"the Akasakan diary"    ~リトル君の赤坂日記

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●映画リスト

 「文芸坐」で映画に出会ってから9年余りが経つ。その間何度かのブランクはあるものの映画を観続けてきた。集中力もなく飽きっぽい自分が映画だけは飽きることもなく、また2時間余りの時間を楽しめている。

 今、過去に見た映画のリストを作っている。プログラムやチラシを手がかりに書き出していき、資料が残っているものについては大体洗い出せた。355本。年平均で40本弱。意外と少ない。自分の感覚としては500本以上はいっていると思っていたのだが。

 考えられる理由は3つ。1つは「文芸坐」が閉館になってから「新文芸坐」となって復活するまでの間は他の映画館で映画を観ていたものの、はるかにペースは落ちたということ。これは1997年3月7日から2000年の12月12日までの間に当たる。2つめの理由は仕事の都合で映画が見れなかった期間があること。1998年の11月から2000年の9月までは東京にいなかった上に超多忙で土日も含めて休日が全くなく、映画は全く見れなかった。3つめは資料がなく抜け落ちている期間がところどころあること。2001年から2003年の7月あたりまではまったく資料がない。ポツリポツリと「あれも観たな」と思い出せればラッキーだが、記憶の彼方に飛んでいってしまっている映画がかなりある。「文芸坐」の過去のプログラムがわかればそれだけで数十本の映画がリストに加わるんだが。

 さて、こういったブランク期間等を合計すると5年近くになる。ということは実質的には5年ほどで観ていることになるわけで、それであれば体感的に納得感がある。

 リストのトップは1996年2月6日の「七人の侍」。そしてその次が11日の「東京物語」。以下「浮雲」「雨月物語」「おとうと」・・・と、すばらしいラインナップが続く。もちろん、名作ばかりではないし、評判につられて観たが失敗したな、というのもある。逆に何となく観にいったら当たりだったということもある。ともあれ、映画というのは体験するメディアであり、自分はその醍醐味にやられっぱなしである。テレビの画面が少々大きくなったくらいで映画館で映画を観ることはやめられそうにない。

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by redhills | 2005-03-30 18:03 | 映画

●ある在日本中国人留学生の意見

 あるメルマガに載っていた在日本中国人留学生のコメントです。いろいろと考えさせられるところがあるので少々長いですが、引用させてもらいました。


 『日本人は「反日」中国人という言葉を使うが正しくは「恨日」である。中共は中国近代史をほぼ80%以上(実質的には中共の視点から書いたと考えれば、現在の中国の近代史はすくなくとも99%)を歪曲し、異常というほど過剰に「屈辱感」を歴史教科書に投影させた。それにより、中国の若い世代は「屈辱感」に燃え、さらに過剰なコンプレックスにより、アメリカに留学してアメリカを批判し、日本に留学して日本を嫌う。
 人間と人間との付き合い、さらには国と国との付き合いはお互いに認め合い、お互いに尊重し合うのが基本だが、今の中国人はなかなか日本・日本人を認める勇気もなけらば、度量もない。
 
 日中の付き合いは単純に考えても2000年間の交流史だとも考えられる、これは日米の付き合いより10倍以上長い。長い歴史の付き合いの間、中国が日本を直視し、客観的に認識したのは、日清戦争後と日露戦争後だといえる。

 日本の古典を学ぶ者として個人的な狭い見識から言えば、古代の中国の歴史書が「野蛮人」的な扱いで日本人を紹介しているところから、中国人の対日観の歪みが始まる。この点について、日本の研究者は単に「中華思想」だという認識で批判しがちだが、もう少し冷静に考える必要があると思われる。日本の古典に興味をもつ中国人である私が、一つの提案として考えるのは、「例えば物の考え方として、日本人が漢詩を中国から学んだだけにとどまらず、難しい漢詩を中国人に負けずに日本人が作ったところに古代日本人の智慧とセンスを再発見し、古代日本人が優秀であったと認める必要があり、それが中国人の対日観の出発点になったら、中国にもっと「知日派」が増えると思われる。」ということである。

