●安産と難産(W杯7日目)
●エクアドル(2勝) 3-0 コスタリカ(2敗)
いやもう、とにかくエクアドルのサッカーの効率の良さ(つまり上手さ)に脱帽。試合開始早々の先制、後半開始早々の2点目、そして試合終了間近での3点目、それらすべてを、2人のフォワードと8番の選手の3人のオフェンスユニットで決めてしまう。彼らの体の中にはサッカーというスポーツをするための遺伝子が組み込まれているのではないか、と思えるくらい、試合運びが上手い。ヨーロッパで活躍してる選手がいなくても、ピッチに立ち、ボールを蹴れば、何をするべきかを知っている。それにしても、あっさりとゴール決めてくれるよなあ。 この結果、A組は3戦目を待たずに、早々とドイツとエクアドルの突破が決定した。コスタリカにワールドカップの壁は厚かった。 本当に羨ましいのは、エクアドルのセンタリングの正確さ!日本の技術が高いだって?寝ぼけたこと言う前に、まずはセンタリングを練習してくれ! ●イングランド(2勝) 2-0 トリニダード・トバゴ(1分1敗) スウェーデン相手に奮闘し大いに評価を高めたトリニダード・トバゴ。サッカーの母国相手にどこまでやるかという一戦。 試合はほぼイングランドがボールを支配して攻め続けるが、スウェーデンを苦しめた粘り強い守備は健在でゴールを割れない。守備的なためにスペースが無くオーウェンが生きない。クラウチの高さも、何と2メートルを超えるセンターバック、ローレンスに封じられる。ならばと、ランパードやジェラードが交互に攻撃参加するも、得点できない。 後半、2バックにして8人での波状攻撃を展開、相手の3倍以上のシュートを放つも点が入らない。切り札ルーニー投入も実を結ばず、逆にカウンターからあわや、というシーンもあり、イングランドサポーターのイライラが落胆に変わりつつあった83分、やっとベッカムのクロスをクラウチの頭が捉えた。ベッカムをフリーにしてしまったのと、その時クラウチについていたのが、もう1人のCBだったのが悔やまれる場面だった。これで一気に士気が落ちてマークが甘くなったところで、最後はジェラードの狙い澄ましたミドルがゴールを射抜いて試合終了。苦戦しつつも、イングランドがB組突破を決めた。 あ、そうそう、この試合、日本の方が主審でした。無難なお裁きだったと思います。ご苦労様でした。 ●スウェーデン(1勝1分) 1-0 パラグアイ(2敗) 負けたほうが脱落というサバイバル戦。特にスウェーデンにとっては、最後に控えるのがイングランド戦のため、この試合の引き分けは負けに等しい。出だしから攻勢に出る。だが、守ることなら本職のパラグアイ、イングランドにも攻め込まれて点を取られたわけではない。望むところと、キャプテンマラガを中心に堅守で凌ぐ。後半、調子の上がらないイブラヒモビッチを交代させるスウェーデンベンチの采配に勝利への執念が伝わってくる。が、パラグアイも必死。無人のゴールに転がっていったループシュートを間一髪で蹴りだす。時間がじりじりと過ぎ、このまま引き分けかも、と思ったとき、スウェーデンの高さが機能し、リュングベリの決勝点が生まれた。 この結果、パラグアイの敗退が決定した。スウェーデンはトリニダード・トバゴに対して優位に立ったが、イングランドに負けると敗退の可能性がある。それに、2位通過でドイツと当るのはイングランドもスウェーデンも嫌だろう(まだドイツが1位とは決まってはいないが)。勝った方が1位となる、イングランド対スウェーデン戦はガチンコの激しい戦いになると予想される。
by redhills
| 2006-06-16 17:16
| サッカー
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