"the Akasakan diary"    ~リトル君の赤坂日記

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●バルサの冒険・その1 「雪辱」~vsチェルシー(3)

<そのときゲームが動いた>
 35分、デコからのパスを受けた瞬間のデルオルノのチェックをかいくぐったメッシは、追って来たロッベンとのボール争いに勝ち、中に切れ込もうとした。執拗なチェックを巧みにかわし加速しようとしたときだった。画面の左側から猛スピードで突っ込んできた青い物体がメッシと激しくぶつかる!デルオルノだった。倒れこむ両者。デルオルノのところに殺到して怒鳴り合う両チームの選手たち。レフェリーが割って入る。オックスフォードブリッジのノイズが一気にヒートアップする。
 そのとき、メッシがチョン、とつついたボールと彼の体とは1メートル以上離れていた。なのにデルオルノはボールではなくメッシに体当たりしてきたのだった。「ありえねえ!」世界中のバルセロニスタがその瞬間叫び拳を握り締めたろう。サッカーはプロレスや相撲ではない。ボールをめぐる争いがあって成り立つ球技だ。彼のやった行為は論外であり、厳しく罰せられて然るべきものだった。主審はレッドカードを掲げた。当然だった。そしてこのプレーがその後の試合を支配し続けることになる。

<引き締まったチェルシー>
 予想外の事態が発生した。チェルシーの命であるディフェンスラインの一角が欠けてしまったのだ。しかも、同じポジションのギャラスはいない。だがモリーニョはためらうことなくオプションを実行する。右サイドのフェレイラを左サイドにまわし、ジェレミを右サイドにいれた。だがディフェンスラインと引き換えに、貴重なアタッカーでありここ数試合好調だったコールを失うことになってしまう。

 残り60分を1人少ない10人で戦わなければならないことは確かに不利だ。相手がバルサのような超攻撃的なチームの場合は最悪だ。ただでさえボール支配率は60%を超えているのだから。しかしモリーニョは少しも慌てなかっただろう。不利な状況になったほうがチームが結束してよい結果を生む場合があるし、何よりチェルシーは守ることに最も秀でたチームなのだから。

<2人の采配が火花を散らす>
 後半。チェルシーはクレスポからドログバに交代。バルサは交代なし。
 押し気味に試合を進めていたバルサがより有利な情勢になった。チェルシーは守りを固めて引き分けを目指す、というのが常識的な戦術だ。
 だが、モリーニョのメッセージは後半開始とともに明確に示された。チェルシーの突貫小僧、ロッベンが左サイドで執拗にドリブル突破を試みる。これにオレゲルがついて行けない。しかしロッベン、実にユニフォームが似合ってない。特に白のソックスがダサい。まだ20そこそこなのにすごい老け顔なのが災いしているのかも知れない。それはともかく、この「攻めろ!」というモリーニョの作戦が奏功する。60分、度重なる突進にたまらずオレゲルがロッベンを倒してしまい、ランパードの素晴らしいフリーキックがモッタのオウンゴールを呼ぶ。チェルシー先制

 さて、次はライカールトの動く番だ。守りに入るであろうチェルシーの固いゴールをどうやって割るか。慎重な彼がすばやく動いた。64分、モッタに代えてラーション投入。ボランチはエジミウソン1人にして、フォワード4人という超攻撃的布陣にチェンジする。エトオが左サイドに移り、センターフォワードにラーション、そしてロナウジーニョは左サイドからセンター、そして右サイドへと自由にポジションを変え、デコと複雑な動きを始める。パスでの崩しに加えてポスト攻撃が加わる。バルサ得意のパターンだ。攻防は一層激しさを増してゆく。