 「中国人と日本人は天敵ではない。日中とは「水と油」の関係だ」と称し、永遠に仲良くなれないと説いている学者もいるが、それは中国人と日本人の智慧に対する侮辱である。近代にフランスとドイツが悲惨な戦争を沢山したにもかかわらず、和解への道を歩んだ。多くのややこしい問題は中共の対日外交戦略にある。日中が仲良くなるには、「中共」の問題を解決し、最初に中国人民に本当の「悪魔」はアメリカでも日本でもなく8000万以上の中国人を殺した中共であることを先に認識してもらう必要がある。

 何年か前に在日の中国人留学生の生活を追ったドキュメンタリー「我々の留学生活」が中国のCCTVで放映されたとき、30%以上の視聴率だった。中国で大きな反響を呼び、多くの大学で討論会がおこなわれ、町中で議論になった。討論が盛んになったテーマの一つは、ドキュメンタリーに映っている日本人は皆やさしかったからである。
 多くの中国人は自分たちが今まで認識した日本人とドキュメンタリーに映っている日本人とのギャップに驚いた。中国人は生まれながら、日本人を嫌うことはありえなく、日本人を嫌うように教育を受けただけである。』


 国家によるイメージ操作というのは、20世紀に入り情報化が進むなかで起こってきた重大な問題です。インターネットが反権力、分散型メディアとしてその突破口になるという希望もありますが、現実はまだまだです。特に、中国などの非民主国家では国民が誤ったイメージを国家から与えられる傾向が顕著です。
 また、民主国家であるはずの韓国も実質的には親日的な発言が出来ない状況であり、さらに今度は親日的過去や発言を立法措置によって取り締まる動きが出てきています。言論の自由のない社会は民主国家とはいえないでしょう。イデオロギーの呪縛が去ったと思ったら、民族主義の呪縛が東アジアを覆ってきています。憂慮すべきことだと思います。

 いつの世も、被害者となるのは一人ひとりの国民なのです。
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by redhills | 2005-03-28 16:10

●な~るほど

某○ちゃんねるにあった書き込み

 『日本人のアメリカ人に対する最大の誤解は、アメリカ人が個人主義だと思ってる事。
 アメリカはチームワークの国。チームワークが強力すぎて、何もしないと個人なんか気にかけてもらえない。いわゆる「アメリカの個人主義」ってのはそういう社会への予防策みたいなもの。
 つまり、チーム最優先なんだけど、ちゃんとどこにいるのか分かる奴、ってのが一番好かれる。アメリカの就職面接のテクニックには必ず「個性的なチームプレーヤーである事を印象付けましょう。」と書いてあるよ。

 日本人はチームワークには問題無い場合が多いので、あとは集団の中で個性的でいられるかどうかの問題。これは実は意外と簡単だったりする。野茂、イチロー、松井は皆こんな感じでしょ。個人の経験から言って、日本とアメリカの会社は、実はそんなに違わない。むしろ、ヨーロッパやアジアの会社の方のが、適応するのが大変だったりする。

 日本人メジャーリーガーが成功しているのは、俺にはあまり不思議ではないのだ。』
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by redhills | 2005-03-22 22:02 | 野球

●ある朝の日の光景

 地下鉄サリン事件から10年

 うっかりしていたが、地下鉄サリン事件から今日で10年になるという。今日は仕事に行くときに千代田線で(小泉総理が献花したという)霞ヶ関駅を通ったのだがその時は気づいていなかった。

 実は10年前のあの日、僕はあと少し早く出勤していたらサリンを吸っていたかも知れなかった。

 当時は東京から国会議事堂前まで丸の内線を使っていたのだが、東京駅から乗るときはいつもと違いは感じなかった。だがしかし。銀座駅を出て霞ヶ関へ向かう車内に放送が流れた。本日は霞ヶ関駅は通過いたします、とだけ放送は告げていた。「何だろうな」と思ったものの別に霞ヶ関で降りるのでもないので軽く聞き流したのだが、霞ヶ関駅を通過したとき、その異様な光景に驚いた。ホームは薄暗く、人っ子一人いない。不気味に静まり返り、まるで廃墟だった。朝の8時半といえばラッシュアワーである。通勤客で一杯の車両と、ゴーストタウンのような駅との対比は余りにも強烈だった。その廃墟の脇を僕を乗せた電車はスピードを落とし、音も無く進んでいく。まるでディズニーランドの気味悪いアトラクションを見せられているような気分になった。僕は、何かが起こったのだ、とは思ったものの、それは何かを考えるよりも、今見たものの異様さに打たれていた。

