"the Akasakan diary"    ~リトル君の赤坂日記

カテゴリ:スポーツ( 4 )

●真夏の夜の悪夢②~彼が失ったもの

<<試合内容について>>

 さて、では亀田チャンプの試合について自分が思ったことを述べてみる。

 もちろん自分も素人であり採点法などもよく分からない。ダウンを取られると2点のマイナスになるが、今の採点法だと2回優勢のラウンドを作れば取り返せるとか、なるほどな、と思う程度。それに素人の印象とプロの目は違うだろうとも思う。中盤のラウンドでどちらが優勢だったかの判断は難しいだろう。
 ただ、終盤は明らかにランダエタ選手のほうが勝っていたし、亀田選手は完全に足に来て立っているのもやっとだった。フラフラになりながら何度もクリンチに逃れる様子に、実況も悲壮感に溢れていたくらいだ。あそこでダウンを取られていたら間違いなく負けていたろう。だが彼は倒れなかった。あそこで根性を見せて前のめりに行った亀田選手の戦いぶりは賞賛に値するものだったと思う。

 初めての世界戦、19歳の亀田選手は本当によく頑張った。しかし冷静に見れば、やはり勝ったのはランダエタ選手だった。そこに亀田勝利の判定。自分は彼が頑張っていたからこそ、この判定が残念でならない。特に韓国のジャッジの最終ラウンドの採点はひどい。何と10-9で亀田優勢なのだ。仮にもしもこれが逆だったら、彼のジャッジはドローとなり、全体のジャッジもドローとなっていた。いかにも不可解なジャッジだった。

<<怪しい仕切り屋>>

 んで、そのジャッジの人選も含めて一連の「亀田チャンププロジェクト」を現場で仕切ってきたのが、亀田ファミリーの所属する協栄ジムなわけだけど、これがまた曲者なのだ。
 なにせ協栄ジムは以前にも、渡嘉敷、鬼塚両チャンピオンのマッチなどで疑惑の判定を演出した過去があるし、そこらへんにぬかりはない(笑)。TBSやヤクザさん(そしてもちろん日本ボクシング協会)の意向を汲み取って、実際に亀田チャンププロジェクトを組み立てたのだから、協栄ジムの金平会長は今回の準主役といってもいいかもしれない(でも彼の腹の中は、亀田ファミリーを男にしてやりたいという思いと世界チャンプを輩出したいという功名心の半々だろうな)。

 とにかく亀田チャンプ誕生までのマッチメークが怪しい。今までの対戦相手を記すとこうなるのだけど。

 1戦目 デンナロン・シスソバ(タイ) 戦績 0勝2敗 1回44秒KO
 2戦目 プラカルン・ツインズジム(タイ) 戦績 0勝3敗 1回1分12秒KO
   ※日本ボクシングコミッション2005年度招聘禁止選手(八百長疑惑)
 3戦目 サミン・ツインズジム(タイ) 戦績 0勝4敗 1回1分48秒KO
 4戦目 ダオチャイ・KTジム(タイ) 戦績 0勝5敗 10回判定
   ※日本ボクシングコミッション2006年度招聘禁止選手(八百長疑惑)
 5戦目 ノパデッチレック・チュワタナ(タイ) 戦績 0勝0敗 2回59秒KO
 6戦目 ヨードゲン・シンワンチャー(タイ)  戦績 0勝4敗 1回2分10秒KO
 7戦目 サマン・ソー・チャトロン(タイ) 戦績 46勝7敗1分 1回2分59秒KO
   ※チャトロンは35歳、3年前に1度引退。復帰後3連敗
 8戦目 ワンミーチョック・シンワンチャー(タイ) 戦績 12勝2敗 3回50秒TKO
   ※亀田は東洋王者になるも防衛戦を一度もせずに王座返上
 9戦目 ノエル・アランブラッド(ベネズエラ) 戦績 21勝4敗1分1無効試合 7回TKO
   ※アランブラッドは元WBAミニマム級チャンピオンで亀田(フライ級)とは2階級差
 10戦目 カルロス・ボウチャン(メキシコ) 戦績 16勝12KO5敗 6回2分20秒KO
   ※亀田選手にローブロー疑惑
 11戦目 カルロス・ファハルド(ニカラグア) 戦績 15勝10KO6敗1引 2回1分28秒TKO
   ※ファハルドの最終戦は昨年6月17日(1年近くのブランク有り)で
    もともとミニマム~ライトフライ級の選手
 12戦目 フアン・ランダエタ(ベネズエラ) 戦績24戦20勝3敗1分け 『奇妙な判定』
   ※ランダエダは元々最軽量のミニマムの選手で亀田とは2階級差
    本来は12月で引退予定だった選手

