"the Akasakan diary"    ~リトル君の赤坂日記

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●観たい映画をつなぐタスキ

お久しぶりです。またサボってます。すみません。

シナリオの方は少しずつ前進しております。
その話はまた後日にしようと思います。

さて、アヤママさんから「観たい映画をつなぐタスキ」なるものを受け取りました。
更新をサボっていたこともあり、面白いので乗ってみようと思います。

①過去一年間で一番笑った映画
②過去一年間で一番泣いた映画
③心の中の5つの映画
④観たい映画
⑤次の人につないで行く(ブログに限定する)


以上の5つのことを書いてタスキを渡すそうです。
ではさっそく行ってみましょうか。

①過去一年間で一番笑った映画

 言われてみると、コメディ映画ってあんまり観てないんですね。自分がシナリオを書くとすぐコメディタッチになるのに不思議だ…。
 でも心配後無用。超弩級のお笑い映画を体験しております。それは「デビルマン」です。
 これはすごいです。すごい映画です。抱腹絶倒とはこの映画モドキを観ていうことでしょう。内容についてはもうここに書き尽くしたので、もうこれ以上何もないです。

 ついでに「今までで一番笑った映画」を勝手に挙げちゃいますと、文句なく「黒蜥蜴」(監督:深作欣二 主演:丸山(美輪)明宏)になります!理由はある大作家が登場する場面が笑えるからです。映画館全体が大爆笑の渦でした。

②過去一年間で一番泣いた映画

 これは文句なく「オアシス」(監督:イ・チャンドン 主演:ムン・ソリ)です。この映画を見た方なら、何故僕が主演をソル・ギョングとせずにムン・ソリとしたかお分かりだと思います。体を張った演技とはまさにこのこと。とにかく凄まじいです。

 勝手に作った「今までで一番泣いた映画」はというと、我らが小津の「東京物語」(主演:笠智衆)にしたいです。本当は③に小津作品を入れたかったんですが、勝手に作ったこのポジションに安置しました(笑)。とにかく、笠と原節子の最後のやり取りのシーンは何度見ても…(涙)。
 僕は未だに小津の映画がなぜ心を打つのか、小津の映画のどこが好きなのか、うまく説明できません。小津が好きだと言うとよく聞かれ、その度にいつも答えに困るのです。でも、とにかく好きだし、感動してしまうのです。

③心の中の5つの映画

 好きな映画、感動した映画、スゴイ、と唸った映画、迫力に圧倒された映画、ベストといえる映画。…映画を選ぶ基準は無限です。ですから、ここに挙げた映画が自分のベスト5ではないのです。では、「心の中の」映画とはなんだろう。自分なりに出した答えは、「自分の人生に欠かせない映画体験をもたらした映画」、ということになりました。
 本当は小津作品も入れたいんですが(しつこい)、涙を呑んではずします。

1 七人の侍(監督:黒澤明 主演:志村喬、三船敏郎)

 あらあら、いきなりど真ん中の豪速球ですね。でもどうしようもない。僕が映像体験を生まれて初めてした映画です。こちらに、その時の様子があります。勘兵衛、菊千代、久蔵…。僕が好きなのは、菊千代が百姓達に竹やりでの戦い方を教える場面。与平との掛け合いは何度見ても腹がヨジレル! もう一つは、勘兵衛が仲間割れしそうになる百姓たちを叱咤してリーダーシップを発揮する場面。そして3つ目は、菊千代のあの名セリフと、それを勘兵衛が静かに受け取る場面。もう、見事すぎる。…とと、やっぱり書きすぎてしまった。

2 スモーク(監督:ウェイン・ワン 主演:ハーヴェイ・カイテル)

 これは僕の一番好きな洋画。この映画についてはこちらに書いてますので、ここではこれ以上書きません。

3 恋する惑星(監督:ウォン・カーウァイ 主演:フェイ・ウォン)

 実は昨日、この映画の脚本を読んだんです。前から大好きな映画だった。でも、脚本読んだら何だかわからないけど、とにかくどうしようもなく「自分はこの映画を愛してるんだ」、というキモチが溢れてきてどうしようもなくなってしまった。まさに、タランティーノと同じキモチになっちゃったのだ。それがここに入った理由っす。

4 ロッキー(監督:ジョン・G・アヴィルドセン 主演:シルベスター・スタローン)

 この映画も理由は映画体験をしたから。それ以上でも以下でもない。ヒーローはかっこよくない、ヒロインも美人じゃない、でも圧倒的なエネルギーが全てを超越してしまう。何度観ても、いつのまにか自分がロッキー・バルボアと、いや、シルベスター・スタローンと一体化してしまう。これこそが正に映画体験だ。

5 十二人の怒れる男(監督:シドニー・ルメット 主演・ヘンリー・フォンダ)