<そしてついに>
 必死に守るチェルシーだが、10人になってから30分近く経ち、動きが鈍くなってくる。どうしても陣形が小さくなってきてボールをもつ相手への寄せが甘くなり、ロナウジーニョらが自由にパスを出し始める。疲れて一歩目の出足が鈍くなるためにイーブンボールを取れなくなり、余計に守備の時間が長くなって一層体力を消耗していく。
 「もう少し」「あと20分」。その踏ん張りもついに力尽きる。70分、ポストプレーにきたラーションをカルバーリョが倒してのフリーキックからキャプテン、テリーの痛恨のオウンゴールが生まれてしまう。バルサが貴重なアウェイゴールをあげる。

 「ここが攻め時」。ますます攻勢に出るバルサ。チェルシーはもう最終ラインも崩れ、ギリギリの一線でかろうじて守り続ける。72分、メッシの技ありのシュートがゴールの角に当る。73分、ロナウジーニョのスルーパスにラーションが飛び込む。75分、ロナウジーニョのシュートが無人のゴールを襲う。しかし、テリーが魂のクリアで逆転を許さない。すごいガッツだ。さすが、25才でキャプテンをやるだけある。プジョルみたい。

 しかし。79分にドログバがキーパーとの1対1の決定的場面を逃した直後のバルサの速攻。右サイドをロナウジーニョがドリブルで駆け上がる。その前方をエトオとラーションがクロスして走ってゆく。エトオが右に流れて空いた左のスペースに走りこんだラーションに糸を引くようなクロスボールが渡る。そこへフォローにきたマルケスにパス。そしてマルケスがダイレクトで上げたセンタリングの先にはエトオが待っていた。ドンピシャ。一番近くにいたフェレイラはまったくエトオを見失っており、弾丸のようなヘッドがチェルシーゴールに突き刺さった。ツェフも一歩も動けない完璧なゴールだった。精も根も尽きたチェルシーにもはや反撃の力は残ってはいなかった。因縁の相手チェルシーとの雪辱第1戦は、奇しくも昨年と同じスコア(バルサ2-1チェルシー)となった。

 最後に一言。フジの佐野さん、イニエスタのこと「イエニスタ」って間違えるなよな!しかも2度も!それに「31才」って…。イニちゃんは21才!!ま、勝ったから許してあげるけど。
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by redhills | 2006-05-27 00:42 | サッカー

●バルサの冒険・その1 「雪辱」~vsチェルシー(2)

<試合前から駆け引きは始まっている>
 2006年2月22日。イギリスロンドンのオックスフォードブリッジ。アウェイでの第1戦。
 まずチームコンディションだが、何と言ってもシャビの長期離脱がバルサにとっては痛い。中盤どうするのかとても心配だ。でもチェルシーもボランチのエッシェンが2試合出場停止だから、まあイーブンといった感じか。あとこの試合の審判、ノルウェー人だったのだが、実は例の物議を醸した去年の第1戦もノルウェーの審判だった。思うにこれはつまり、FIFAのモリーニョへのメッセージのような気もするのだが、これについて聞かれたライカールトったら「僕は彼(その審判)ともとても仲がいいよ」なんてウィットに富んだコメントを残しちゃったりして、まったくおちゃめなやつだ。

 ワクワクしながらフジのライブ画面を見て、まずそのピッチ状態に唖然としちゃった。「おいおい、何だよ、これ!?」芝が剥げ、土がいたるところ剥き出し。天候不順なところに試合が重なったというのはわかるよ。でもさ、なぜ芝を張り替えない?金が無いわけじゃないでしょうに。世界でも有数の富豪であるロシア人アブラモビッチ(通称油)がオーナーで世界中の有名選手を法外な契約金で買い漁っているクラブに1億円なんてはした金じゃん。しかも!モリーニョのやつ、雨が降ってただでさえ緩んでいるピッチにご丁寧に水をまきやがった!その目的はただ一点、「バルサのパスワークとドリブルを封じる」ということ。ぬかるみで足を取られるとプレーヤーは早く走ったり止まったり、ボールを持ち続けたりすることが困難になる。そしてゴロのパスはスピードが落ち、地面のデコボコはトラップを難しくする。ホントにあからさまに平気で嫌らしいことをしてくる。モリーニョのヒールっぷりはつくづく堂に入っているよ。実に倒しがいがあるもんだ。