 まず目を引くのは、日本人と一回も対戦していないという点。それに、明らかに実力に疑問の残る選手や実戦から遠ざかっている選手、著しく軽量の選手とばかり試合をしている。非常に注意深く(笑)試合をしてきているのがよくわかる。そして今回も、本来フライ級の亀田選手とミニマム級のランダエタ選手が、なぜかライトフライ級で世界戦を行った。このライトフライ級、都合の良いことに王者が不在なうえに、両選手がなぜか1位と2位にランクされ、王者決定戦をすることになった。つまり、亀田選手はチャンピオンから王座を奪ったのではないというわけ。怪しい、怪しすぎる(笑)

 それだけじゃない。協栄ジムとWBA(世界ボクシング評議会)はとっても仲が良い。良過ぎるくらい。だから、こんな、ちょっと目を疑うようなことが起きちゃう。

 「WBAは亀田父に特別のチャンピオンベルト 事前に準備
試合後の記者会見場には世界ボクシング協会(WBA)の立会人が足を運び、亀田のトレーナーを務める父親の史郎さんに「WBAのメンドーサ会長から特別のチャンピオンベルトを贈ります」と報道陣の前でプレゼントを手渡した。亀田の家族愛、父親と3兄弟の努力は素晴らしい。だが、中立であるべき世界の統括団体が事前にこのような準備をしていたこと自体、見識を疑われても仕方ない。 (時事通信)」

 ここまでやられると鼻白むでしょ、いくらなんでも(笑)。協栄ジムさんのシナリオ、ちょっとクサすぎます。

 ちなみに、今回の結果を予想されていた方もおられるようで。こちらですけど、あまりに当っていて笑ってしまいました。ご参考までに。

<<彼が失ったもの>>

 誤解の無いように言っておくと、自分は亀田ファミリーを否定しない。彼らのボクシングに賭ける情熱と費やしてきた努力は尊敬に値する。剥き出しの野心と、何者も間に入ることを許さない篤い親子の絆は今の日本では貴重なものだ。彼らについては3年位前から知っているけれど、周りに理解されなくても親子だけで独自のトレーニングを編み出し、必死に努力して這い上がってきた物語は素晴らしい。見習う点も多々ある。だから、精進を重ねて世界への挑戦権を得た彼らに勝たせてやりたいとも思う。努力すれば報われる。誰だってそう信じたい。

 でも、限界までやったと思っても負けることが人生ではあるのだ。たった一人の頂点を争うプロボクシングの世界ならばなおさらだろう。自らの努力はまだ足りないのだ、世の中には上には上がいるのだということを知ることは、時に、勝つことよりも遥かに価値がある。人生では、成功よりも失敗から学ぶことのほうが多いのだ。それが逆に、その何物にも変えがたい学びの機会が外からの力によって奪われたのだとしたら、そのことによる損失は計り知れない。

 この試合で彼が失ったものは、彼や彼の周りが想像しているよりもはるかに大きいだろう。そしてそれは、彼がこれからの人生で、よりつらい経験を経て得ていかなければならない。そんな過酷な運命を彼に負わせたことを、大人たちは分かっているのか。おそらく分かっているだろう。でもそんなこと、彼らに取っちゃなんでもないんだろうな。 
 (つづく)
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by redhills | 2006-08-04 15:18 | スポーツ

●真夏の夜の悪夢①~その構図

 いやはや、酷いものを見せられた。丸一日たつのに未だに気分が悪い。

 何がって、昨晩行われたWBA世界ライトフライ級王座決定戦。
 亀田三兄弟の長兄、「浪速の闘拳」亀田興毅の初めての世界タイトルへの挑戦だったんだけど、いくらなんでもあれはないぜ!八百長にも程がある!「亀田勝利」って判定聞いた瞬間にテレビ切ったよ。それでも腹の虫が収まらないのでネットで世間の反応を追っかけたら、どうやら自分は少数派ではないような気もして少し安心した。
 ほんとにこんな薄汚れたチャンピオンを世に出してしまった日本が恥ずかしい。でもただ怒っても芸がないので、今回の悪夢の構図について考えてみよう。