 国会議事堂前駅につくと、構内はハチの巣をつついたような騒ぎとなっていた。警察や消防が駅構内におり、駅員が拡声器を手に必死になって乗降客を誘導している。追い立てられるように地上に出ると、救急車が何台も止まっており、担架に乗せられた人たちや、道にうずくまり救急隊員に手当てをされている人たちが目に入った。

 ??? ますます分からなくなった僕が急いでオフィスにいくと、同僚たちがテレビに釘付けになっている。見ると、今しがた自分が通ってきた地下鉄の出口の様子が映っている。「どうしたの?何かあったの?」と聞くと「毒ガスらしい」。?毒ガス? まだ事の重大さは飲み込めなかったが、背筋が寒くなったのは覚えている。後10分早く家を出ていたら・・・そう思った。

 その後は皆さんご存知の通り。東京を舞台としたカルト宗教団体による同時多発化学テロという前代未聞の大事件であることが判明したわけだが、オウムがなんだ麻原がなんだというのはこの際置いておいて僕にとっては、あの朝見た光景が何より10年前の3月20日のすべてであるような気がしている。

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by redhills | 2005-03-20 20:44 | ニュース

●時の流れに失われてゆくもの

 消えゆく老舗、喫茶店「談話室滝沢」が歴史に幕
 「談話室 滝沢」閉店へ…語り尽くせぬ45年
 消える「滝沢」消えぬ“伝説”…「全寮制」ホントだった

 またひとつ、時代の流れに消えてゆくものがある。「談話室滝沢」。新手のカフェがあふれているなかで、新宿に2店舗、そして池袋東口、御茶ノ水駅前とたったの4つしかない喫茶店だったが、根強い人気を誇る名店だった。その「談話室滝沢」がこの3月末で閉店するという。

 僕は数えるほどしかここに行ったことはない。なにしろコーヒー1杯1000円である。初めて行ったのは、ある雑誌の編集者との相談事で指定されたのだった。とても変わった空間だったのを覚えている。ただ、それが自分の「喫茶店」のイメージと必ずしも合わなかったこともあって余り使うことはなかった。

 ところが閉店することがニュースに流れ、その反響が聞こえてきてはじめて、「談話室滝沢」がどれだけ多くの人に長い間愛されてきたのかを知った。「サービスが低下して皆様に迷惑をかける前に、引き際が大切と思った」という社長の言葉が胸にしみる。自分がえらそうに何を言えたものではないが、関係者の皆さんには「長い間本当にご苦労様でした」と言いたい気持ちで一杯だ。

 携帯電話の普及で待ち合わせ場所としての喫茶店の存在意義が薄れつつあることや、セルフ型の喫茶習慣が広まったことが背景というが、そんな味気ない生活に僕らはすっかり慣らされてしまっていることに、今更ながらに気づく。

 遅ればせながら、あと2週間、「談話室滝沢」に行ってその雰囲気を味わっておこう。

 もうひとつ、謎の喫茶店といえば「ルノワール」である。こちらは店もずっと沢山あるけれど、いつ行っても空いているし、何時間いても何も言われないし、大丈夫なのかなぁなどと思うことしきりである。噂によるとどうもこちらもギョーカイ人の方々の打ち合わせによく使われるらしい。確かに使いやすいとは思うが。ある時、隣の人たちの打ち合わせを聞いていたら、上戸彩の出ているCMの新しい着ぐるみについて話していた。噂は本当だった!ちなみに僕のお気に入りのメニューはこぶ茶である。

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by redhills | 2005-03-18 17:19 | ニュース

●史上最悪!?