<盾と矛の戦い>
 試合開始。バルサの前3人は予想通り左から、ロナウジーニョ、エトオ、メッシ。気になる中盤はデコ、モッタ、エジミウソンだった。最終ラインはジオ、プジョル、マルケス、オレゲルの4人でキーパーバルデス。背が高く当たりに強いモッタを入れてきたのは、プレミアのクラブ対策か。ダブルボランチにしてやや守備的な布陣なんでパスワークは低下するかも。チェルシーはロッベン、クレスポ、コールの3トップに、ランパード、グジョンセン、マケレレの中盤、そして、フェレイラ、カルバーリョ、テリー、デルオルノの鉄壁の4人にプレミアリーグの連続無失点記録保持者の守護神ツェフ。いいよなあ、エッシェンいなくってもマケレレいるんだもん。ギャラスが怪我でデルオルノだけど、彼だってスペイン代表だしまったくチーム力が落ちない。うひょおお、高い壁だあ。

 この試合は「盾と矛の戦い」だから、各ポジションのマッチアップを見ていると面白い。左サイドのロナウジーニョ対フェレイラ、右サイドのメッシ対デルオルノ、エトオ対センターバックの2人、デコ対ランパード。どこも目を離せない。
 序盤は一進一退。ややチェルシーのほうがボール支配率は高いか。でも激しく攻守が入れ替わるのでどちらが優勢とも言えない。どちらも高い集中力で試合に入っており、気合の入っているのがよくわかる。コールとのワンツーからランパードがミドルを放つ。やはり積極的に攻めあがってきた。彼こそがチェルシーの攻守の要。彼が画面によく出てくるほどチェルシーは状態が良いということになる。チェルシーのサッカーをカウンターサッカーと表現はしたが、それは誤解を呼ぶかもしれない。格下の相手が引き気味にきた場合は巧みなパスワークで崩すこともできるわけで、ガチンコで攻め合いをやろうと思えばできる。ましてやこの試合はホームゲームでもあるし、バルサ相手に受けに回ると面倒なことになるということだろう、攻撃的に来ている。正しい戦術だと思う。
 だがもちろんバルサも負けていない。最大の脅威であるロナウジーニョによる左サイドの攻撃は、マッチアップするフェレイラだけでなく、カルバーリョ、それにマケレレもしくはランパードまでが加わって3人がかりで止めに入るので大きな破綻はないが、見よ!若武者メッシの突進を!

<若き天才>
 リオネル・メッシ。彗星のごとく現れ、なんと弱冠18歳にして、あっという間にレギュラーに定着してしまった彼はバルサのアイドル!!身長170センチと小柄ながら、素晴らしいスピードとドリブルに加えてパスセンスとゴールセンスも非凡であり、「マラドーナの再来」と言われている。まあ、過去にもそう言われたプレーヤーは何人もいたけど、彼はモノが違うらしい。サッカー解説者でアルゼンチンサッカーに詳しい金田喜稔氏によれば、彼の才能はサヴィオラやテベスを超えるということなので(ホントか!?)これからどんな名選手になってゆくのか、本当に楽しみ。そのメッシにはデルオルノが対応するのだが、やはり早さについていけない。20分を過ぎたあたりから右サイド深く持ち込まれる場面が出てきて、どうしても彼のサポートにマケレレやテリーが引き付けられる。すると、エトオやデコ、ロナウジーニョらへのチェックが甘くなってチャンスが増えてゆく。

