"the Akasakan diary"    ~リトル君の赤坂日記

カテゴリ:日記( 92 )

●わかっちゃいるけど、ハイ、それまでよ

わかっちゃいるけど、植木等が死んだ。
何がわかっちゃいるって、人はいずれは死ぬってこと。

わかっちゃいるくせに書くのが2日も遅れたのはその日いろいろあったから。
まず帰り道で夕飯を食べに立ち寄ったラーメン屋で高校の同級生にバッタリ会った。
何年ぶりかわからないくらい久しぶりだった。
そのくせメールのやりとりは続いていてつい先日も会社(実はこれも自分が勤めてたのと同じ会社)をやめて外資系の会社に転職したという連絡をもらっていた。
そういえば会社、赤坂にあるって書いてあったな。
彼が1人でなかったこともあり食べながら15分くらい話しただけで今度飲もうということで別れた。
それにしても本当に偶然とはこわいもんだ。
何がこわいってその前に自分は郵便ポストを探して赤坂近辺をウロウロしていた。
その時は別の店に入るつもりだった。
それが何となく入ったら空いていた席の隣に(正確には彼の連れを挟んで)彼がいた。
いやー、こわいねえ。こわいこわい。

そう思いながら家についてテレビをつけたら植木等の顔が映っていた。
自分はケーブルテレビなどで映画やスポーツを見る以外はあまりテレビを見ない。
それがテレビをつけたのには訳があった。
10時にその番組は始まった。

宮崎駿はマスコミ嫌いで知られる。
彼とスタジオジブリが有名になればなるほどますます彼はマスコミが嫌いになった。
アニメを見るとバカになる。
こんなモノに大騒ぎして本当に日本の行く末が心配だ。
そう真顔でいう気難しいオヤジである。
それがテレビの取材を許可した。しかも100日間という長期取材。
ディレクターが1人だけでハンドカメラでならという条件つきだが。
超1流のクリエイターがどうやって創造するのか。これを見ないわけにはいかない。

脳みそに釣り糸を垂れる。
始まっちゃったなあ映画づくりが。
今まで沢山書いたのは現象で今書いたのが本質。
映画はそういう時間にできるんだよ。

頭をかきむしってダメだとうめいて書きかけを破り捨てたり立派なおヒゲねという子どもにどういたしましてと声をかけたりもういいだろうと取材を追い払ったり。
1人の人間の喜怒哀楽に大いに共感した。
孤独から作品は生まれる。創造の源は自分の中にある。
つまりはそういうことなんだよなあ。
もう1つ瀬戸内の高台から望んだ海の景色が素晴らしかったのは発見だった。
瀬戸内って内海だから面白みが無いってイメージがあったけど全然違う。
ラピュタこそ頂点だと思っている者としては「崖の上のポニョ」は久しぶりに期待できそうな気がした。
息子への贖罪の思いが彼の創造の邪魔をしなければという前提だけど「ゲド戦記」を見たときの彼の狼狽振りを見ていればその恐れは低いのではないかと思うし。
いやあおもしろかった。1時間があっというまだったよ。
終わったあとも映画作りについてあれこれ考えてた。





だからって植木等の死について書くのが遅れた言い訳にはならない。
んなこと、わかってらあ。

ハイ、それまでよ。
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by redhills | 2007-03-29 19:36 | 日記

●こころあらたに

年が明けた。
だのに、これほど年が明けたという実感の無い新年は記憶が無い。
忙しかったわけじゃない。
いやむしろ暇だったというべきだろう。
だからなのか。
確かにそれも理由かもしれない。
ちょっと長めの連休を過ごすかのような1週間だった。
紅白もまったく見なかったし。

でもまあ、なぜか、なんてことはこの際置いておこう。
問題は僕の今のこの、心の落ち着かなさなのだから。

最近、心の居所が良くない。
気分が悪いというのでもない。
不安にさいなまれるというのも違う。
ストレスがたまる、というのも正しくない。

毎日、起きて、食べて、働いて、遊んで、寝る。
さまざまな人やモノ、情報が僕を通り過ぎていく。
何かが僕のドアを叩き、僕は何かを感じる。
その感じ方がおかしい。
どうにも治まらない強烈な違和感がある。