 実は、この5番目の椅子がもっとも難しかった。他にも候補は目白押しだったけれど、映画がヒューマニズムを描いた傑作として、これを挙げました。ほとんどが密室での男たちのやりとりに終始するけれども、最初から最後まで、まったく退屈しない。何度観ても、ヘンリー・フォンダ演じる陪審員8番の、信念に満ちかつ謙虚さを失わない姿勢、静かな闘志とも言うべきものに、私などは心打たれてしまうわけです。青臭い、とお思いの方もおいででしょう。でも人生にそういった青臭さも必要じゃないかとも思うんですよ。

④観たい映画

 これは、実はいまDVDを借りていて観ようと思えば観れるんですけど、実際観てないので(笑)、「イヴの総て」(監督:ジョセフ・L・マンキウィッツ 主演:アン・バクスター)になります。とにかく、脚本の出来が素晴らしいということなので、じっくりと味わいたいと思いますです。

⑤次の人につないで行く(ブログに限定する)

 これが一番困った! 終わっちゃったらごめんなさいな。
 ぴのこさん@Cafe:Rebirth、どうかよろしくお願いします!

 ★もう1人お願いできる先ができました★
 じぇんぬさん@ぱまるな生活 ありがとうね!


最後に。

番外です。
過去一年間で一番怒りを感じた映画「デビルマン」
今までで一番観て怒りを感じた映画「デビルマン」

以上!
 
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by redhills | 2005-06-27 02:01 | 映画

●NEW MADE IN JAPAN!

 土曜日(6月4日)は久しぶりのマラソンだった(ちなみに「マラソン」とは、新文芸坐で通常時間の映画を2本観てからそのままオールナイトに突入し、朝まで映画漬けになることを言う)。

 まずは岡本喜八特集。仕事が意外と早く終わったので6時過ぎからの「座頭市と用心棒」が余裕で観れた。残念ながら、喜八らしさが余り感じられなかった。座頭市と用心棒が出てきたんじゃ制約が多すぎるわな。それに用心棒、さすがに三十郎とはいかず、四十郎でもキツそう。殺陣が遅くてスローモーションみたいだし、いちいち一人斬るごとに見得切らなくっていいの! 芝居がかってて黒澤の本家との違いに唖然。
 喜八特集、もう一本は「侍」。こちらも三船主演。橋本脚本は久しぶりなので期待する。さすがにきっちりとした筋運びだったけど、筋が読めちゃったし、一点だけ疑問が残る。でもそれよりも、雪の桜田門のセットが素晴らしくって画面に観入る。八千草薫をみながら、これはちょっと前だったら香川京子だろうな、と思う。

 10時15分に上映終了していったんロビーに出る。オールナイトの開場は10時30分。ロビーはもう人でごった返している。何となくいつもと客層が違う。女性がほとんどいない。それもそのはず、今晩のお題は「今、注目のアニメ作家たち」。少年時代、「マジンガーZ」や「宇宙戦艦ヤマト」に洗脳された私は秘かにアニメも嫌いじゃないのだ。お目当ては新海誠監督。前から観たいなぁ、と思っていたアニメ界の注目株なのだが、その衝撃的なデビュー作である「ほしのこえ」と、初めての長編作「雲の向こう、約束の場所」をやるというので前売り券を買った。それに映画上映前にはトークショーがある。新海監督はいないが楽しみではある。

 予約番号32というのが効いてベスポジをゲット。満席で通路にパイプ椅子まで置かれて場内は凄い熱気。シナリオ講座のI君と二人で見る。彼も新海監督が観たかったという。話が合う人と映画を観るのは楽しい。

 上映したのは新海監督の2作のほかは、湯浅政明監督の「マインド・ゲーム」「ノイズマン(これは作画監督)」、今敏監督の「東京ゴッドファーザーズ」の計5本。

 全部話してると長すぎるので結論から言うと、新海監督は期待ほどではなかった。確かに絵は美しい。とても美しい。構図もいい。才能溢れてる。でも叙情性が強すぎるんだよなぁ。大林宣彦級。自分にはくどい。それにホンが悪い。全然だめ。深夜のテレビで量産されるダメなアニメのダメなところがマンマ出ちゃってる。才能は感じさせるのに惜しいなぁ。あとヒロインの声が下手すぎ。

 「東京ゴッドファーザーズ」は、ポスターから予想できたけど、絵、中でも人物があまり好きじゃない。リアリティーのあるキャラクターデザインなんだけれども、あれなら何故実写でやらないの? と思ってしまう。クオリティーの高さは凄いし、ストーリーも悪くは無いんだけどね。好みの問題。

 で、で、そんなことは置いといて! もうチョー良かった!! 何がって、期待してなかった「マインド・ゲーム」!!!
 これ、すごいです! ブットンデマス!! 湯浅監督、天才です。これが初監督作品というのはすごい。とにかく、トークショーで本人を前に今監督が言ってましたけど、エネルギーが溢れてて画面からはみ出しそう! っていうか、とっくにはみ出して、飛び出して、それどころか、観てる僕らにパンチや飛び蹴りやらネックブリーカーやらモンゴリアンチョップやら(古い)かましてくる。

