったが、監督うんぬん以前に若尾文子ばかり見ていた。ま、増村+若尾は有名なので若尾を見ることはまちがってはいないのだが。それにしても若尾は良い。そういえば「赤い天使」の戦争シーンは迫力あった。何と若尾までが銃を手に取り戦うのである。
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by redhills | 2005-02-10 23:58 | 映画

●ハン・ソッキュとソル・ギヒョン

 ちょっと遅くなったけれども、韓国映画特集の感想を。

 21日の金曜日、「グリーンフィッシュ」と「ペパーミントキャンディ」を見た。前者は1997年、後者は1999年の作品で監督はどちらもイ・チャンドン。
 両作品とも良い映画なのだが現在の韓国映画ほど洗練されておらず、過渡期の韓国映画の持つ、一昔前のテイストが味わえた。印象としては、香港映画のノリに豊かな自然がミックスされた感じ。
 香港映画のノリというのは、都市の中での場面。やたらと雑然としていて全体に湿度が感じられるところ。ただ、どちらもそうだが(特に後者)登場人物の極端な感情表現は少し異質に感じる。とにかく主人公がやたらと大声で叫ぶ、やたらに殴りあったり蹴り合ったり、暴力シーンが多い。こんなところは韓国独特のものを感じさせる。
 それと、どちらも鉄道が出てくるのだが、そのシーンがとても美しい。電化されていないためにレールが深い山並みや田園の中にスーッと伸びていて、思わず吸い込まれそうになった。直接訪れて見たいと思う景色がいくつも出てきた。やはり列車の旅はいいなぁ。
 あと、80年代~90年代の韓国の風俗(古い町並みや庶民の生活)がとても良く描かれていると思った。ここ4、5年の韓国映画でも同じ時代の描写は出てくるが、どんなに金をかけて作っていても、この両作品に勝るものはなかった。それくらい、質感があって人々の顔つきもまさに、少し前の人たちといった風情で素晴らしかった。おそらく、こういったロケ地はもうないのだろう。韓国も90年代以降、町並みなどが急速に変わりつつあるのだろうと感じた。
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by redhills | 2005-01-24 17:02 | 映画

●キム・ギドク。映画監督

 「魚と寝る女」「悪い男」を観た。

 彼は「韓国の北野武」と呼ばれているそうだ。なるほど、共通点はある。暴力的描写。感覚的映像。極端に少ない主役のセリフ。特に北野監督の初期作品、「その男、凶暴につき」「ソナチネ」に近いものがあるという評価なのだろう。
 また彼は映画監督になるまで、映画の勉強をしたことが無かったそうだ。高校を出ると工場で働き、軍隊で5年を過ごし、非常に居心地が良かったにもかかわらず軍を除隊し、夢を追って片道切符でパリへ絵の勉強に行く。そこで映画に出会い、帰国してから脚本を書き始める。そしていきなり監督。助監督の経験も一切無い。なんとなく安藤忠雄を連想させる。
 そういった点が、彼をして韓国映画界の異端児と言わしめ、国内の一部や海外で高い評価を受けながら興行的な成功とは結びつかず、低予算のアート系監督の地位に留まらせている要因だろう。しかし、映像作家としての才能は疑いようも無い

 彼の作品を頭(理性)で理解しようとしてはいけない。初めからありえない世界を描いているから理性が許容できるわけが無い。そして彼もそんなことをまったく望んでいない。だから、台本の合理性にケチをつけても、それは彼の作品の評価に(良くも悪くも)まったくならないし、彼について何も語ったことにはならない。つまり、上記2作品に共通しているのは、非常に強烈な寓話性である。この寓話性により彼の作品は強いメッセージ性を与えられ、その他凡百の「きれいな絵をとる」作家たちによる、映画と称する無残なイメージビデオの類と明確な一線を画すことになるのである。言いかえれば、寓話の中でこそ、彼のメッセージは明解な像を結ぶ。そして、彼の紡ぎだす美しい映像が芸術性を高める重要な要素となっていることはもちろんである。