なんでこんなに批判的なんだろうか。
どうしてこんなにも僕は他の人々に影響されているのだろう。
気が付くといちゃもんをつけて満足している僕がいる。
最初のうちは相手に腹が立っていた。
批判することで心のバランスを取っていると思っていた。
でもそれは違った。
今は自分のその心の動きが腹立たしい。
自分のくだらない心の動きが愚かしい。

何かに批判を垂れて事足れりというのはもうやめよう。
ここにある命、ここにある心を無駄にするのはもうやめよう。
命の使い方、心の在り方を本来あるべきものに戻そう。

そんな風に思った。
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by redhills | 2007-01-09 22:36 | 日記

●思えば遠くへ来たもんだ

いやあ、うっかりしてました。
ほんっと、緊張感無いとこうなるわけで。

いやなに、今気がついたんだけど、先週の水曜日の18日に、当ブログ「リトル君の赤坂日記」の来訪者が通算で10000人を突破していたのです!

   ♪パンパカパーン(らっぱの音)

といっても、ディズニーランドみたいに誰が1万人目の来訪者なのかは分からないんですけどね。いや実のところ、ディズニーランドだって、どうやって区切りの人を決めてるんだろう、不思議だ。ゲートは沢山あるのに。

ま、それはさておき。

本当に偶然なんだけど、ブログを始めたのは2004年の10月19日。
そう、わがブログは、ちょうど満2年となる最後の日に区切りを迎えたのです

最初に書いたのは、「思い出の10・19」。近鉄バファローズ対ロッテオリオンズの死闘についてのお話だったっけ。

思えば遠くへ来たもんだ。
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by redhills | 2006-10-25 20:34 | 日記

●「IKEA」探訪記 その4

これは予定外!時間が惜しいのでいささか早足になる。別にこれから行くところがあるわけではない。なんといっても、せっかくのIKEA。昨日は素通りした2階をじっくり見てみたい。なにせ、家具屋さんに来てまったく家具を見なかったわけだし。

エスカレーターを目指す途中、沢山の人が何やら書き込んでいる。お兄さんが大声で叫んでいる。聞くとファミリーカードの申込みらしい。「入会されると2階のカフェテリアでコーヒーが1杯タダで飲めますよ」と言われる。ファミリーじゃないがその場で入会する。

気を良くして2階へ上がり、まずはゆっくりと見渡してみる。落ち着いて見ると昨日とは印象が違っている。家具屋さんといっても、単純に家具が並んでいるわけではない。広々とした店内に、さまざまにコーディネートされた部屋のディスプレーが並んでいる。

もちろん、展示されている商品の品番はすべて分かる様になっている。客はメモ用紙と鉛筆(至る所にある)で気になる商品を書き留めておく。もちろん全ての商品は、座ったり寝転がったり、じかに触れることが出来る。ミソは、使われている家具が(小物類も含めて)全てIKEAの商品であるということと、その値段。「この部屋の商品、丸ごと全部で○○万円」とか書かれている。やはりかなり安いように感じる。

だが自分はYさんにコーディネートをお願いしている身。この場で何かを選んで買うつもりは全然無いのだが、見れるだけ見てやろうという貧乏人根性だけは強く、ひととおり見て回ることにする。

ディスプレーは何十セットも続いている。居間に始まり、食堂、台所、書斎、子供部屋、寝室、トイレや風呂場、そしてガーデニングにいたるまで。「家具」の範疇に収まらないものも含め、「すまう」ことに関するモノの全てがそろっている。一気に見るのは大変だが、途中には何ヶ所か休憩所があるし、また近道もあるので、見たいところだけを選んですばやく移動することも出来る。

広々とした通路を人々が思い思いに行き交っている。どの顔もみなほころんでいる。

これは家具屋さんでいつも感じること。家具屋さんは若いカップルや小さい子供連れが多いので、店内に幸せオーラと躍動感がみなぎっている。そしてIKEAはそれが特に強い。あれがいい、これもいい、あら、これなんかこーんなに安いじゃない、とか、どの顔も家具選び(というかディスプレイ鑑賞?)に真剣かつ夢中のご様子。

自分としては、ソファとか照明とかにかなり惹かれる。まあ、欲しいなと思っているのだから当り前なのだが。気の向くままに座ってみたりする。キッチンなどは何となく北欧っぽさが感じられるような気がする。