 いま、とても迷っている。今週末にある映画を見に行こうか、どうしようか、本当に決めかねて困っている。その映画とは「デビルマン」。そう、あの永井豪の超傑作漫画の実写映画である。漫画「デビルマン」について多くを語る必要はないと思うが、僕にとっては楳図かずおの「漂流教室」と並んでもっとも衝撃を受けた漫画で、思い入れも強い。あの「デビルマン」が映画になったら・・・。考えなかったはずはない。いやそれどころか10年以上考えていたんだから当然見たいに決まっている。しかし、見たくないという気持ちも一方であるのだ。

 最近漫画が映画になることが多い。「映画化は不可能だ」。そう言われていた名作たちが次々とスクリーンに登場してくる。デジタル技術の発達がこういったところにも波及してきているのだが、たいていの場合、漫画と全くの別物になってしまったり、全然つまらなくなってしまったりという結果に終わる。見て失望するくらいなら見たくないという気にもなるのである。「ドラゴンボールZ」(漫画じゃないが)「エヴァンゲリオン」などはハリウッドで今実写映画企画が進行中である。僕としては、アクション大作として是非とも「ワイルド7」を実写化して欲しいと思っているのだが、日本の役者では役不足か。監督はやっぱりここはジョン・ウーあたりにやってもらおうか(と勝手に妄想)。

 話が脱線した。「デビルマン」である。「迷ったら見に行け」というのがモットーの僕としては普通なら見に行くという結論になるはずなのだが、今回ばかりは決めかねている。それはなぜか。それは、映画「デビルマン」が、もう、ありえないほどに評判が悪いからなのだ。それはもう凄まじいほどで、「駄作」などというレベルをはるかに超えている。詳しくは http://howaan.hp.infoseek.co.jp/ などを見て欲しいのだが、まず主役の不動明と飛鳥了に、アイドルグループで人気の双子を大抜擢。ちなみに彼らは演技なるものは生まれて初めてである(学芸会でもなかったらしい)。牧村美樹がアイドルなのはまぁいいとして、牧村夫妻には宇崎竜童と阿木耀子夫妻だ。そして極めつけは、シレーヌにカリスマモデル富永愛! これまた素人を「イメージにピッタリ」という理由でキャスティング! ついでに?永井豪もキャスティング!

 これだけでも不安一杯なのだが、もちろん不安を掻き立てる要素はこれだけではない。監督は経験豊富なものの代表作は「ビーバップ・ハイスクール」シリーズ。そして、脚本は監督の奥さん。おいおい、大丈夫かい、そんなんで。「わが子の成長の記録」じゃないんですよ~。

 ま、結論から言うと大丈夫じゃなかった。ていうか、とんでもなかった。「完全実写化」「製作費10億円」という触れ込みで全国公開されたのが昨年の10月9日。あの、台風が関東地方を直撃した日(ついでに僕が引越しした日)。暴風雨にもめげず「デビルマン」を見ようとやってきた熱烈なファンたちはその余りの凄さに言葉を失い、ある者は怒りと憎悪の余りデーモンへと変身してしまったという(うそ)。

 キャスト、演出、脚本、すべてダメ。とても書ききれないので書かないが、もう、日本語でのあらゆる罵詈雑言を受けまくったこの大問題作「デビルマン」は轟々たる非難の中1ヶ月で打ち切りとなった。だがその後もネットでは話題となり続け、先月にはめでたく日本版ラジー賞(ワースト映画賞)である「きいちご賞」をブッチギリのトップで受賞、まことに順当な結果となった。

 しっかしこの日本映画史上に残る愚作、「史上最悪の映画(らしきもの)」「産業廃棄物」とまで言われている「デビルマン」。ここまで言われていると、逆に見に行ってやろうかと言う気にもなる。どこまで耐えられるか、いや何回笑えるか、映画でやってはいけない事を知るための教材として・・・。その気になれば活用法!?はあるとは思うのだが、それが「デビルマン」というのが悲しい。それに、1700円も払ってわざわざそんなことをしにいくというのか?という疑問も当然ある(DVDも4月に出るようだし・・・東映って度胸あるよ)。

 そして最大の問題は、誰が一緒に見に行ってくれるのか、という点である。こんな、最低だとわかっている映画をお金払ってわざわざ見に行ってくれる奇特な御仁が私の友達にはいるのか? いや、とても誘えない。見た後の友達の顔が見れない。その後で何が起こるのかこわい。僕にそんな勇気はない。でもなぁ。1人で見に行ってもつまらないんだよね~。こんな映画こそ、お互いに最後まで耐えた戦友として、見た後でどこがヘンだったか言い合うのがタノシクなるってもんなのに・・・。