 「魚と寝る女」は、まず冒頭の状況設定、中でも幻想的な湖の描写でこの世界が現実世界と隔絶した異世界であることを強烈に主張し、なまめかしくも強引に観るものを引きずり込んで行く(あたかも劇中の女主人が男を誘い込むように)。まず明確にしておこう。これは現代版「砂の女」だ。片や水のまったく無い砂だけの世界。片や滴るような水にあふれた世界。完全な対照世界だが、そこに棲む女の正体は同じだ。男たちは蟻地獄に堕ちた蟻よろしく、一度引きずり込まれたら抜け出すことは出来ない。男たちは女の子宮(砂丘あるいは湖)へと吸い込まれてゆく。映画の中で女は最後まで一言もしゃべらない。しかし、彼女の棲む世界と彼女の全身が、激しく、悲しく、切なく、なまめかしく語り続ける。それがキム・ギドクの言語だ。それはこの世のものではない、異世界のものである。が、まぎれもない「愛」であることが伝わってくる。ただ一点、エンディングの曲にどうしても違和感が残った。それ以外は非常に素晴らしい。

 逆に「悪い男」では、セリフをしゃべらず、愛を捧げるのは男の方である。そして現代の都市(ソウル)で話は展開する。しかし、寓話であることは一貫している。こちらでは、男が暴力的に、理不尽に、容赦なく、女を堕落の底へと突き落としてゆく。そして、社会の底辺に蠢く暗がりの中で、ライターの炎のようにゆらめく愛を灯す。この映画を単なる性倒錯者の偏愛を描いたものであるとする評価があるらしいが、彼の、寓話の中で語られる言語を読み取っていないのである。確かに設定は異常であり、出てくる男も女もまともではないかもしれない。しかし、だから何だというのだ。リアリティーが無いから嘘だというのか。ありえないから偽者だというのか。違う。彼は最初からリアリティーを放棄している。彼は自身の作り上げた異世界の中で、自身の作り出した言語で男と女を表現しているのである。そこには真実がある。見た目のリアリティーを主張する安っぽい偽者よりも、千倍も万倍も美しい、切ない、純度の高い愛を語っている。音楽については、メインテーマの曲が非常に良い。ちなみにどうでもいいことだが、主演のチョ・ジェヒョンはキム・ギドクの常連であるが「8マイル」のエミネムに似ている。ソ・ウォンはこれが映画2作目だが、熱演。観月ありさ似か。こちらも一点、なんでチョに一箇所だけセリフを与えたのだろうかという疑問が残った。

 避けて通れないのは彼の暴力的描写についてである。これをそのまま受け取ると残酷さやおぞましさに引きずられて彼の言葉が理解できなくなる。つまりはこれもまた寓話の産物なのだ。彼の作品に繰り返し出てくる痛み、マゾヒズム。そして汚ならしさ、おぞましさ。しかし、それらが寓話的設定の中で逆に感情の純粋さを際立たせる効果を生んでいるのだ。これはおそらく意図的なものではなく、彼の生理的な表現手法なのだろう。ありえない世界であるからこそ、ありえない表現、ありえない描写が違和感無く存在でき、それらは人間がその奥底に隠し持っている本能的な残酷さ、情愛の本質である激しさ、底知れない深さ、美しさをえぐり出すのだ。私たちが日常の社会生活の中では決してさらけ出すことの無い心の底の闇。彼は汚物にまみれたどぶをさらって、そこから一粒の真珠をとりだしてみせる。これは並の才能で出来ることではない。

 何と素直な監督だろうと思う。アート系といわれ、客が入らないため低予算。はっきりと分かれる評価。無理も無い。しかし、この2作品を見る限り、彼は自分の言葉に自信を持っている。他の作品を観てみたいと思う。自分が彼の経歴に勇気付けられているのも事実である。

 でも正直のところ観たくないという気持ちもある。これを嫉妬心という。
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by redhills | 2005-01-18 04:57 | 映画

●思い出の映画たち5 「息子のまなざし」

 あいも変わらず映画の録画で苦闘しているリトルであります。ま、それはさておき。

 とうとう、2004年も最後の日となりました。

 今年は地震や津波などの大規模災害が多い一年でした。被災された方々にまずはご冥福をお祈り申し上げます。今日でいやな出来事とはお別れをして、明日から新しいスタートが始まることを祈っています。