さすがにディスプレーされている部屋はどれもセンスがある。ひとたび座ると立ちたくなくなって困る。1週間ごとに部屋を取り替えられたらいいのになあ。よく思うのだが、家具屋さんに住めたらどんなに素敵だろう!体験モニターってことで募集してくれないかしら。

そんなことを考えながら、ややへばって来たので最後の方は割と簡単に済ます。そしてやっとカフェテリアに到着。時間も7時前ということでちょうどお腹も空いてきた。というわけで、IKEAで晩御飯となる。食後にはコーヒーもついてるし。

メニューを見る。スウェーデン風ミートボールが気になったのだが、結局今日のパスタにする。トマトソースがウインクしたのだ。さっそく列の最後に並ぶ。時間が時間だけに混みあっている。

システムは社員食堂みたいなもので、トレーをとり、好きなものを取って行き、最後にレジで会計をする。度に何枚もトレーを並べて移動できるカートが面白い。子供連れの若いお母さんたちのグループが使っている。

パスタをもらい、ボウル一杯にサラダを盛り、コーヒー用のコップを取ってレジへ。当然のことだが、食器類はすべてIKEA製。しかも昨日自分が買ったのと同じものもある。わずか2日の間に、もう見慣れた感じがしてくる。と、ここでコーヒー用のコップが実はビール用だったことが判明する。さてどうする。「ただでコーヒー飲めると思って」とは言い出しにくい。

だが良く見ると、レジの脇に同じコップが山積みになっている。レジのおばさんがにこやかに微笑みつつ、「コーヒーはあちらの喫茶コーナーでファミリー会員だと言って頂ければサービスいたします」とおっしゃる。そうだろう、そうだろう。同類は多いのだ。

適当に席を選んで食べる。…絶句。うーん。辛い。とにかく塩辛い。トマトソースの味じゃない。食器は良いけど、残念ながら味はいただけない。で、肝心のコーヒーなのだが、すごい長蛇の列が出来ているので諦めることにする。時間帯が悪すぎたのだと自分を慰める。

1階へと下り、2、3小物を買って店を出る。両手一杯に荷物を抱えた人たちを横目に家路を急ぐ。今度来るときはぜひミートボールにトライしてみよう。でもその前に、Y先生からはいったい、どんなコーディネート案が出てくるだろう。我が家があのIKEAのディスプレーのように大変身するのだろうか。う~ん、本当に楽しみだ。

(おわり)
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by redhills | 2006-10-20 21:04 | 日記

●「IKEA」探訪記 その3

その品とはプラスチック製の袋止めクリップの袋詰めである。Yさんに薦められてHさんと私で1つずつ、合計2つ買った。別会計だと面倒だからと一緒にしたのだが、こちらがいいと言うのにHさんが「払う」というので、いくらだろうとレシートを見てみる。すると…。

20×290と書いてある。あれ、確かにこれのはずだが。レシートを上から下まで見る。やはりこれに違いない。2個買ったはずが20個買ったことになっている。

さすがのレジのお姉さんも連日の満員盛況で疲れていたに違いない。ここは慌てず騒がずまずは電話だ。さっそくかけてみるが話し中でつながらない。明日電話してみることにする。

Hさんには家についてからも大変に世話になる。家で買ってきたものを全部開ける。食器類を洗う。商品についているシールを一枚ずつ剥がす。食器棚を整理して新しい食器を収納するスペースを確保する。あれこれで2時間ほどかかったろうか。

真っ白い皿2種類とスープ用ボウル。ナイフ、スプーン、フォーク。それらすべてが6セットずつきれいに並ぶ。なかなか壮観だ。それと鍋2つに包丁3本などなど。まさにHさん、Yさん、IKEA様々である。これであと足りないのはコップくらいであろうか。

翌日になり午前中に電話をする。指示にしたがってオペレーターへ。程なく繋がり事情を説明する。どうやら返品と同じ扱いで店まで行く必要があるらしい。暇だから行くのはいいが、こちらに非が無いのに出向くというのも如何なものだろう。それに交通費だってばかにならない。

いや実はそれが気になっていたわけなのだが、それを知ってか知らずか電話に出た女性はなかなか巧みな対応振りである。「相談しますので少々お待ちください」ということで、いったん電話を切り返事を待つことになる。