 どなたか、20日か21日に「史上最悪の2時間」に付き合ってくれる方、いませんか? その後の(マズくなるかも知れない)メシとサケはおごりますので・・・。

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by redhills | 2005-03-16 16:04 | 映画

●ある映画好きの感想

 僕は、エライ人とかリッパな人というのがどうも苦手で、映画の登場人物でも、ダメな奴、優柔不断な奴、道に迷っているばかりの奴にズンと感情移入する。そういう奴のほうが面白い。さらにそいつが心の揺れるまま一貫性の無い行動をとったりするともっと面白い。人間というインチキな生きものの矛盾そのものを僕は楽しみたいのだ。「12モンキーズ」が傑作なのは、物語の圧倒的な面白さ以上に、ヒーローであるはずのB・ウィリスのダメ男ぶりにある。なにしろこの男、自分がなにやってんだか全然分かんなくなっちゃうのだ。右往左往。直情径行。七転八倒。この人は紛れもなく僕の仲間だと思った。
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by redhills | 2005-03-16 11:32 | 映画

●痛い

自分の感情を取り出すのが怖くて本当の自分の気持ちが理解できなく、

世の中の「そうあらねばならない」みたいなことをなぞらえて生きてる感じがする。

それでかろうじて生きてる人。

表面的なつきあいしかできない人。

恋人同士はこうあらねばならない、

夫婦はこうあらねばならない、

友人とはこうあらねばならない、

みたいな・・・。
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by redhills | 2005-03-12 09:14 | 日記

●美しき天才打者

 春が来ると野球が見たくなる。毎日報道されるキャンプでのひいきの選手の動静が気になったりする。これは昔っからの感覚で日本人男性ならそう珍しくないことだと思うが、大学に入った頃からは英語に慣れるためと称して「Sports Illustrated」などを眺める(読む、ではない)ようになったこともあり、メジャーリーグがより身近になった。今年も例年同様、日米のキャンプ情報を楽しんでいるのだが、今年は特にある選手のことが気になるのだ。それはイチローでも野茂でもダブル松井でもない。シンシナティ・レッズの天才スラッガー、ケン・グリフィーJr.である。

 グリフィーって誰?という人は多いだろうと思うので間単に紹介をしておこう。彼は、70年代に「ビッグレッドマシン」といわれたシンシナティ・レッズの黄金時代を支えた名外野手であるケン・グリフィーの息子であり(ちなみにバリー・ボンズもボビー・ボンズの息子)、その才能は早くからずば抜けていた。高卒にもかかわらず全米のトップでドラフト指名されてマリナーズ入り。19歳でメジャーデビューしたその初打席でヒットを放ち、翌年のオールスターに史上2番目の若さで5番センターとして先発出場、20歳にして155試合に出場し、打率.300、22HR、80打点という驚異的な数字を残す。また、守備能力も素晴らしくゴールドグラブ賞も受賞。

 やがてホームランを量産するようになり長距離砲としての才能が開花、ストライキのあった95年をのぞいて7年連続40本塁打以上を達成。8試合連続本塁打のメジャー記録も持つ。ゴールドグラブも10年連続受賞。まさに「野球をするために生まれてきた」という言葉は彼のためにあるといってもいい、万能選手である。

 どうです? まあ輝ける人生というのは彼の人生のようなものを言うのでしょう。顔もアヒルみたいで(!?)愛嬌があるし、人柄も明るく、また父親を非常に尊敬していて、トレードを志願してかつて父がプレイしたレッズにいったというのも好感が持てる。
 では僕が彼のどこに惚れたのかというと、それは彼のこの上なく美しい打撃フォームに、なのです。肩とほぼ平行に左ひじを上げ、バットを前方45度に寝かし、体全体で小刻みにリズムを取る。ボールがホームベースを通過する直前までほとんど力が入っておらず、まったく自然に立っているのだが、次の瞬間、バットは空を切り弾かれたボールは軽々とフェンスを越えてゆく・・・。