 ちょっとまじめに話すと、アニメって、本来自由なものなんです。実写では出来ない表現が難なくできちゃう、素敵なものなんです。そこが魅力でしょ。それを最近はジャパニメーションとかいってトップブランドに祭り上げられちゃったからかどうかしらないけど、やたらリアルな映像にこだわったり、観ててもチンプンカンプンなフカーイ哲学的な意味をこめたりして、つまらなくなってきた。その一方で純粋な子供向けのものを除けば、低予算で作るものの多くは、性的妄想を絵にしたようなオタク向けの特殊な作品ばかりでマトモな鑑賞の対象足りえない。加えて、アニメーターの待遇改善は進まず、人件費カットの必要から韓国や中国への外注に頼り、それが国内の人材育成をますます困難にしているという悪循環。宮崎アニメに浮かれている場合ではないのである。日本のアニメは今相当に危機的な状況にある。

 「マインド・ゲーム」は、そういった、僕の思っている日本アニメへのいろんな心配や懸念をスコーンと蹴飛ばして、アニメの向かう方向性を「こっちだ!!」とズバッと指差した。そして何よりアニメの楽しさ、自由さを謳歌していた。そしてそして、僕が一番感動したのはどこだったのかというと、実は最後の最後、本編が終わってからのスタッフロールだった。
 こんな素晴らしいアニメを作ったのは一体どんな人たちだろうかと最初から最後までじっと見ていた。何十人(いや100人以上だったかも知れない)というアニメーターたちの名がスクリーンを下から上へゆっくりと昇っていったが、何と外国人の名前は1つもなかった。この傑作を描いた人たちは全員日本人だった。しかも、通常は2列に書かれているのが、4列縦隊でズラーッと名前が並んでいく。実に壮観だった。僕はここに、「日本のアニメここにあり!」という、監督やプロデューサーの気概を感じたのだった。

 新文芸坐を出るともう朝の6時前。12時間近く映画を観ていたことになる。I君と池袋駅まで歩く。昨日降っていた雨は上がっている。さわやかな朝の日が日本アニメの未来を明るく照らしているような、そんな気がする実に気持ちのいい朝だった。
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by redhills | 2005-06-06 19:12 | 映画

●わくわく…!!

 映画界の怪物たち、ポン・ジュノ監督の新作『怪物』で意気投合!

 僕が今もっとも次回作を観たい監督、ポン・ジュノの「怪物」がいよいよクランクインするらしい。ソン・ガンホ、ペ・ドゥナ、パク・ヘイルなどキャスティングも申し分ない。公開は1年後。待ちきれないなあ。こんどはどんな映画を撮るんだろう。ワクワクだ。
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by redhills | 2005-06-03 12:49 | ニュース

●構想中

 リトルです。

 いやぁ、2ヶ月前の日記を書くのはやっぱりしんどいですね。花見の話書こうと思ったけど季節感が無くって書いててツライのでやめました。他にもライブドアの話や中国での反日デモの話もあるんですけど、こちらは題材に広がりもありますし何とかアップしたいと思ってます。あとはシナリオ講座の話、これは面白いので何本か書きます。時事ネタはコンクラーベとか欽ちゃん球団快進撃とか、年収100億のサラリーマンとかありましたけど、どうなることやら。いずれにしても早く過去の日記は終えてしまいたいところです。

 今ブログのペースが上がらないのは、シナリオの構想中だからです。講座の受講生は今日(6月2日)までにシナリオのプロット(この言葉の意味は後日書きます)を提出することになっているのです。といってもこれは第1次の〆日で、当然僕もまだ出せていないのですが。

 題材は上海を舞台にしたラブストーリーで実は原作があります。先生には反則だと言われましたが、でもこれは僕が初めて「シナリオ(映画)にしたい!」と直感した話なので、誰が何と言おうとシナリオにしてみせます!

 でもせっかくシナリオにしたって原作者がオーケーしてくれなきゃ意味無いじゃん?と思ったあなた。 大丈夫です! もう了解はとっているのですよ。なぜそんなことができたのかというと、原作者が僕の友達だからです。このブログにも遊びに来てくれる人です。

 というわけで、僕は彼のためにも絶対に素晴らしい脚本を書きたい。ここ2、3日ようやくテンションが上がって来てプロットも中身が濃くなってきた。といっても、まだテーマ設定や粗筋、登場人物の作り込みなんかの段階だけども。実際のストーリーにはまだほとんど手がついてません。来週の授業までには何とか第1稿をあげたいところです。
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by redhills | 2005-06-02 17:12 | 日記



赤坂日記・・・赤坂在住の"Akasakan" リトルが、東京のへそで日々の思いを綴る。
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