10数分後に電話が鳴る。交通費も出るということで一安心。やはり言ってみるものだ。住所と店までの交通手段、それから往復の交通費を伝える。最後に彼女は「窓口でお名前を言っていただければ分かるようにしておきます」と、嬉しいことを言ってくれる。

電話を切ってからいつ行こうか考える。昨日だってあの人出だ。あしたからの週末ともなればもっと混むに違いない。ならば平日の今日行った方が良いだろう。というわけで、午後に昨日同様、IKEA港北店を目指して家を出る。

店には4時頃に着く。教えられたとおりにレジコーナーの左手へ。向かって右手に返品コーナーを発見。2度目ともなると要領もわかって迷わずに目的地へと到達。さっそく受け付けへ。

そこはやはりとても広々としている。受付カウンターが6つほどあり、担当者らしき人は4名ほど。利用者もそこそこにいて、銀行のようにカードを引いて自分の順番を待つ。待っている人が座るためのベンチがあるのだが、これがやたらと大きい。さすがは北欧サイズ。ひじ掛けで1人分ずつ区切ってあるのだが、悠々2人座れそうである。

すぐに番号を呼ばれて窓口へ。やや年配の女性が対応してくれる。レシートを出して昨日から今日にかけての経緯を説明する。だが、説明しながら相手の様子を見ると、どうもおかしい。眉間にしわを寄せて聞いている。返品が仕事で返金には慣れていないのだろうか。すこし不安になる。

一通り説明し終わる。「少々お待ちください」と言われてベンチへ。確かに自分の名前は伝えた。話は通っているはずなのだが。まあ、あとはとにかく待つしかない。

他のお客はどんどん用事を済ませていく。だが待てども待てども自分にお声はかからない。かといって他にすることも無いので様子を見ていることにする。

彼女はまず1人でいろいろ考えてからどこかへ行っていたが、やがて戻ってきて、再び頭を捻っている。そしてまたどこかへ行き、今度は若い女性を連れて来た。やがて、後から来た女性の方が何やら打ち込んだり画面を覗き込んだりし始める。2人の悪戦苦闘ぶりに、自分が何か大変なことをしてしまったような気がしてくる。いっそのこと、Yさんを呼んだほうが手っ取り早いのかもしれない。だが生憎彼女は今日、お休みなのである。

そろそろベンチの木の硬さが気になってきた頃、やっとお声がかかる。「あのう、失礼ですが、お客様は社員の方でしょうか」ああ、そうか。そのことを忘れていた。一瞬どうしようかと思ったが、友人なんです、と言うと納得してくれる。さらにもう少し待たされたのち、再び呼ばれる。必要個所にサインをすると、レシートとともに幻の18個分の代金が戻ってきた。かなり待ちくたびれた感じがする。時計を見ると4時40分を過ぎていた。

(つづく)
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by redhills | 2006-10-14 01:13 | 日記

●「IKEA」探訪記 その2

右も左も分からぬままに、彼女について店内を歩く。

とにかく広い。特に天井が高い。前は何だったのかわからないが、店内は非常にゆったりしている。

それと、人が多い。平日の5時前だというのにかなりの混雑振りである。家具屋ということで当然といえば当然かもしれないが、若い人が多い。子供連れも目立つ。しかし、店内の広さのためか、圧迫感はなく、勢いというか、ニギニギ感のようなものを感じる。

どこをどう歩いたのかさっぱり分からないが、階段を降りて1階へ。どうやら台所用品は1階にあるらしい。乳母車のお化けみたいなキャリーカーに黄色いこれまたバカでかい袋を引っ掛けて、買うものをどんどん放り込んでいくというのがここでのスタイルらしい。

至るところに商品が山積みになっている。コップやらボウルやらがダンボールのまま、デーンと並んでいる。それが1個50円とか90円とかで売られている。一見百円ショップのようにも見えるが、違う。ここの商品は全て、IKEAが自ら製造しているもので、どんなに安い商品にもIKEAの4文字と個別の名前がついている。そこに品質への自負がある。

何も知らずに来てしまった自分も間抜けなのだが、IKEAというのは家具屋さんなのだ。北欧家具というと、子供の頃、イノベーターとかのカタログを見てそのデザインに憧れたものだが、IKEAはまたちょっと違う。家具作りのノウハウはそのままに、小売だけでなく、設計、開発から製造、輸送まで一貫して行い、徹底的なコストダウンで量販店並みの安さを実現している(らしい)。