 と、30分、そのメッシが中に入って空いた右サイドのスペースにオーバーラップしたオレゲルが侵入、センタリングをエトオが触ってロナウジーニョがシュート!!しかしツェフのスーパーセーブが炸裂してゴールは割れず。だが主戦場は右サイドであることが明らかになり、メッシへのチェルシーのチェックは激しさを増してゆく。2分後、デルオルノにスパイクで蹴られる。メッシの左ももに巻いたサポーターが切り裂かれているのにイエローカードが出ない。おいおい、何でだよ!完全に潰しにきてるじゃねえか!レフェリーどこ見てんだよお!と憤るが、もちろんどうしようもない。だがその5分後、ゲームの流れを決める事件が起きた。
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by redhills | 2006-05-25 07:40 | サッカー

●バルサの冒険・その1 「雪辱」~vsチェルシー(1)

<1年間待ち続けた再戦>
 昨シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)をベスト16で終えたバルサ。今シーズン、ブレーメン(ドイツ)、ウディネーゼ(イタリア)、パナシナイコス(ギリシャ)との1次リーグを危なげなく勝ち抜いて決勝トーナメントに進出したが、その初戦の対戦相手がチェルシーと決まると、バルセロニスタ(バルサファン)のアドレナリンメーターはググーンと上昇した。

 「チェルシーにだけは絶対に負けてはならない」
 これは、去年のCL敗退から1年の間、監督、選手やスタッフからサポーターまで、バルサに関わる人たちが片時も忘れたことのなかった思いだろう。かく言う僕も、チェルシー戦が決まったとき、「やったーー、(ちょっと当たるの早いけど)一番やりたかった相手だ!今度こそ勝つ!!」と快哉を叫び、「チェルシーに勝ったら、そのあとは(まあ、ありえないけど)負けてもいい」とすら思った。それくらい、とにかくチェルシーには負けることは許されないのだった。

<因縁の相手>
 去年のCL決勝トーナメント1回戦(ベスト16)の1stレグ。チェルシーとのホームゲーム、バルサは逆転で勝利したのだが、問題は試合後に勃発した。チェルシーのモリーニョ監督が「ハーフタイムにライカールト(バルサ監督)がレフェリーの控え室に入るのを見た」と爆弾発言をしたのだ。つまり彼は言外に「バルサはレフェリーと癒着して自分たちに有利な判定を導き、八百長で試合に勝った」と告発したのだった。もちろんメディアはこれを大きく取り上げ、スペインはモリーニョ非難、イギリスはモリーニョ擁護と、予想通りに評価真っ二つの大騒動に発展した。しかし彼の発言は試合の公正さを疑わせるものであり、従ってレフェリーを選任したCL主催者のUEFA(ヨーロッパサッカー連盟)に対する重大な挑戦とも取れるもの。単なるゴシップの類に収まるはずもなく、UEFAもさすがに黙殺できず調査に乗り出す事態となった。結果、モリーニョの言ったような事実は確認できなかったということになったのだが、難癖をつけられたレフェリーは結局引退してしまった。
 バルサとしても、一方的に疑惑の勝利と言われて黙っているわけにはいかない。アウェイでの2ndレグ。決着をつけてやる、として乗り込んだバルサだったのだが、気合が入りすぎて前がかりに攻め込んだところに絵に描いたようなカウンターを3発くらって、まさかの敗戦、そしてCL敗退となってしまったのだった。

<キャラも立ちまくりの両者>
 リーガエスパニョーラ、イングランドプレミアリーグで首位を独走する両チームなのだが、そのチームカラーはあらゆる点で対照的だ。これがまたホントにここまでって思うくらい違ってて面白いんだな。

 まず監督。2人が何と同い年なのも驚きなのだが、その歩んできたキャリアが全く正反対で正に「光と影」なのだ。バルサのライカールトはご存知の通り、プレイヤーとしてもスーパースター。ファンバステン、フリットとのオランダトリオはACミランの黄金期の中心で、当然CLでも優勝しているが、指導者としての経験は浅い。一方、チェルシーのモリーニョはポルトガル人だが、選手としてはまったく無名。若くして指導者の道に入り、叩き上げで頭角を現してゆく。バルサのスタッフなどを経てFCポルト監督としてCLを制し、一躍世界のトップ指導者の一人になった。また、性格も対照的で、ピッチ上では常に沈着冷静でほとんど感情を露にせず、メディアの問いかけにも慎重な対応に終始するライカールトに対し、試合中はひっきりなしに大げさなジェスチャーでアピールし続け、自信過剰とも思えるビッグマウス振りで毀誉褒貶の激しいモリーニョ。正に「静と動」なのだ。