<<表と裏のA級戦犯>>
 この薄汚い演目の主役は亀田でもなければ、親父でもない。彼らは利用されおだてられ持ち上げられて踊っただけだ。ではその舞台を回した奴らは誰か。A級戦犯は表と裏に1人ずつ。そして、彼らに阿(おもね)った太鼓持ちが1人見えてくる。

 まず糾弾されるべきは間違いなくTBSだろう。亀田ファミリーにいち早く注目し、使えると見るや、感動の家族愛、いまどき珍しいハングリー精神、天才三兄弟とおだて上げることで、彼らを持ち上げ、視聴者を洗脳し、金のなる木に育て上げようと必死だ(うえ~、反吐が出る)。それにしてもこの放送局は最近不祥事が多すぎる。左派リベラリズムがジャーナリズムの良心なのかどうかは知らないが、おのが主張の押し付けがきつ過ぎて腐臭がする。
 まあそれは置いておくとしても、今回のおかしなチャンピオン誕生が、低視聴率に喘ぐTBSの目論見通りの結末であることは明らかだ。期待通りの40%超えでお偉方はホクホクだろう。7時半に放送を開始しておいて、肝心の試合開始はなんと9時!1時間半も引っ張るいやらしい構成といい、こんな三流イカサマイベントで視聴率を稼げるのだから、さぞ笑いが止まらないことだろう。
 だがTBSはまだまだ満足などしていない。今回のタイトル戦の数日前に亀田の初防衛戦を大晦日に行うことに決め、そのために、何とあの看板番組である「日本レコード大賞」の放送を1日繰り上げてしまった。しゃぶれるものはとことんまで。まさに厚顔無恥とはこのことだろう。まだ勝ってもいないうちから防衛戦をあてこむとは。亀田の勝利が約束されていたものであることをうかがわせる。我が家から歩いて数分のところにあるTBSなのだが、もはやかつての品格もモラルもこの局に求めることは無理なのだろう。電波の無駄使いです、ほんとに。視聴者をバカにするな!

 では裏の主役はだれかというと、それは何を隠そう、ヤクザさんです。これはおおっぴらには言われてないけれど、わが国のスポーツ興業が力道山の昔から影の勢力に動かされてきたのは隠然たる事実。もちろん今回もリングサイドにはこわーいオジサンたちがズラリ勢揃い。まるで山●組や住●会の大集会じゃないか、ってくらいだったらしい(笑)。ネット情報によるとその中でも重要なのが英五郎という人物らしい。大阪時代からの亀田の後援者らしいんだけど、注目すべきは彼の誕生日なんだよね。8月2日なんです。そう!昨日です。当然彼もVIP席で試合を見てました。つまりはこういうことです、驚く無かれ、世界タイトルマッチがヤクザさんの誕生日のイベントになっていたんですねえ。はは、びっくり!
 そうそう、ヤクザさんたちは、もちろん誕生日の見世物として亀田ファミリーをバックアップしているわけじゃありません。いくら彼らでもそんなに暇じゃない。彼を育てることで、莫大なマネーが彼らの懐に流れるわけですね。いわゆる、資金源という奴です。亀田が勝ち続けることで彼の商品価値は上がっていき、それに伴ってヤクザさんたちの懐も潤っていくっつーわけですな。こう考えると、ヤクザさんたちに睨まれてる中でジャッジをするのはさぞやヒヤヒヤもんだったことでしょう。亀田を負けにしたらどんなことになるか、考えただけでも首のあたりがスースーしてきます。まったく、納涼にはもってこいですね(笑)。