 さて、このブログ「リトル君の赤坂日記」も10月19日に始まってから2ヵ月半ほどが経ちました。今日まで59回書き込みをしました。これが60回目になります。初めはブログなんて始めてしまってだーれも見てくれなかったらどうしようか、なんて不安に思ったりもしましたが、おかげさまで今では大体1日20~25人の方が覗いてくださっているようで本当に嬉しい限りです。一時、怠け癖が出てしばらく更新が途絶えたりしましたが、何とかここまで続けることが出来ました。
 いの一番にコメントをくれたgikyoudaiさんをはじめ、cxz00061さん、mashengkuan4477さん、phooさん、ayamama-desuさん、アンラッキーセブンさん、himitunohanazonさん、sakさん、みっちゃんさん、おっちゃんさん、manamizwさん、tonochan7160さん、むむさん、キム・ドクさん、ありがとうございました。みなさんのコメントがブログを続ける原動力だったと思います。来年もよろしくお願いいたします。僕もがんばって続けていこうと思います。


 さて、ご挨拶はこの程度にしまして、最後はやっぱり、映画! ということで、今年もっとも衝撃を受けた映画2本のうちのもう1本、「息子のまなざし」で締めましょう。


 息子のまなざし:LE FILS THE SON(2002)

 監督:ジャン=ピエール・ダルデンヌ Jean-Pierre Dardenne
    リュック・ダルデンヌ Luc Dardenne
 製作:ジャン=ピエール・ダルデンヌ Jean-Pierre Dardenne
    リュック・ダルデンヌ Luc Dardenne
    デニス・フレイド Denis Freyd
 脚本:ジャン=ピエール・ダルデンヌ Jean-Pierre Dardenne
    リュック・ダルデンヌ Luc Dardenne
 撮影:アラン・マルクーン Alain Marcoen
 
 出演:オリヴィエ・グルメ Olivier Gourmet   オリヴィエ
    モルガン・マリンヌ Morgan Marinne   フランシス
    イザベラ・スパール Isabella Soupart   マガリ
    ナッシム・ハッサイーニ Nassim Hassaini   オマール
    クヴァン・ルロワ Kevin Leroy   ラウル
    フェリシャン・ピッツェール Felicien Pitsaer   スティーヴ


 この映画は渋谷のミニシアターで見ました。観客は20名ほど。初日でもないのでこんなものでしょう。でもこの作品は大スクリーンで見るのには合わないと思います。家で見るのもいいかもしれません。

 ダルデンヌ兄弟の前作「ロゼッタ」はカンヌのパルム・ドールと主演女優賞をとりましたが、続くこの作品は同じくカンヌで主演男優賞をとりました。カンヌ好みなんでしょうか。主演のオリヴィエ・グルメさん、何やらおいしそうなお名前ですが、カンヌ史上もっとも少ないセリフで受賞したといわれています。

 ダルデンヌ作品は手持ちカメラで撮影します。カメラは前作同様アラン・マルクーン。これは画像にリアリティーをもたらします。そしてとにかく、人の動きに合わせてよく画面が動く。始めは何でこんなに動くのか不思議なのと不快なので酔いそうになりました。しかしそれも、見ていくうちに慣れると共に、おぼろげにその理由もわかってきます。

 派手な演出、ありません。特撮、ありません。物語はある中年男と少年との謎めいた関係を焦点に進んでいきます。ただ、その関係もほどなく明かされます。でもそれで物語りは終わらないのです。いや、そこから初めてこの作品の光は輝きを増していくのです。僕らはカメラの動きに次第に同化してゆき、そしていよいよ物語りは佳境へ。

 そのクライマックスの瞬間、僕は、静かに、静かに、息を呑みました。僕は、「この監督は、なんて勇気のある監督なんだろう」と思いました。「殺人の追憶」とはまったく違った、静かな衝撃に襲われ、席から立てませんでした。

 こんな映画ってありなんだろうか。ストーリーが意外な展開をするわけではない。びっくりする映像が飛び出すのでもない。派手なロマンスがあるわけでもない。俗にいう泣けるいい話というほどの物語でもない。声高なメッセージを叫ぶわけでもない。でも、観終わったこの作品は、まぎれもなく僕の心を揺さぶっていた。本当に静かな美しさ、神々しいまでの静謐な力が画面を満たしていました。こんな映画を作って観せる、ダルデンヌ兄弟の揺るぎない信念に打たれました。
 