さて、Hさんはテキパキと欲しいものを選んでいく。早めに来て目星をつけていたらしく、鍋やら皿やらどんどん進む。さすがは段取り屋さんだ。ただ、彼女は鍋も皿もセット商品にしたらと言うので、個別に選んだほうが良いのでは、と少し意見も述べてみる。

その結果、やたらに重くて頑丈そうなソースパンと中くらいの大きさの深鍋を選ぶ。食器の方は、皿もスプーン類もコーディネーターの意見を聞くのが良いだろう、ということになった。それまでの間、包丁やまな板、ランチョンマットなどといった、小物を選ぶ。

そうこうしているうちに、ほどなくYさん登場。実は彼女こそが今回のコーディネートの先生である。彼女は本職のコーディネーターであり、IKEAのカタログにあるセットもコーディネートしているのだ。実は我が家のインテリアコーディネートもお願いしたりしている。

ブラウン系の秋らしいいでたちで現れたYさんは、いつものごとくにこやかに微笑んでいる。「先生!」と声をかけるとちょっと照れくさそうに笑うが、動じたところが無いのが頼もしい。さっそく、悩んでいた皿などについてご意見をうかがう。

すでに彼女には我が家をくまなく見てもらっているので、我が家のキッチンに合う食器もバッチリイメージが出来ている。「これは少しトラディショナルだから、こっちの方が合うんじゃないかな」などと、一々おっしゃることに説得力がある。Hさんも私も「なるほどー」とうなるばかりである。

というわけで、スイスイと買い物は進む。じゃあお会計するか、ということで、鍋やらで膨らんだ黄色い袋を押してゆく。が、ここで枕カバーとシーツが買いたかったのを思い出した。予定外のお願いをすると、Y先生は動じることなくにっこりオッケーしてくれる。

こちらも先生の指示でたちまち決定。ついでに布団カバーも購入。「必要でしょ」と言われたら答えは決まっている。そうそう、欲しかったんですよ、これ。

寄り道もさして時間がかからずにレジへと向かう。だがこれがなかなか着かない。ゴールは遠く、天井は高い。天高く買い物袋肥ゆる秋。ゆるりゆるりと進んでゆく。家具倉庫のような場所を通る。どうやら、欲しい家具をチェックしておいて、ここで製品を探し出してレジへ持っていく、というシステムらしい。ここは1、2階吹き抜けでまた一段と天井が高い。ゆるりと一行は進んでいく。

ようやくレジに到着する。とにかく広い。何十というレジが並んでいる。家具屋さんらしく、購入する商品を客がベルトコンベアーに乗せ、それをレジの店員が会計して行く。会計の最後にYさんの社員証がキラリ。先生、ありがとう。

さて、商品の数が多いので持ち帰るのも一苦労。青い大きな袋を70円で購入するものの入りきらない。しかしそこは段取り上手なHさん。自前のキャリーバッグを持ってきている。さすがだ。割れ物などは紙などでくるんで慎重にしまう。なんとか収まりほっとする。

というわけで外に出ると、もうすでに暗くなっている。Yさんはお洒落にも今夜は西麻布でディナーということで、途中まで一緒に帰ってくれることに。一つ荷物を持ってもらう。

電車が混んでいたらどうしようと思ったが、渋谷行きは空いている。程なく座れる。心地よい達成感と満足感で話も弾む。YさんからIKEAについて話を聞く。ここのところ、開店準備で大忙しだったらしい。

渋谷でYさんと別れ、地下鉄へと乗り換えて我が家へと向かう。Hさんは昨晩、夜を徹して自分のホームページに載せる料理を作っていたということで、さすがにグロッキー気味。IKEAに来る前も都内で撮影をしていたらしい。この子の元気は一体どこから出てくるのだろうかと内心ビックリする。

赤坂で晩御飯。Hさんのチョイスでトンカツにする。ご飯とキャベツがお代わり自由なので3杯も食べる。何でトンカツ屋さんはご飯とキャベツがお変わり自由なんだろうかとHさんに尋ねるも、彼女も分からないという。

そんな時、ひょんなことから事件はおきた。それはたまたま、Hさんが自分の分として買っていた商品の値段がいくらだったか、という話になり、私がレシートを取り出して見ていた時に起きた。