 決してソーサやマグワイヤのようにマッチョではない。構えも彼らのようにバットをまるで爪楊枝のようにブリブリ振り回すような、力のみなぎった構えでもない。そして、インパクトの瞬間ですら、はた目にはまったく力が入っていないように見えるのだ。スーッとかる~く振っているように見える。まったく無駄が無い、完璧な動き。それが実に美しい。確かにバッティングフォームは千差万別だ。かっこいいフォーム、力強いフォーム、面白いフォーム、いろいろある。しかし、僕が見た中で最も美しい打撃フォームは彼のものだ。
 でも僕が彼のバッティングに感動したのは見た目の美しさに対してだけではないのだ。その静と動の鮮やかな対比や力に頼らないスイングは、何やら剣道や柔道に通じるものを感じさせた。彼の打撃は剣豪の居合いの一撃と同じなのだ。僕はそこに、精神的なもの、日本的な美すら感じたのだ。美しさと強さの理想的な融合。彼のバッティングは素晴らしかった。

 しかし、天才にも試練のときがやってくる。90年代半ばまで、ハンク・アーロンの本塁打記録を塗り替えるのはグリフィーだろうというのが常識だった(ボンズよりもずっと本塁打も量産していた)のだが、シアトルを出てゆかりの地であるシンシナティに移籍してからというもの、度重なる怪我が彼を悩ませる。これは若い時に才能に頼りすぎて基礎的なトレーニングを怠った影響であるといわれている。そして昨年8月には腱断裂という大怪我をしたために手術に踏み切り、シーズン後半を棒に振った。だがいよいよ明日、長いリハビリを乗り越え、今期の復帰を賭けてオープン戦に出場するという。

 彼は今35歳。通産本塁打は501本。アレックス・ロドリゲスやアルバート・プホルスなどの若い大砲も出てきた。もうグリフィーは終わったという人もいる。だが僕はそうは思わない。まだまだやれるはずだ。僕は、あのまるで鶴が舞うような美しいバッティングフォームが復活することを心から願っている。

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by redhills | 2005-03-10 18:34 | 野球

●カンバックマネー!!

 確定申告をした。

 確定申告というと自営業の人とかお金持ちとかがやるもんだという印象があるけれども、意外とサラリーマンにも結構その機会はある。実は僕も初めてではないのだ。以前無職だった時に税金の還付が受けられるよと税務署に勤める友達から聞いてやった。確か5、6万戻ってきたと思う。大変な貧乏生活をしていたので非常にありがたかった。

 では今回は何で? 別に宝くじに当たったわけじゃない(当たっても行かないけど)。それどころか大借金をしているから、申告すると税金が戻ってくるというわけ。借金といえば住宅ローン。そう、住宅ローン減税というやつです。借りたお金の1%が返ってくる。これはデカイです。1000万円なら10万円だからね。使わない手は無い。不動産屋さんからも言われていたので、必要書類や税務署のホームページを見ながらトライ。今は税務署もIT化が進んでいて、ネットで申告書を作成できるのだ。さあ、いくら返ってくるのかな?

 しかし前の時も思ったが、この申告書というやつはわかりにくい。まず、「収入」と「所得」の違いが分からない。「何で別々なんだ?」それに「給与」とかもある。「どれも同じじゃないの?」 ハナハダ疑問に思うが、まあそれは置いといて、項目ごとに数字を入れてゆく。いろいろと控除とかが自動的に計算されて、申告書の画面が少しずつ埋まってゆく。それにしても税制ってフクザツ。もっと簡単にならんものかなと思う。項目が多すぎるよ、ほんとに。

 そうこうするうちに、ようやく「住宅借入金等特別控除」にたどり着く。さっそく必殺の借金記入! うふふふふ、どうだ、このやろ。こんなに借金してんだぞ、さあ、金よ、戻ってこーい! カンバックマネー!!

 ところが。最後まで入力し終わって出てきた還付金の額が予想より少ない。借りた金の1%が戻ってくるんだと思ってたのに、何か違う・・・。まぁいいや。とにかく金は返ってくるんだし。面倒な計算する気なんてないし。

 画面上で完成した申告書をプリンターで印刷する。ご丁寧に手許に残しておく控えまで出てくる。最後に、申告書本体に住民票やら源泉徴収票やらの必要書類を貼り付け封筒に入れ、管轄の税務署に郵送して無事終了。割と簡単だったような気もするけど、間違ってたらどうなるんだろう。呼び出し食らっちゃうのかなぁ。

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by redhills | 2005-03-09 12:22 | 日記



赤坂日記・・・赤坂在住の"Akasakan" リトルが、東京のへそで日々の思いを綴る。
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