 ねちっこいカメラの動き、グルメの寡黙だが美しく雄弁な演技、そして、ダルデンヌ兄弟の驚異の演出。それらが美しいハーモニーを構成し、奇跡的な作品を生んだ。ニューヨーク・タイムズの「『息子のまなざし』を傑作と呼ぶことは、この映画のつつしみ深さを侮辱することになるかもしれない。だが、いつまでも心に残る、つつましくも、まったく無駄のない奇跡的な作品であることは明らかだ。」という言葉がズーンと来ました。正確な映画評だと思います。僕はこの映画から勇気をもらいました

 さいごに。

 みなさまにとって、来年が平和で穏やかな一年でありますことを!
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by redhills | 2004-12-31 15:10 | 映画

●思い出の映画たち4 「スモーク」

 スモーク:SMOKE(1995)

 監督:ウェイン・ワン Wayne Wang
 製作:ピーター・ニューマン Peter Newman
     グレッグ・ジョンソン Greg Johnson
     ケンゾー・ホリコシ
     ヒサミ・クロイワ
 原作:ポール・オースター Paul Auster
 脚本:ポール・オースター Paul Auster
 撮影:アダム・ホレンダー Adam Holender
 音楽:レイチェル・ポートマン Rachel Portman

 出演:ハーヴェイ・カイテル Harvey Keitel
     ウィリアム・ハート William Hurt
     ストッカード・チャニング Stockard Channing
     ハロルド・ペリノー Harrold Perrineau
     フォレスト・ウィッテカー Forest Whitaker
     アシュレイ・ジャッド Ashley Judd


 今回はクリスマスに一番ピッタリな映画「スモーク」を!

 実はこれは僕が一番好きな洋画です。ベストはどれかじゃなく、一番好きな洋画は?と聞かれたら「スモーク」と言うと思います。

 映画って、本当にいろんな種類があるわけで、いい映画、見てよかったなと思う映画は百本じゃ収まらないと思います。そのどれもがそれぞれに素晴らしい映画で、そこからベストを選べといわれてもとてもじゃないけど1つなんて無理なわけです。10本でも困るでしょう。でもなぜか好きな映画は言えるんです。
 これってつまりその人の好みのツボがどこにあるかなんでしょう。例えば「スターウォーズ」が一番好きな人はSF冒険ものが好き、「羊たちの沈黙」が一番好きな人はサスペンスが好き、「リング」が好きな人はホラーが好き、「ノッティングヒルの恋人」が好きな人はラブストーリーが好き、「オースティンパワー」が好きな人はコメディーが好き、なんて具合。監督や役者の好みもあるでしょう。

 で、僕はというと大概のジャンルの映画は見ますが、やはり落ち着くところはヒューマンドラマ系になります。しかもけっこう淡々としていて段々じわ~っとくる系。そして「スモーク」はまさにそんな一本です。ですから、ストーリーに山あり谷ありのジェットコースターに乗っているような映画が大好きな人は退屈だと感じるでしょう。でもね、これがいいんです。味が深い。
 まったく見ず知らずの人でも、「スモーク」が好きだ、という人なら気持ちが通じるような気がしますね。

 原作は、ポール・オースターの「オーギー・レンのクリスマスストーリー」。ブルックリンにある煙草屋を舞台に店主であるオーギー・レンを中心に織り成す人間ドラマを丁寧に描いた秀作。
 もともとが煙草屋の日常を積み上げた話なので、骨太なストーリーというのは存在しない。もう、こういうところがすでに小津好みの僕にはまってくるんだけれども、その中に、登場人物のオーギーやそこの常連客たち、都市の下町で生きる者たちの切なさが淡々とした描写の中からググッと迫ってくる。知らないうちに見るものは彼らと一体化してしまう。

 ワン監督の演出ももちろんいいんだけど、やはりオースターのホン(台本)が素晴らしい。何気ないせりふがピッピッて刺さってくる。それが少しづつ効いてくるんだねぇ。遅効性の風邪薬みたい。・・・あ、そうか。なるほど、この映画は漢方薬か! そういえばワン監督は中国系アメリカ人だし。