(つづく)
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by redhills | 2006-10-10 20:41 | 日記

●「IKEA」探訪記 その1

先日、IKEAに行ってきた。

原因は我が家のキッチンにある。装備の豪華さに比して食器や道具類が著しく貧弱なため、安くて良いものが買えると大人気のIKEAに買出しに行くことになったのだ。

当然のことだがこれは私のアイデアではない。友人であり料理研究家でもあるHさんの発案である。

Hさんが言い出すには理由がある。彼女は我が家で度々行われているホームパーティー(といっても特別な出し物とかはないのだ。友達が友達を連れてきてワイワイやるのである)において、毎回大変な量の料理を作っては来訪者に振舞っており、仲間内では「料理長」で通っている。その彼女が「IKEAで買出ししよう」と言い出したのである。

無理もない。口にこそ出さないものの、「あれがあったら」「これが足りない」と思っていたことだろう。それにせっかくのカッコいいキッチンも使われてナンボである。これは行かねばなるまい。

理由はそれだけではない。私の友人の中に、何とIKEAに勤めている方がいたのである。この前遊びに来てくれたYさんは、先月オープンしたばかりの横浜にある港北店で何ヶ月も前から開店に備えてきたという。その彼女が「是非に」と言う。「私がいれば社員割引もあるのよ」とまでおっしゃる。これはやはり行かねばなるまい。

というわけで、ニートの気楽さも手伝って、平日は木曜の午後遅めの時間にHさんと現地で待ち合わせをした。Yさんは仕事が早めに上がるので、そのあと付き合ってくれるという。

渋谷から東横線に乗り大倉山で降りる。店の案内では新横浜などの市営地下鉄の駅からバスというアクセスになっているが、私の場合はこれが良いとのことなのでおとなしくそれに従う。改札を出たらいきなり目の前にバスが止まっていてバス停に並んでいた人たちがゾロゾロ乗り込んでいる。「いいタイミングだなあ!」と思って乗ろうとしたら逆方向だと運転手さんに言われる。慌ててはいけない。

バスに乗って15分くらいだろうか、新開橋というところで下車する。目の前を大きな道路が走っている。第3京浜である。港北インターチェンジがすぐ近くにあり、周りには運送会社の配送センターなどがいくつかある。郊外型の店舗の立地しやすい場所だ。

歩き始めて数分は気づかなかったが、交差点に来ると目の前にIKEA港北店はそびえていた。濃いブルーに黄色で「IKEA」の文字。う~ん、スウェーディッシュカラーだ。ちょうど待ち合わせ時間である。入り口へと歩きながらHさんへ電話を入れる。

彼女はすでに店に来ていた。話を聞いたがどうも要領を得ない。1階にいるらしいのだが、1階で会うにはいろいろ大変らしい。2階に上がって欲しいと言われ、よくわからず2階を目指すことに。ところが店がとにかく大きくてなにやらよく分からない。

入り口から入ると、すぐ左手にどデカいレジエリアがある。大量の人が吐き出されて警備員のおじさんが声を張り上げて誘導している。Hさんの言うとおり、どうもこちらは通り抜け出来ないようなので右手に向かう。するとすぐにエスカレーター発見。2階へ向かう。

しかしここで妙なことに。2階に行ったのに店に入れないのである!なのに目の前に広がるガラス越しには、食堂で上手いものを飲み食いしている人たちの姿が。はて、これはどういうことか…?

もう一度電話する。話しながらもう一度上り下りを繰り返した結果、どうも自分は駐車場へ行くエスカレーターに乗ってしまったらしいことが判明する。そういえば周りは手荷物を持った人たちばかり。

なるほど。しかし、まぎらわしい。入店してからのルートは誰でも分かるようにして欲しいものだ、と店のせいにしてみる(いきなりエスカレーターを上る客はそういないだろう)。

さて、気を取り直してもう一度1階に下りて更に右手奥へと進む。するとさっと視界が開けた。吹き抜けとなっている。いかにも店の入り口らしい感じだ。エスカレーターもある。ホッとして2階へ上がるとHさんが待っていた。

(つづく)
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by redhills | 2006-10-10 06:18 | 日記

