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"the Akasakan diary"    ~リトル君の赤坂日記

●2月11日

昨日に引き続き増村特集。今日は楽日。祝日の朝だというのに結構な混み様。「痴人の愛」「刺青」。前者は言うまでも無く谷崎の映画化。現代を舞台にリメイク。京浜急行バスに懐かしさを覚える。ロケ地はおそらく逗子方面か。大楠道代は「ツィゴイネルワイゼン」であるが、この若さはじけるナオミも良い。それにしても田村正和は若い。しかし声は変わってない。あの、気の弱そうな弁解がましい口調も。後者は一転時代劇。若尾主演。昨日と違ってカラーのために若尾の肌の白さが際立つ。しかし艶かしい。色彩の美しさに息を呑む。さすがは宮川一夫。日本映画が生んだ最高のカメラマンの名に嘘偽りなし。
帰りにジュンク堂へ。久しぶりに行くと1階にレジが集中していて2階以上はかなり広々としている。前からこうだったか。「夜回り先生」とその続編を読んでしまう。子どもは社会の鏡であるとの思いをより強くする。いつも被害者は子どもなのだ。ふと子ども時代に読んだ本に出会いたくなり、児童書のコーナーをのぞく。「飛ぶ教室」「エーミールと探偵たち」「二人のロッテ」…あったあった、ケストナーの岩波少年文学全集。このハードカバー、この挿絵。まったく変わってない。奥付を見ると去年に版を重ねている。良かった。いいものは残すべきだ。何かとても嬉しくなる。ついでではないが、そばにあった、トールキンの「シルマリリオン」を買って帰る。明日あさっては掃除と読書で過ごそう。
by redhills | 2005-02-11 22:43 | 日記
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赤坂日記・・・赤坂在住の"Akasakan" リトルが、東京のへそで日々の思いを綴る。

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