 く~、シブいね~、「人生で大切なことなんて煙のようなもの」なんてさ。フッと一息で跡形もなく消えてしまうけど、それこそが宝物なんだよねぇ。なくなって初めてわかる。ふ~け~ばぁ~と~ぶよぉ~な~しょ~ぎのぉこま~に~、なんて歌があったけど、そんな、大都会の片隅で、誰に目をかけられるわけでもなく、でもそれなりに生きている市井の人たちの姿。それらをあえて劇的に、感傷的に描かずに淡々と綴っていくところがセンスであり、この映画のキモだねぇ。

 ワン監督、オースターと確か友達だったはず。だから、ホンに込められたメッセージを完璧に映像化した。これも素晴らしい才能です。
 そして、断然いいのが主演のハーヴェイ・カイテルとウィリアム・ハート。俺、こんなおっさんになりたいよ。ちょいと投げやりで、自由を愛していて、優しくて、人生の失敗を何とか取り返そうとしてそれなりにもがいている役どころを、実に的確に演じてる。渋くてかっこいいね。

 でもどこがクリスマスストーリーなの?

 そうですよね! いい質問です。それはそれは素敵なストーリーが出てきます。ストーリーのない映画に出てくるストーリーとは・・・ここには書きません。見てください。もう絶対ここで泣いちゃいますよ! トム・ウェイツのザラついた歌声と映像が完璧にフィットしてます。

 でもみなさん、忘れないように。一番大切なものは煙のようなものなのです。この意味は映画を見ればわかります。
 今年のクリスマスは週末ですね。恋人と一緒の人は恋人と。一人の人は一人で。「スモーク」を見て感動しましょう!
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by redhills | 2004-12-20 18:03 | 映画

●思い出の映画たち3 「殺人の追憶」

 殺人の追憶:MEMORIES OF MURDER(2003)

 監督:ポン・ジュノ Bong Joon-Ho
 製作:チャ・スンジェ
    ノ・ジュンユン
 脚本:ポン・ジュノ Bong Joon-Ho
    シム・ソンボ
 撮影:キム・ヒョング
 音楽:岩代太郎
 
 出演:ソン・ガンホ Song Gang-ho パク・トゥマン
    キム・サンギョン Kim Sang-Kyung ソ・テユン
    パク・ヘイル Park Hae-Il パク・ヒョンギュ
    キム・レハ
    ソン・ジェホ
    ピョン・ヒボン
    パク・ノシク
    チョン・ミソン

 もうそろそろうんざりしてきたが、世の中「韓流」である。僕は冬ソナすらチラリと見たきりなのでえらそうなことは言えないが、これだけは断言できる。それは韓国映画の勃興だ。
 現在の韓国映画界は1950年代の日本映画界を髣髴とさせる、黄金期を迎えていると思う。黎明期から先駆的作品を作ってきた巨匠、今まさに脂の乗り切った実力派、そして雨後の竹の子のごとく次々と現れる新しい才能たち。それらが塊となって奔流のように傑作を連発している。おそらく数年のうちに、韓国映画がカンヌあるいはアカデミー賞の作品、監督、主演男優、女優、外国語作品賞のどれかを取ると見る。

 だから今回僕が韓国映画を取り上げたからといって、それは決して「韓流」のせいではない。むしろ、「韓流」などといっていると、韓国映画で今何が起こっているのかを正しく見れなくなる。ハリウッドよりはるかに注目すべきだよ。

 というわけで、今年僕が最も衝撃を受けた映画2本のうちの1本、「殺人の追憶」を。

 評判は聞いていたので大いに期待して観たのだが、これほど期待にたがわぬ出来栄えだった映画は久しぶりだった。2003年の東京映画祭で絶賛され、アジア映画賞を受賞。
 パンフレットはもちろん賞賛の嵐なのだが、その中での白眉は阪本順治監督のコメント。僕はこれに付け加える言葉を知らない。いわく、「映像美と画角、俳優の演出、俳優の演技、キャストの配置、伏線の張り方、小道具の使い方、ストーリーテリング、ユーモアのセンス、音楽と音、アクション、時代性、すべて、計画されて、すべて成功している。黒澤明の孫が、日本で生まれず、韓国で生まれた。まいった。」