●あるある詐欺~ネット詐欺に関する被害者ファイルその3

 約2時間後、電話が鳴った。
 おー、おせーなー、忘れてたよ、と思いつつ話す。
 話している自分の声を聞きながら「あーあ、やだな、こんな感じで話してるよ。自分がすごくイヤな奴みたい。だからこういうクレームの電話っていやなんだよなー」と思うけども、どうにもならない。

 責任者のA氏はしばらくねばっていたが、結局、在庫が無い商品を売っていたこと、在庫が無いとわかったのは日曜日の夜だったが(これも怪しい。もっと早かっただろう)、火曜日の夜まで連絡をしないでいたことを認めた。そしてそれらはすべて自分たちのミスであると謝罪した。最初からそう言えばいいのに。まあ、そこまではまだ良し、としよう。

 でもねえ、連絡が遅れた理由が「サイトが不調でメールを送れませんでした」ってナニ??
 パソコンぶっこわれたの?
 ちょっとちょっと、あんたがた、ネット通販業者でしょ?
 それが会社の全部のパソコンのメールが送れなくなった??

 いい加減にしてくれ!!
 そんな小学生みたいな言い訳、誰が信じんねん!!

 勘弁して欲しいことはまだまだある。今全力で卸などに当って在庫を確保するべく八方手を尽くしているが、いつまでに商品を送れるか約束できない、1週間ほど時間をいただけないか、って…。あんまりだよ。

 「あなた方は在庫がないってわかってからも客を放っておいたんでしょ! 商売人としての誠意っていうのはないんですか?」「あ、それはもう…あの、DVDなどお付けいたしますが…」

 ちがーう! そんな付け届けみたいな賄賂みたいなもんじゃなくてさ! それじゃまるでおいらがユスリしてるみたいじゃん。
 そうじゃなくて、「なんとしても明日(あさって)までに絶対に商品を確保して送り届けます!」とかの、気合の入った対応(コトバ)が欲しいんだよ! あー気分ワルイ。

 ああ、これは駄目だな。あまりに客を馬鹿にしている。だんだん怒る気も無くなった。「あー、もういいや、キャンセルだ、キャンセル」入金した代金の返金口座を指定して電話を切った。翌日入金手続き終了のメールが来たので、入金を確認して「くれぐれも客を馬鹿にした商売をしないでください」と返事を出しておいた。

 疲れた。悪気はないと思いたいけど、在庫管理が杜撰で、顧客との信頼関係を軽んじる業者はもう、十分悪質と言ってもよいのではないかな、と思いますた。ふう。

 ちなみに、すぐに別のネット通販で同じ商品を購入して甥っ子に送ったことは言うまでもない。今度は翌日に入金と在庫の確認の電話をした。2日後の昼に甥っ子からお礼のメールが来た。(おわり)
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by redhills | 2006-04-19 15:29 | 日記

●あるある詐欺~ネット詐欺に関する被害者ファイルその2

 さて次の日。

 待てど暮らせど業者からは何の音沙汰もない。
 メール読んだのかなあ、それとも商品探してる最中かいな。
 と思っているうちにお昼が過ぎおやつの時間も過ぎた。なんにも反応が無い。
 おかしいなあ。

 日も傾き始めた。やっぱり電話もメールも来ない。
 しょうがないから夕方に電話した。なんでこっちから催促せなあかんねん。
 電話はすぐにつながった。やれやれ、どうやら店はホントにあるみたいだ。

 電話口のにいちゃん、手馴れた口調。注文番号を言ってから「どうなりました?」と聞くと、少々お待ちくださいといって、何やら調べている様子。返ってきた答えに驚いた。「やっぱり商品はまだ届いてないですね。どうします?」

 どうしますって、あんたねぇ(怒)…。努めて冷静に「あの、返事のメール、読みました?」と声を絞り出すと「えっと、ああ、読ませていただきました」ってしれっとした態度。ホントに読んだのか?「それでどう対応されるんです? お返事待ってたんですけど」「ですから、今メーカーに問い合わせてますがいつ商品が入るのか…」

 ええい! もういいわい!