<<哀れな存在>>
 さて、表のTBSと裏のヤクザとの間で利害が一致して亀田チャンプが誕生したわけですが、その両者にくっ付いていい思いをしようと姑息に動き回った哀れな存在がいます。それは誰か。実に悲しいことですが、過去に幾多の輝かしい栄光を刻んできた、わが国のプロボクシング界こそがそうなのです。
 今回の試合を観戦していた日本プロボクシング協会の原田政彦会長(ファイティング原田)は「何も言わないよ」とメディアを振り切るように小走りで会場を去ったそうです。おいおい、いくらなんでもノーコメントで逃げるってどういうことだよ!日本プロボクシング界の頂点にいるものとして、責任あるコメントを残すべきだろうが。
 ファイティング原田といえば、日本が生んだ不世出のチャンピオンの1人。しかも彼は現役時代、三階級制覇がかかった世界フェザー級タイトルマッチで、敵地オーストラリアに乗り込んで3度ダウンを奪う圧倒的な試合をしたにもかかわらず、ありえない判定負けをした経験を持つ人だ。その彼が逃げるように会場を去った。そこに、わが国のプロボクシング界が置かれた厳しい状況がうかがえる。そしてそれがまた一層、哀れみを誘うのだ。

 確かに同情の余地はある。豊かになると共にハングリー精神も失われ、カリスマを失って久しい日本のプロボクシング界にあって、亀田ファミリーは、辰吉丈一郎以来、久々に現れたビッグネーム(の卵)なのだ。だから、実力に疑問があっても、彼らへのプロモーションが、プロレス、そして格闘技に奪われてしまったボクシング人気を取り戻すための、たった一つの希望だった。正にワラにもすがる思いで、この「亀田チャンププロジェクト」に乗ったのであろうことはよく分かる。
 だから、あまり悪く言いたくはない。彼らにどす黒い思いはないだろう。でもやはりこれだけは言わねばなるまい。今回の結果は、一時的には成功でもやがて必ず報いを受けるだろう。麻薬と同じで、人気低迷を逸回するために禁断の実に手をつけた代償は高くつくと思う。何より、スポーツマンシップを自ら道端に投げ捨てた代償は大きい。
 そういえば話はちょっとわき道に逸れるけれど、これとよく似たことが最近あった。名人戦の主催社をめぐる騒動。僅かの金と人気取りのためにモラルを捨てた日本将棋連盟(と米倉会長)も同じ運命をたどることだろう。

 さて、3人の悪役について書いたところでひとまず切って、肝心の亀田チャンプについては明日にしようと思う。
 (つづく)
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by redhills | 2006-08-03 23:17 | スポーツ

●余りにアメリカ的ゆえに

 だろうか。いや何ってスーパーボウルのことです。

 結局、ペイトリオッツが連覇達成したんだけど、このチーム、最近急に強くなっちゃったんだよね。ここ4年で3回優勝。これってサラリーキャップ制をとっていて試合数も少なく、選手寿命も短いNFLでは非常に難しいことなんだよね。

 で、なぜかっていうことで、アメリカ的だからっていう話がある。

 彼らのチーム名は「愛国者」であり、もちろんチームカラーは赤、青、白の3色。そして、初めてのスーパーボウル制覇が2002年。そう、911テロのあったシーズンからなのだ。だから「ペイトリオッツには見えない力が働いているのだ」という話がまことしやかに語られているってわけ。

 でも実はこの話には前例がある。

 1991年のスーパーボウルは大方の予想を覆してニューヨークジャイアンツが勝った。試合終了直前の難しくないはずのフィールドゴールを相手チームが失敗するという劇的なものだったんだけど、このときジャイアンツが勝ったのは彼らのチームカラーが国旗と同じ赤、青、白の3色だったからだ、という話が出た。そう、このときもアメリカは湾岸戦争を戦っていたのです。

 アメリカ4大スポーツの中でももっともアメリカ的だといわれるアメフトだからこそ、そんな話が出るんだろうか。それにしてもアメリカってよく戦争してるんだね。こう考えると。
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by redhills | 2005-02-13 02:19 | スポーツ