 次にプレースタイル。どちらも4-3-3のフォーメーションを採るが、その内実はまったくの正反対。バルサはその高い攻撃力を生かすための4-3-3であり、ボールポゼッションを高く維持することによって守備の負担を減らし、相手にプレッシャーをかけ続けるポゼッションサッカー。前線の4人(ないし5人)の卓抜した個人技と熟成したパスワークでゴールを奪う、「攻撃こそ最大の防御」という、攻撃的な布陣。一方、チェルシーの基本は堅いディフェンス。最終ラインの4人が形成する堅固な壁とダブルボランチが分厚い重低音を奏で、あらゆる攻撃を跳ね返す。そして相手が人数をかけて攻めてきたところでカウンターで点を奪うという典型的なカウンターサッカー。その速攻はすでに芸術的といえるほどの正確さと切れ味で、はまったら防げるチームはない(去年のCLのバルサ戦がまさにそれ)。そう、両者は「盾と矛」なのだ。最強の攻撃と鉄壁の守備、どちらが勝つのか。純粋なサッカーの試合としても非常に興味深い試合で、世界中のサッカーファンが注目していた。
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by redhills | 2006-05-25 06:08 | サッカー

●ビッグイヤー!!!

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「実力ナンバーワン」
「最強」
「大本命」
そう言われてそのとおりに勝つのは難しい。
特に、フットボールのように試合を左右する要因が多種多様でロースコアが大半のスポーツでは一層難しい。
しかも、選手に優勝経験が無いという場合はなおさらだ。

だが。

我がFCバルセロナ(バルサ)は、今朝、ついにそれをやり遂げた。
ヨーロッパチャンピオンズリーグ優勝。
ビッグイヤーを頭上高々と掲げるプジョルを見て本当に感無量だった。

ほんの4、5年前、チームはどん底だった。
2000年以降、スペインリーグには永遠のライバル、レアル・マドリーが君臨していた。バルサは、ジダンを初めとする各クラブのスーパースター達を買い集めた「エル・ガラクティコ(銀河系軍団)」にまったく歯が立たなかった。しかもレアルの買い集めの最初の標的になったのが、バルサの攻撃の要だったルイス・フィーゴだった。2001年の彼のレアルへの移籍後、チームは華と核を失ってバランスを崩した。2002年シーズン、チームは不振を極め、一時は降格圏内か、というところまで落ちてしまう。当時のスペインリーグはBSで見れたが、僕はファンハールの采配や、オランダ人ばかりのチーム編成が大いに不満だった。

しかし2003年、転機が訪れる。
新しく会長に就任したジョアン・ラポルタは、いくつかの重要な人事を行った。
監督に若いフランク・ライカールトを招聘した。
そしてレアルやマンチェスターユナイテッドとの熾烈な獲得競争に勝利し、一人の男を連れてきた。
その名はロナウジーニョ・ガウショ。
フランスリーグでは今ひとつ実力を発揮できず、2002年のワールドカップに優勝してからも、その名のままにロナウドの引き立て役といった印象だった。

ライカールトは彼に自由にプレーすることを認めた。
たちまち攻撃に創造性が蘇り、チームにスペクタクルが復活した。
そこに、我慢して使ってきたカンテラ(下部組織)育ちの若手(プジョル、チャビやモッタら)の成長、そして、デコやラーション、エトー、ジオ、マルケスといった的確な補強が重なり、チーム力が飛躍的に向上していった。
昨年は6年ぶりにリーガ・エスパニョーラを制したが、チャンピオンズリーグではチェルシーに苦杯を喫した。