 ダムが決壊するかのようにおいらの口は言葉を発し続けた。それをここにいちいち書いていたら大変だし、決して気持ちのいいものではないから書かない。

 「責任者に変われ!」
 しばらく間があって別の声になった。今度はこちらが何を言ってもひたすら平身低頭、謝るばかり。
 「だからさ、こっちは謝って欲しいんじゃなくて、商品をすぐ送ってほしいんですよ! なんでこんなことになったのか説明して欲しいんですよ!」

 すぐ調べて折り返し電話をするというので、一旦電話を切った。(つづく)
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by redhills | 2006-04-18 15:37 | 日記

●あるある詐欺~ネット詐欺に関する被害者ファイルその1

 一時期話題になった「オレオレ詐欺」って最近とんと聞かなくなったけど、この間、「あるある詐欺」にだまされてエライ目にあったんよ。

 4月になり、甥っこが東京で1人暮らしをすることになった。
 お祝いに何がいいかって話で、DVDレコーダーに決まった。
 欲しいブランドと型番を教えてもらったのが3月末だったので「よっしゃ、善は急げじゃ」というわけで、価格ドットコムで探したわけ。

 一軒目はなんと、住所や送付先なんかを打ち込んである間に在庫切れになっちゃった。んで、慌てて二軒目へ。急いで入力してネットでの手続きは終了。ふ~、間に合ったぁ。そして、その足ですぐコンビニへ。プリントアウトした「インターネットショッピング払い込み票」のバーコードを読み取って、その場で現金払い。これですべて終了。いやあ、便利になったもんだ。時間も遅いし、店に行く手間もかからんし、値段も安いし!

 と思って安心したのが、金曜日の夜だった。
 日曜か月曜には届くかな、と思って、甥っこのお礼の電話を楽しみにしていた火曜の夜のこと。

 通販業者から「【確認】ご注文番号[01320300] について」というメールが届いた。読んでみて、目を疑ったよ、あっしは。それはこんな内容だった。

> リトル様
>
> インターネットあ○ば×~をご利用頂き誠にありがとうございます。
> お申し込み頂いております【HDD&DVDレコーダー RD-△△】ですが、
> メーカーからの当初入荷予定が遅延の為まだお届け出来ない状況です。
> 【HDD&DVDレコーダー RD-△△】は入荷次第配送手配をさせて頂き
> たいのですがいかがでしょうか。
> ただ、現時点でまだメーカーより正式な納期回答が得られていない状
> 況ですのでキャンセルも承らせていただきます。
> ご検討の上、お手数ですがメールで構いませんのでご連絡ください。
> 欠品と納期遅延によりお待ちいただいておりますお客さまには大変
> 申し訳ございませんが、今しばらくお待ちいただけます様お願い致
> します。
> 今後、この様な事の無いよう社員一同全力で努めてまいりますので、
> これからもどうぞよろしくお願いいたします。
> ご迷惑をおかけして誠に申し訳ございませんでした。
>
> インターネットあ○ば×~  通信販売部

 最初は何を言ってるんだかわからなかった。
 二度三度と読み直していくうちに、「おいおいおいおい~~~~」と沸々と怒りが湧いてきた。

 「メーカーからの当初入荷予定が遅延の為まだお届け出来ない」ってどういうことですか?

 「現時点でまだメーカーより正式な納期回答が得られていない」ってナンでしょうか?

 これってつまり、あなたがたは、店に在庫がない商品を「ある」といって売っていたってことですか?
 「あるある詐欺」かよ! おい!

 あのさ、ネット通販て、お客が店に行って商品を確かめられないの。だから在庫の有無ってのは、サイトを信じるしかないの。それを、「在庫あり」って売り出して、客に手続きさせて、代金まで払わせて、それから「4日も」たってから、「電話一本寄こさずに」メールで「商品がメーカーからまだ届かないので送れません」だと!!

 客をなめるのもいいかげんにせい!

 しばらく時間を置いて気持ちを落ち着けてから返事を送ったんだけど、それでもかなり怒りが伝わる文面だったと思う。
 なぜ在庫がないものを「ある」と言っていたのか、詐欺じゃないか、在庫がないってわかったならなぜすぐに連絡を寄こさないのか、4日後なんて論外じゃないのか、真剣な商売をするつもりなら、ただ謝るんじゃなくて、明日の朝一番に他の店で売っているのを買ってきて送ったらどうなんだ、なんてことを書いた。それでひとまず、どんな対応をするのかを待つことにした。(つづく)
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by redhills | 2006-04-14 20:10 | 日記



赤坂日記・・・赤坂在住の"Akasakan" リトルが、東京のへそで日々の思いを綴る。
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