 まさにおっしゃる通り。観終わってしばし雷に打たれたように朦朧とする中で、今俺が体験したのは何なんだろうか、とぼんやりと考えた。感動? Oui、悲しみ? Oui、喜び? Oui、衝撃? Oui、それら全部が正解だったが、それら全部を合わせても完全ではない、何かが残った。映画と呼ばれるもののみが成せる何かを自分は確かに体験したと感じた。
 エンターテインメントと呼ばれる要素のすべてを選び抜いて鍋にぶち込み、じっくり煮込み、細心の注意を払って味付けし、ベストのタイミングで差し出す。喜劇と悲劇、沈黙とアクション、正義と狂気を一つにして破綻させないどころか相乗効果を挙げて傑作にしてしまう、まさに彼、ポン・ジュノは黒澤の後継者だ。そして末恐ろしいことだが、何とこれが彼の2作目なのだ。それも1作目はシュールなコメディー(「ほえる犬は咬まない」)であり、まったくテイストの違う作品なのである。(ちなみに、僕が韓国の小津になるかもと感じているのは「子猫をお願い」のチョン・ジェウン監督)

 まず映画というもので、出だしほどその監督の実力(センス)が出る部分はないと思うのだが、「殺人の追憶」は、この出だしが抜群にいい。あの空と、あの風景。あの色と構図。あのカメラの動きと間。そしてあの音楽。すべてが完璧。だから僕は始めの1分で彼の才能にマイってしまった。そして「これは大変なことになる」と緊張が体中を走った。それから終映までの2時間以上の間、1秒も緊張が緩むことは無かった。念のため言っておくけれど、それは眉間にしわを寄せていた、という意味じゃない。ちゃんと笑う場面が沢山用意されている。言い換えれば集中が途切れなかったということ。

 キャスティングがまたズバリ。ソン・ガンホって、蛭子さんみたいだなぁ、なんて思ってたが最高の演技をしてくれている。その他の出演者も本当に的確なキャスティングと演出で、唸るしかない。
 そして僕がすごいと思ったのは、監督の色に対するこだわり。特に空の描写は素晴らしい。もう僕が、「この場面はこの色だよな」という、まさにその色を出してくれる。シチュエーションと完全に一致した描写には鳥肌が立つくらい。本当にずば抜けたセンスだ。

 と、ほめまくっているだけでここまで来てしまったんだが、ここから時代背景やらストーリーやら各登場人物やら名珍場面の肝など説明していたら大変だし、する必要もない。とにかく一言、絶対に損じゃないから見たほうがいい。レンタル代が惜しかったら僕がおごってもいいから観て! これだけいって終わりにする。
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by redhills | 2004-12-18 05:16 | 映画

●マラソン (12月11日)

 今はもう12日。いちおう、休みを取ってから書いてます。

 季節は冬だし、シーズンだからって、マラソンつってもあの42.195キロじゃないんです。昨日から今日にかけての映画三昧がまるでマラソンだったんで。午後仕事を終わってから池袋に直行。実は引っ越してから映画を映画館でまったく見ていなかったという極度の飢餓状態がこの偉業!?を可能にしたのである!

 以下ざっと、観た映画を上映時間順に並べてみる。映画館はもちろん、全て「新文芸坐」。

 18:00~19:50 「みなさん、さようなら。」(2003)
 20:00~22:00 「グッバイ、レーニン!」(2003)
 22:30~0:40  「グレースと公爵」(2001)
  0:55~2:30  「緑の光線」(1985)
  2:45~4:20  「海辺のポーリーヌ」(1983)
  4:35~6:20  「クレールの膝」(1970)

 正直に白状すると、「クレールの膝」はほとんど寝てました。ただ美しい湖畔の景色が記憶に残っている全て。でも、「みなさん、さようなら。」の素晴らしい台詞回しは感心したし、「グッバイ、レーニン!」の家族愛には感動したし、「グレースと公爵」以下のエリック・ロメールの4作品は(少なくとも3作品は)堪能したし、僕はなかなかだったと思ってるんだが。さて来週はトニー・レオンのオールナイト。がんばるぞ。
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by redhills | 2004-12-12 15:54 | 映画



赤坂日記・・・赤坂在住の"Akasakan" リトルが、東京のへそで日々の思いを綴る。
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