そして今年。
出だしの調子は今ひとつだったものの独走でリーガを2連覇し、チャンピオンズリーグも、チェルシーに雪辱すると、ベンフィカ、ACミランを下し、決勝戦に進出、イングランドのアーセナルに2-1で逆転勝利し、念願の欧州王者の座についた。

うれしさに筆がすべるおそれもかえりみず、バルサの今年のチャンピオンズリーグの軌跡を振り返ろうと思う。


おめでとう!!
バルサ!!!
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by redhills | 2006-05-18 16:34 | サッカー

●23人

5月15日、ワールドカップドイツ大会の日本代表23名がジーコにより発表された。
ほぼ順当、というより面白味のない、と言うほうがふさわしい名前が並んだ。

サプライズは久保と巻ということで、テレビ各局もそこを最大の見所として報道していたけれども、僕にはフォワードは誰を選んでも戦力に大差はないように感じる。
1トップ、2トップ、3トップと、状況によって攻撃の形態は変わる。
しかし日本のフォワードは何人いても圧力を感じない。凄みが感じられない。

原因は簡単だ。点を取らないからだ。
日本人フォワード5人より、アンリ1人の方がディフェンダーはどれだけ怖いことか。
だから日本が攻撃に何人人を投入しようと、ワールドクラスの相手には有効でないと思う。

とはいえ、1次リーグを突破することは世間で言われているほど可能性が低いとは思わない。
オーストラリアは確かにフース・ヒディンクは知将であり最大の脅威だが、普通に戦って決して負ける相手ではない。まあ、普通に戦ってくる相手ではないので、ピッチ上で彼の戦術をいかに見抜き、対処できるか。それができればまず負けないし、日本代表はそれが出来ると思う。
また、クロアチアも8年前に比べたらずっと戦力は落ちる。フランスの時のように気後れさえしなければ大丈夫だし、今の代表にその心配はない。
ブラジルだけは別格だが、去年のコンフェデレーションズカップのように、日本のコンディションが良好でモチベーションが高ければ、すなわちベスト16進出が見えていれば、勝てないまでもいい勝負になる可能性はそう低くない。例え勝ったとしても、それは「奇跡」というレベルの出来事ではないと思う。
僕は、やや贔屓目に見ていることを承知の上で、70%の確率で日本は1次リーグを突破できると思う。
そしてここを突破できれば、相手がブラジル以外なら(もちろんその場合100%そうなのだが)ベスト8も50%の可能性があると思う。

いや、冗談じゃなくってね。


さて。
今回の代表選考に文句はない。
ジーコについては、その采配ぶりを含めて問題があると指摘する向きは多いけれども
彼ほどサッカーを知り尽くしている人間は世界を見てもそう多くはない。
当時世界最高のチームにいながら敗れたという挫折の経験も貴重なものだ。
そのジーコが「いくら才能があっても、満足に練習できない者をワールドカップに連れて行くことはできない」と言って久保を外したことは、結果はどう出ても僕は評価する。

ただ1つだけ、1つだけ。
なぜ松井を入れなかった?
現代サッカーにドリブラーはいらない?
ファンタジスタは俊介1人で十分?
海外枠はもう一杯?

いいさ。
ドイツ後のジャパンは松井のチームになる!
松井よ。
もっとフィジカルを鍛えるんだ。
そして左サイドだけでなく、トップ下でのプレーを磨くんだ。
2年後のアジア杯では「日本のロナウジーニョ」と(テレビで勝手に)言われるように!
そして南アフリカに行こう!

って、気が早いか。

まずはドイツで美味いビールが飲みたいね!
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by redhills | 2006-05-16 02:42 | サッカー



赤坂日記・・・赤坂在住の"Akasakan" リトルが、東京のへそで日々の思いを綴る。
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