●やや感傷的になっているかつてのバスケ少年が語るNBA

 マローン、ミラーが引退 NBA

 中学、高校とバスケ部だった僕にとって、あこがれはマイケル・ジョーダンではなかった。なぜならまだ神様はデビューしてなかったから。
 中学校の視聴覚室。ある日僕らバスケ部員は集められてビデオを見せられた。まだビデオすら珍しかった時代。忘れもしない。バスケットといえばボールをつきながら輪っかの中を通せばいいのだと思っていた僕らは衝撃を受けた。顧問の先生が見せてくれたビデオにはアメリカのプロバスケットボールの試合の様子が映っていた。当時は衛星放送などなかった。バスケットボールのことをテレビでやることなどまったく無く情報源は専門雑誌しかなった僕らにとって、そこで見たものはまるで別世界だった。そこでは2人の選手が躍動していた。それがマジックジョンソンとラリーバードだった。「これがバスケットボールか!」 みんな興奮してその日の練習からノールックパスをやろうとした(もちろん顧問のいないところでだが)。2人はたちまち僕らのあこがれになった。

 この2人は1980年代のNBAの2枚看板であり、最高のライバルであった。ともに1979年デビューだったが何もかもが対照的だった。黒人と白人、チームは西海岸(LAレイカース)と東海岸(BOSセルティックス)のライバルチーム。開放的で明るいロスと保守的で白人のエリート都市であるボストン。プレースタイルも正反対でロスとボストンの象徴そのものだった。バードのプレーは教科書どおりで堅実そのもの。派手さとは縁が無く鍛え上げられた洗練を感じさせた。片やマジックのプレーは、ノールックパスに象徴される、まさにストリート仕込みの理論を無視したかのような自由で実践的なそして何よりも、派手でショー的要素をふんだんにもった、見ていて楽しいものだった。僕らは断然、ジョンソン派が多かったが、もちろん、バードのプレーこそがお手本であることを忘れたわけではなかった。

 その後84年にマイケルジョーダンがデビューする。90年代はジョーダンの時代でありNBAが日本でブレイクした。折しも「スラムダンク」が連載されておりジョーダンを知らない高校生などいなかっただろうと思うのだが(男の場合)、その影にかくれていたのが、同じ年にデビューしたジャズのストックトンと翌年デビューしたマローンだった。
 彼らはNBA史上最も成功したペアだろう(マジックとジャバーもすごいが彼らはそれぞれの個がすごいのであって2人でユニットという印象は薄い)。ストックトンはアシストの通産記録保持者であり、そのパスを受けたマローンは通産得点記録2位である。しかし、彼らの(そしてジャズの)プレーは地味だった。だから人気も正直その強さほどには無かったのだが、僕が彼らのファンになったのはまったく単純な理由からだった。彼らが来日して1990年11月3日に行われた日本で初めてのNBA公式開幕戦を見に行ったからだ。友達の彼女がアメリカとのハーフで彼女が試合のスタッフであったことからチケットが入手できたのだ。

 それ以来、なかなかプレーを見る機会はなかったものの、いつかはNBAチャンピオンになって欲しいと思っていたのだが、本当に運の無いことに完全にブルズの最盛期とぶつかってしまったためにジャズは何度も悔しい思いをすることになる。1997、98年と2年連続でブルズにファイナルで敗れたのだが特に98年は勝機が十分にあった。しかし試合前に下痢をしていたジョーダンの神がかり的な逆転シュートの前にまたしても敗れ去ったのだった。思うにブルズが、いやジョーダンがいなければ、ジャズは、ストックトンとマローンは3度はチャンピオンになれたろう。しかしそんなことを言っても何の意味も無い。ストックトンは一足早く2年前に引退し、今マローンがコートを去ろうとしている。チャンピオンになりたいと、批判を受けながらもストックトンのいないジャズを去りレイカースへ行ったマローンだったがまたもやファイナルで負けた。さぞや無念だろう。本当に実力は十分なのに縁の無い選手というのはいるものだ。NFLのダン・マリーノのように。

 もうひとつ。これで1992年バルセロナオリンピックのドリームチームのメンバーがほぼ全員引退することになる。このチームは本当のドリームだった。最近のドリームなどはまったくレベルが違う。ジョンソン、バードにジョーダン、ロビンソン、ユーイング、ピッペン、ドレクスラー、バークレー、そして我らがストックトンとマローン。80年90年代の自分のバスケ少年(青年)時代に心ときめかせたスーパースターがいなくなるときがついに来た。一つの時代が終わったという気がどうしてもしてしまうのだ。
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by redhills | 2005-02-13 01:38 | スポーツ



赤坂日記・・・赤坂在住の"Akasakan" リトルが、東京のへそで日々の思いを綴る。
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